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Posted by ブクログ
新装版 銀行支店長 (講談社文庫)
2019/1/16 著:江波戸 哲夫
三友銀行副頭取から旧大昭和信用金庫本店である飯田橋支店への異動を命じられたのは、主人公である片岡史郎、当該支店の運営は一筋縄にはいかない。
合併により同じ釜の飯を食うこととなった三友銀行と大昭和信用金庫、名前は統一となるも人の気持ちは統一出来ない。
片岡史郎は難店舗である飯田橋支店の立て直しに成功するのであろうか・・・。
1992年に単行本として刊行された本書、今春よりドラマ化されるとのことで手に取る。
時代も今とはほんのひと昔。AIやフィンテック等はまだ表面化していないものの、コンプライアンス等を少し意識しているような背景を持つ時代。
まだまだ根性や努力等が前面に出ていた、良いも悪いもバリバリ働くようなそんな時代。
問題の本質はそれは今も昔も変わらず。人と人の問題。
テーマは変わらないものの、厳しくも苦しくもある良い時代のそれは今とは少し違う受け方があった。
読んでいるだけでも汗が吹き出しそうになるような興奮する描写には長年を経ても愛される理由がそこにあるように感じる。
本書の映像化についても時代の描写を含めて目が離せない。
Posted by ブクログ
地元に根強い信用金庫を吸収合併し、その旧本店に新しく支店長として出向くことになった大手銀行マンの活躍を描く。
同じ金融機関といえども、会社が違えば社風も社員のモチベーションも異なり、一旦その環境に慣れてしまえばなかなか抜け出すことはできない。ましてや、大手銀行に合併された信用金庫の人々からすると押し付け以外の何物でもないと感じてしまうのも当然か。そのような環境の中、同期のライバルは合併側の協力を得られず失敗。そこに立て直しを任された主人公はいかに難題を乗り切るか。
部下をどのように仕事に向き合わせるか、叱り飛ばすばかりではない上司の在り方の参考になるかもしれない。ただ、本作が単行本として刊行されたのはバブル崩壊間もない1992年のため、残業ありきの考え方など現代の働き方とはずいぶんと異なる部分も多く時代を感じるが、当時から現代の働き方に近い感覚を持っていた人も多いことが伺える。
内容としては面白く読みやすいのだが、後半はやり過ぎ感が出てい過ぎでは?と思ってしまった。
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