江波戸哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
篠田の日記を覗き見ることから、
物語が始まる。なぜ日記が見れるのか?
という疑問は、最後の段階で明らかになる。
形式的には面白いが、日記にしては、
セリフがきちんと書いてあるので、こまめな男である。
日記を一生懸命書くタイプの男ではないような気がするが。
昔言葉えいえば、「窓際族」なんでしょうね。
不動産バブルの終焉で、空き家が多くできる。
値引きが 20%というが、もっと資産価値は下落した時期。
見切り発車が必要であるが、
集団左遷した人間 50人に 10億円の目標を立てさせ、
取り組ませる。
花沢が、実にじれったい男で、なんとも言えぬ 人間味がある。
この男が、この物語のキーマンですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近ドラマでやっていた、不動産会社で集団左遷された50名、期日までに10億円売れるか?主人公が徐々に熱い気持ちを取り戻し、部下とともに売り上げ達成を目指すところや、日記で振り返りながら実際で物語が進んでいくパターンは新鮮でとても読みやすい。
しかし!池井戸潤作品みたいな逆転スッキリを期待していたら、がっかりというかめちゃくちゃ消化不良。超むかつく副社長を倒せず、やけ酒飲んで車に轢かれて死ぬとは・・・。
滝川ってやつが花沢のスパイ行為を最後まで主人公に言わないで自分はちゃっかり事務の春子とできちゃって、こいつが戦犯。
とにかく最終章直前までは面白いけど最後でだいなし。
調べたらドラマはだいぶ改変 -
Posted by ブクログ
リーマンショック後の銀行の取り組みを描写。
プライベートバンキングの高梨。
ファイナンシャルプランナーの南野。
の二人を軸にしながら、銀行員の幹部の悪戦苦闘を描く。
頭取になるには、アメリカの金融関係の人脈がないと
正確に状況はつかめないのかもしれない。
みんな善良で、悪人はいない。
クレーマー的な存在がいるが、小粒すぎる。
悪役が、いないので、起伏の少ない物語。
登場人物が、多すぎて、迷子になりながら読み終える。
アメリカの金融工学を駆使した金融業ではなく、
日本の風土にあった金融業のあり方を探ろうとしている。
やっぱり、銀行員は好きになれない人種の集まりだね。
その銀行員を擁護したい作品 -
購入済み
生きていてほしかった
主人公の篠田が亡くなってから彼の日記帳を紐解くというストーリーだが、篠田には生きてほしかったと思う。彼が生きてこそベタかもしれないが集団左遷がいきてくるのではと思うがいかがでしょうか。
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Posted by ブクログ
基軸通貨について知りたくて読書。
ドルで資産運用している人間としては大きな関心事。
一国の通過だったドルが第一世界大戦を経て国際的な基軸通貨へと駆け上るまでの歴史と現状、そして未来を推理した小説で構成。
100年での変化だと考えると今後、基軸通貨が変わっても不思議はない。しかし、100年前と異なる点は、大国と大国による武力戦争が起こる確率が大きく減っていることがある。2度の大きな世界大戦によって超大国となったアメリカのような国に、その国家を消し去るような戦争なしでロシア、中国がなりえる可能性は低いのではないかと思う。
「ドルに変わる基軸通貨は?」の結論もやや消化不良。全般的に経済書より -
Posted by ブクログ
何と言っても、タイトルと表紙のイラストにインパクトがある。
サラリーマンの悲哀さが滲み出ているのだ・・・。
主人公は会社の早期退職に応募。
割増の退職金を糧に、友人の支援を得て新しい会社を立ち上げる予定だった。
しかし、最終出勤を終えて我が家に帰ると、何と家族全員がいなくなっているのだ。
主人公はあちこちに連絡をし、家族の消息を探る。
そして今まで自分が知らなかった息子や娘、そして妻の意外な一面を知ることとなる。
家族たちは仕事ばかりで家を顧みなかった夫(父親)との縁を切ろうとする。
「熟年離婚」なんて言葉が流行したが、まさにこれがテーマの小説。
特に日本の団塊サ