椎名咲月のレビュー一覧
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ネタバレそういえばこの作家さんって、BL系だなぁって、買ってから思いましたけど、ヒロインのアシュリーは男装はしてるけどちゃんと女の子だし、最初からヒーローのシルヴァンはアシュリーが女だと分かっていながら、アシュリーはそれに気付いていないってのもいい感じです。
途中、ちりばめられたヒントから、アシュリーの出生は予想できましたけど、母が生きていたのはちょっと驚き。
後半の展開は結構早いですが、なんとなくシルヴァンの掌の上でみんな踊ってたって印象で終わりました。意外と腹黒なシルヴァンですが、バージルが思うように、アシュリーのためなら、国を盛り上げてくれそうです。 -
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ネタバレ王女様なのに斧槍を振り回すロザレーナと悪評高き隣国皇太子のラディガー。ラディガーはロザレーナが好きだけど、ロザレーナは元々婚約者のハインツが好きで、ハインツを見殺しにしたラディガーは嫌い。
ハインツが亡くなっていることで話がかなりややこしくなってます。
ハインツの死の真相が明らかになると、ハインツって嫌な人って思っちゃいますけど、彼もオクタヴィアを妻にするために、なりふり構ってられなかったんでしょうね。結局は自分がやってしまった卑怯な手で自分の首を絞めちゃったって感じで、ちょっとかわいそうかなって思いました。
ラディガーも本当は純粋でロザレーナ一筋だったのに、噂がろくでもなさすぎて、ロザレ -
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ネタバレ身分違いのお話で、好きな設定ではありましたけど、積極的に事業をやっている公爵様っていうのは珍しいかなって思いました。
フレイは最初からセレーンのことを好きっていうのが分かるし、セレーンが自分の気持ちを自覚していないっていうのにやきもきするのは分かります。でも、次兄に襲われたセレーンをそのまま・・・っていうのは、なんだかなぁ。そこはいたわって欲しかったように思います。
それにセレーンと結ばれたあとにも、フレイには貴族の令嬢が・・・っていうセレーンに腹を立てたのは分かりますけど、ちょっとそのあとの夜伽のシーンは長いかなぁ。
求婚してきたギリアムもまるっきりの当て馬っていうのは予想できましたけ -
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ネタバレ同じタイトルでも登場人物が違うから、違う話かと思ったら、続編でした。
しばらくぶりだったので、前のストーリーをすっかり忘れてましたけど、だんだん思い出して、そうそう、エロさんのお話でしたね。
エルンストはまたしてもあぶれて(っていうか、エロさんを諦めてたら、ちゃんとエッティラとくっつけてたんですけど)、横からかっさらわれちゃいました(^^ゞ
デービットも初恋を9年も温めて、始終、エッティラへの気持ちがダダ漏れしてるのは、なんかいいです。
気になったのは、なんか空白が多いんですよね。口調っていうか、なんていうか、それがちょっと読みづらかったです。
まあ、この状態だと最後8月10日が来るま -
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ネタバレ前巻は面白かったのに、2巻目はうーんって感じでした。
レアティーナの4人の兄上たちがやってきて、カリアスをいじめるってところは予想通りでしたけど、あんなしきたりを出して来て、レアティーナとカリアスのラブラブが少なくなっちゃったのは残念。
しかも途中からはレアティーナとカリアスは前巻の件の黒幕達へのお礼参りに出かけていって、兄たちが出てこなくなってしまいましたし、この巻は兄たちの話だけにして、カリアスがいじめられながらもレアティーナを守ったりして、しぶしぶカリアスを認めるってところまででよかったかも。で、3巻目にお礼参りの話にした方がもっと話が膨らんで、面白かったんじゃないかなって思いました。 -
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ネタバレ姉姫との結婚のために来ていた皇帝レオンハルトに見初められて結婚した妹姫のエレノアに、親子なのに、妻が不貞を働いた際にできたと思い込んで、息子の嫁を毎回誘惑する義父のヨアヒムとか、情熱的な仮面の青年のヘルムート(実はレオンの変装した姿)とか、出てくるキャラとしては、まあ嫌いじゃないんですけど、なんかイマイチ最後までもやもや感がありました。
レオンに似たヘルムート(本人ですし)に惹かれるのを必死で止めようとしているエレノアに迫るヘルムートは、いくら皇帝でない自分として愛したい・・・と思っていたとしても、あれはやりすぎでしょう。エレノアでなくても幻滅しそう。ケンカして「実家に帰ります!」っていう気 -
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ネタバレ3巻の「紅の沙漠をわたる姫」のスピンオフ2つということなので、ちょっと他の巻とは違う感じです。
今回は、お姫様は出てこなくて、主人公も近衛兵のナルメルと部族長のラフィニアです。
<大河は愛をつなぐ>
「紅の沙漠をわたる姫」からは5年後のお話。
ちらちら名前は出てくるのに、結局最後までナティールやユスティニアは出て来ませんでした。二人の子供である王太子は出て来たんですけど、5年後の二人も見たかったです。
今回の主人公は皇子様のアリアス。
左腕をケガしてて、やる気も全然ない状態でしたけど、ナルメルに会って、だんだんやる気を取り戻したみたいです。やっぱり、男はやる気がないと、楽しくないですね。
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ネタバレ前巻の「緑の森を拓く姫」の続編です。
続編なので、エリスセレナとイシュトファルのラブ度アップ?って思ったら、前巻より少なくなってました。
最初にケンカして、ラインヘルドにイシュトファルが向かったあとは、しばらく別々だし、うさんくさいヴィクストールとの一緒にシーンは多いんだけど、エリスセレナ自身がヴィクストールを嫌いと思っているから、エリスセレナのイライラが伝わってきます。
女公としてのエリスセレナは、若いなりにがんばってると思います。マティアス修道士にはやられっぱなしですけど、最後はちゃんとマティアス修道士の陰謀を防いでますし。
最後、エリスセレナとイシュトファルがいい雰囲気だったんだけ -
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ネタバレシリーズ4作目。3作目を0とすると、
・4作目:300年後
・1作目:500年後
・2作目:1000年後
ということで、時代としては、3作目と1作目の間の時代のお話のようです。
(全部出たら、順番に読むとブラーナ帝国の衰退の様子が分かりそうですが・・)
ニンジンのような髪がコンプレックスのプラーナ帝国の皇女エリスセレナが、同じ国なのに聖王庁から任命されたヴァルス皇帝とゲオルグ公という二重の政権を持つヴァルス帝国に輿入れします。
やっぱり、政略結婚ではありますが、聡明なエリスセレナは、納得して向かいます。その途中寄り道で寄った教会堂で聖騎士イシュトファルと出会いますが、彼は婚約者の義弟という