奥野修司のレビュー一覧
-
認知症になったら人生終わる、は間違い。出来なくなることはあるけど、出来ることもある。何も出来ないと決めつけないで、何か出来ることを見つけること。本人も周囲も。
自分や周りが認知症になった時への備えとして読むことをおすすめします。
あと分かったのは、一人暮らしならいざ知らず、家族と同居している状況で家...続きを読むPosted by ブクログ -
ここにある物語はほんの一握りです、まだ人と話すのがつらい方が何百人、何千人といるのが現状です。それでも自分の周りはどんどんと前を向いて進んでいく、自分だけ取り残される、そうゆう人たちの手助けがまだ足りていません、自分の家族が無事ならそれでいい、そうゆう人が多すぎます。我々は一つの魂が分かれて生まれた...続きを読む
-
改めて考えてみると、自分が口にしているものがどのようにして作られているのかを知らないという事実は恐ろしい。
また、「海外で作られているものが日本に入ってくる」という地点でその食品は古いものが多くなるのは必然だろう。同様に、コンビニで売られている日持ちするお弁当、おにぎり、パン。これらも、冷静に考えて...続きを読むPosted by ブクログ -
怖い中国食品、不気味なアメリカ食品。奥野修司先生の著書。これを読んだら中国食品、アメリカ食品を口にするのに恐怖を感じるようになった。自分で食材を買って料理するなら中国食品、アメリカ食品はなるべく買わないようにと意識できるけれど、外食やお弁当、お持ち帰りのお惣菜には怖い中国食品、不気味なアメリカ食品が...続きを読むPosted by ブクログ
-
2018年初読み。
現実はお話よりも奇なりとはまさにこれ。
残された家族、妹さんとお父さんがすい臓がんに侵されたところは涙涙。
お母さんのもろさと、お父さんも妹さんも怒りやその他の感情のぶつけどころがないために、もし、日本にも被害者家族の心のケアが国から手当されていれば全然心と体の在りようが違ったの...続きを読むPosted by ブクログ -
◆ 寝ていても頭が働いている/眠りが浅い/夢を見る
◆前向きになれたきっかけ
①仕事を続けられている、②地元で支えてくれる人がたくさんいる、③全国の当事者との出会い、④いつも笑顔でいる
◆できることまで取り上げるような介護ではなく、できない時にちょっとした助けをして欲しい
車の営業職の醍醐味が面白...続きを読むPosted by ブクログ -
「そして父になる」の映画が良かったので、原作が気になり購入しました。持って生まれた性格はあるにせよ、育った環境がその人の人格にも人生にも大きく影響するんですね。産みの親と育ての親、とても難しい問題だと思います。なかなか考えさせられます。
-
でも、彼の信じるている希望は心に響きました
俺もいつか父親に会えるのだとしたら…
-
もっと早く読めたんだけど読み終わってしまうのが惜しくって
城間家は複雑すぎ夏子も照光も親より♂♀が強かっったのかな…
美津子ちゃんも真知子ちゃんも親から離れてからの人生のほうがずーと長いからこれからやでーこれからやー
まだまだ色々あるからーPosted by ブクログ -
先日、川崎市で起きた中学生殺人事件の犯人は18歳の少年。彼は少年法によってプライバシーを保護され、国家による無償教育を受けて、数年後に社会復帰する。そして、どんな償いをしたのか、どのように復帰するのかは、社会にも被害者遺族にも明らかにされることがない。
少年による凶悪犯罪が起こるたび、日本の少年法...続きを読むPosted by ブクログ -
テーマが重くて読んでて辛かったが、間違いなく珠玉のノンフィクション。
赤ちゃん取り違えから6年経っての交換、分かれる明暗、それぞれの家族模様、、、
残酷な運命を受け入れそれぞれに必死に生きようとしたり、はたまた運命に耐え切れず自堕落になっていく関係者達の姿に読んでて釘付けになった。
終章で2人の成長...続きを読むPosted by ブクログ -
足を踏んだ方は忘れることはある
しかし
足を踏まれた方は決して忘れられない
ましてや
ひとつしかない「命」である場合
その 苦しみ 痛み は
想像を絶するものがあるだろう
一度きりしかない「生命」
を 理不尽な「死」
それも「殺人」という形で
奪われてしまった遺族に
ここまで 寄り添って
書き上げ...続きを読むPosted by ブクログ -
映画の原案にもなったノンフィクション。
取り違えられた子供とその家族の苦悩が描かれる。
最も心を通わせるはずの親と子がそれを断たれ、再生しようともがく姿は切ない。
ノンフィクションを読んで泣きそうになったのは、これが初めて。Posted by ブクログ -
「そして父になる」の原作本として紹介されていたので読み始めたが、設定・結末ともに全然違うものとして描かれている。「取り違え」の根深さを知る1冊。Posted by ブクログ
-
沖縄県で発生した赤ちゃんの取り違えて事件をはじめとする17年(文庫本用の新章を含めると24年)にも渡って追いつづけた著者によるルポルタージュ。
奥野さんの本は以前に『心にナイフをしのばせて』で衝撃を受けていたのだけど、こちらも本当に衝撃的。こんな困難な状況であっても、前を向いて子供と向き合い、立派...続きを読むPosted by ブクログ -
いわゆる「取り違え」の家族にインタビューをした作品。
自分の育てた子は、血縁的には他人の子どもだった。では、どうするのだ?
読み進めてみると、最初予想のしていた展開とは全く異なる。たぶん、これを読むだれもが想像する「取り違えの物語」ではない。
これは、家族の話であり、一人の人間がどう生きる...続きを読むPosted by ブクログ -
「そして父になる」観賞後に読みました。重夫と智子の子、美津子。照光と夏子の子、初子(後に真知子)。取り違えという悲劇にあってから後の15年以上を取材した奥野氏による渾身のドキュメンタリー。実話であるだけに、映画以上に重苦しく、読み進めるのが苦しいほど。美津子と真知子、それぞれが成人し、自立していく頃...続きを読むPosted by ブクログ
-
沖縄の2家族に起きた1971年(昭和46年)に生まれた赤ちゃん取り違え事件。25年の取材に及ぶドキュメンタリー。
読み進めるペースが遅いのは、噛みしめたいからあもるけれど、かなりの衝撃を受けました。
女の子2人の取り違え。
幼少期、思春期、そして30歳。
家族の関係だけではなく、夫婦の関係につい...続きを読むPosted by ブクログ -
40年前の沖縄での嬰児取り違え事件をその後25年に渡って追いかけたノンフィクション。自分は親でもあるのでこの本を取り違えられた親子両方の視点で読んだ。血の濃さはは情を超えるけども、情の濃さは血の繋がりすらも凌駕する。一見パラドックスのようだけども、結局どこまで親が愛情を注いだかの一点に尽きるのだなと...続きを読むPosted by ブクログ