【感想・ネタバレ】心にナイフをしのばせてのレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年05月17日

犯罪被害者を保護する団体が解散したと聞いた。
この本は、犯罪の被害に遭われた方と
残されたご家族や関係のあった人たちの
その後の生活や心の穴がえがかれています。

加害者も被害者も人間で、それぞれに
生きてきた背景があって
ある時に罪が生まれます。それを裁くのも人間。

人を殺すということを、簡単に...続きを読む考えてはいけない。
何があっても、そう思うことが大事です。
なぜ人は人を殺すのだろう。

何かを話し合って、想いを伝え合うことが
互いにもっと上手ならばこんな
思い込んで他人を傷つけることをしようとは
思わないのじゃ無いだろうか。
もっと、人はディスカッションするというか
考えを話し合うことを
したほうがいいんじゃ無いかな…。と思う。
人間って難しいな。

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Posted by ブクログ 2018年01月06日

2018年初読み。
現実はお話よりも奇なりとはまさにこれ。
残された家族、妹さんとお父さんがすい臓がんに侵されたところは涙涙。
お母さんのもろさと、お父さんも妹さんも怒りやその他の感情のぶつけどころがないために、もし、日本にも被害者家族の心のケアが国から手当されていれば全然心と体の在りようが違ったの...続きを読むになと2018年に思う。
もし今、こういう事件があったなら被害者家族の心のケアはどうなるのかな…と気になるところです。

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Posted by ブクログ 2015年03月10日

先日、川崎市で起きた中学生殺人事件の犯人は18歳の少年。彼は少年法によってプライバシーを保護され、国家による無償教育を受けて、数年後に社会復帰する。そして、どんな償いをしたのか、どのように復帰するのかは、社会にも被害者遺族にも明らかにされることがない。

少年による凶悪犯罪が起こるたび、日本の少年法...続きを読むが被害者側の救済と加害者の更生に役に立っているのかが議論される。その参考となるのが、1969年に起きた高校生による同級生殺人事件の被害者、加害者側の30年後を追った本書。

結論を言えば、加害者少年から遺族への謝罪はなく、少年の親も金銭的賠償を途中で放棄する。そして、少年は社会復帰し、結婚し、弁護士となる。著者と被害者遺族はその弁護士と連絡をとるが、謝罪の言葉どころか暴言を浴びせられる。

殺人を犯した少年が、「更生」し、弁護士になる。これこそ、まさに少年法の目的を充分に達成したケースなのか。「更生」には罪の意識を持つことは含まれないらしい。

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Posted by ブクログ 2014年11月25日

足を踏んだ方は忘れることはある
しかし
足を踏まれた方は決して忘れられない
ましてや
ひとつしかない「命」である場合
その 苦しみ 痛み は
想像を絶するものがあるだろう

一度きりしかない「生命」
を 理不尽な「死」
それも「殺人」という形で
奪われてしまった遺族に
ここまで 寄り添って
書き上げ...続きを読むてくださった
奥野さんに頭が下がる
本当に尊い仕事をされたのだ
と 思う

読み進めているだけで
重くて切なくて
途中で投げ出したくなるけれど
今 私たちが生きている
この世の中に 実際に起きていること

読んだ私ができることは
次の読者に手渡すこと

決して忘れてはならないこと
が ここにある

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Posted by ブクログ 2012年01月29日

川崎での事件。
近所での事件だったのに知らなかった。
加害者のその後は、読んでいて非常に憤りを感じる。
殺人に関して、少年法なんて不要。

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Posted by ブクログ 2018年01月04日

本書でも酒鬼薔薇聖斗と比較してますが、同級生同士の殺しなのでもう少し両者の言い分と、学校自体に焦点を当ててもよかったのでは?と思いますが、とりあえず随分前とは言えど痛ましい内容ですね。。

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Posted by ブクログ 2017年12月03日

殺人事件の被害者家族のその後を追ったヒストリー。いかに事件の衝撃が10年後、20年後、半世紀たっても事件に翻弄されるのか、深い衝撃を感じた。心の傷をフォローに対応できる体制が社会にはなく、傷を抱えたまま暮らしていくことの残酷さを顕わにしていると思う。被害者の妹さんの「常識的な対応が、必ずしも心でこも...続きを読むったものとは限らないし、むしろそうではないことが多い」という言葉は、厳しい現実とともに歩んできたからこそ絞り出される見解だと感じた。

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Posted by ブクログ 2015年09月06日

大切な家族を、ある日突然誰かに殺されてしまったら。
こういう想像を、軽くでなく真剣に我が事として考えてみるひとはいないだろうと思う。
ひとは、殺人事件になど巻き込まれないと根拠もなく思い込んでいる。わたしを含めて。

本書は、高校生になった少年が同級生に無残に殺された事件の被害者を丁寧に取材して書か...続きを読むれた一冊だ。
こういった事件が起きると、わたしたちの関心は加害者の心情や背景にばかり行きがちだ。
そういったものを知ることにより、自分や自分の関係者が加害者にならない術を見つけたい。わたしはそう思うことと、単純な好奇心から事件を扱うルポルタージュをよく読む。
でも結局いつも、加害者の心情を知っても理解が出来たことなどまず無い。
例えば誰かに絡まれて、振りほどいた手が強すぎたためか相手が転倒して頭を打って死んだ。
こういった偶発的な殺人事件なら、どっちが被害者だかわからないということなどから加害者の気持ちも理解しやすい。
しかし、はなから殺すつもり、それも恨みとかいったものでなく単に殺したいからという理由で殺人を犯せる人間の気持ちなど理解出来るわけがない。理解出来たときは、きっと自分も同じことをしているだろうから。

本書で扱うのは加害者側でなく、被害者遺族だ。
ここに本書を読んでおいたほうがいいと言える価値がある。
殺された少年はとてもいい子で、といった被害者賛美で終わるのでなく、遺された家族の終わることのない苦しみが描かれていることが大切だ。
事件を報道によって知った人間が、事件のことを忘れてしまっても被害者の苦しみは形を変えながらつづく。
本書で扱うように、加害者が少年なら尚更悲惨なことだろう。
僅か数年で加害者は何も無かった顔で社会に戻ってしまう。更生したということにされて。

更生は、目に見えるものではないし、数値で表されるものでもない、試験もないのに何を基準に判断するのだろう。
被害者遺族に、更生を認めますと決める権利もない。
制度ありきの日本のやり方は、被害者遺族に皺がより過ぎている。

本書は、司法にも一石を投じた一冊だ。
ルポルタージュなら中立であることが前提だとは思うが、亡くなったひとは言い訳も出来ないのだから、どちらかに比重を置くなら被害者側だろうと思う。
加害者の更生や社会復帰といった過剰な人権保護ばかりで、被害者遺族は置き去りという我が国の状況を僅かながらでも改善させるきっかけを作った。
ひとを殺した人間には手厚く保護をするのに、殺された側の人間は勝手に乗り越えろということには憤りしかない。
わたしは最近になって本書の存在を知ったのだが、ひとりでも多くのひとに読んでもらい、被害者遺族の気持ちを忖度することから始めてもらえたらと思う。

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Posted by ブクログ 2015年02月11日

最後まで読み、怒りを憶えました。
少年法が以前と変わったといえ、いまだに被害者より加害者の更生のために、たくさんのお金が使われています。名前も報道されず、時期がくれば名前を変え、社会に戻ってきます。
被害者家族のやりきれない気持ちはどこにいけばよいのでしょうか。
この本の中では、被害者家族達はこの事...続きを読む件の後に崩れていきます。
その保障も支援もされないのが現実なんですね。
偉い人達には、少年Aは更生したと思われているんでしょうね。被害者側からの目線ですがもし更生していたらあの言葉は出てこないですよね。

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Posted by ブクログ 2013年02月23日

酒鬼薔薇事件に似た類の事件が他にもあったとは。しかも過去。

おそろしい話。
少年法って何なんだ
少年Aどんな神経してんだ

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Posted by ブクログ 2013年02月09日

被害児童のご家族の生き様が事細かく書かれていて胸が苦しくなりました。
どんなことがあろうと殺人だけは絶対にしてはいけないと心底思います。
そして、この加害児童が本当に憎いです。
また、マスコミについても考えさせられました。

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Posted by ブクログ 2013年01月17日

酒鬼薔薇事件の何年も前に類似した残酷な事件があったことには驚いた。そしてまた少年Aの心理がまったくもって理解不可能。
少年法、被害者家族へのあまりのケアの無さについて深く考えさせられる。読後も少年Aへの怒りはおさまらない。

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Posted by ブクログ 2012年10月16日

「28年前の酒鬼薔薇事件」と呼ばれる
1960年代に起きた高校生による同級生の首切り落とし事件を
10年に渡り取材して、被害者遺族と加害者の時系列。
加害者は、当時少年だったことにより刑罰歴は残らず
弁護士になっているものの、何の反省もなく損害賠償金を
支払う意欲も見せないばかりか、遺族を罵倒する場...続きを読む面も。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年03月04日

30年以上経てど、被害者への謝罪はなく、少年Aの父親からの慰謝料も僅かしか払われていなかった。少年Aは、弁護士となり(2008年、『週刊文春』で被害者の母親の手記が出る頃、登録を抹消している)、家族を築き「普通の人」として生活をしていた。殺人犯であるという自分の「前歴」を隠すことが、彼にとっての「更...続きを読む生」で、被害者家族や社会一般の人が望む「更生」とは遠い現実。被害者の父親が拠り所にした「人を憎まず平和でいたい」という言葉が印象に残った。

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Posted by ブクログ 2012年02月01日

長かった。少年犯罪被害者遺族に興味があるか、ノンフィクション、ルポタージュに興味がある人以外には、あまりおすすめできないです。

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Posted by ブクログ 2012年01月24日

犯罪被害者、その遺族のあまりにも重く深い傷、なんの因果でこのような闇を背負って生きなければならないのか、暗澹たる気持ちにさせられる。
その一方で謝罪も反省も無く、少年法の下で前科もつかず、どころか場合によっては国からの援助もうけて、更生の名のもとに幸せな人生を送る加害者、どう考えても間違ってるとしか...続きを読む思えない。
もしも我が子が、と想像すると、当然湧き上がるであろう復讐の殺意を抑えられる自信はオレには無い。

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Posted by ブクログ 2012年01月09日

1969年春、横浜の高校で男子生徒が同級生に惨殺された。
「28年前の酒鬼薔薇事件」の被害者を追ったノンフィクション作品。

当時は少年犯罪の加害者の更正ばかりが問題となってたようです。
私は「酒鬼薔薇事件」もそうだけど、少年犯罪ということで山口県の事件も含めて考えさせられました。
加害者の更正と事...続きを読む件の解決は違うんじゃないかと。

本当の事件の解決は、加害者を裁判するのではなくて、被害者も含めた全体の解決が必要かと。
よく裁判でも焦点が精神鑑定にいくけど、それは加害者だけの話ですからね。
事件は加害者と被害者表裏一体のはずなのに。

そんなこんなで非常に重たいテーマですが、オススメの作品です。

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Posted by ブクログ 2011年12月19日

1969年、川崎で起きた10代による殺人事件の被害者遺族は
現在もなお心に深い傷を負ったままだ。
一方加害者は少年法に守られて普通の生活を送っているという…。

28年後、酒鬼薔薇事件が発生し
状況の類似性から取材を始めた筆者は
次第に被害者遺族の心理を理解しようと迫る、
という最終的に加害者の『更...続きを読む生』とは何を意味するのか
答えは出ないが考えさせられる書。

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Posted by ブクログ 2020年04月04日

1969年に起きた高校生首切り殺人事件を長年の追跡調査によって明らかにしたルポ。一部、著者への批判があるものの、犯罪被害者等の心情を赤裸々にする。いじめ、更生、レジリエンス...。言い切れない事の重大さ。少年Aはその後、弁護士として活躍するもこの著書によって消息不明に...。自身が当事者となった時に...続きを読む迫られる決断。そう簡単に答えなど出せないが、考え、行動し続けるしかない...。

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Posted by ブクログ 2015年08月05日

108円で購入本。

こちらサカキバラ君ばりの連続殺人者の被害者の遺族の家族のルポタージュでした。

加害者の家族の話や、犯人のその後の話などはよくフィクションでもあったりするけど、被害者遺族のその後はなかなかないなと読んでて思う。

プラス、ものすごい大変なんだなと。残された人間のその後。すごい傷...続きを読むを負って生活してる。むしろそんなことした連続殺人者が14歳だったことで、更生施設で更生したうえで弁護士になって金儲けしてる。ってことにもびっくりした。

しかも、殺した相手に払う慰謝料?なども滞納したりとか。。。。金じゃないだろうけど、だけど、だけど、最低限の約束は果たすべきだよね。
帰ってこないけど、なんだかとてもとても腑に落ちない法律ばかりなんだな。と改めて思う一冊でした。ノンフィクションです。

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