あらすじ
1997年11月、相次ぐ不祥事から経営が極度に悪化した名門・山一證券は、自主廃業を決定。最後の株主総会での解散決議に向け、残された者たちの誇りと意地を賭けた闘いが幕を開けた。奇しくも創業100周年、「打ち首」にされるのではなく、自らの手で見事に「切腹」するために…。詳細な内部証言と豊富な資料から「山一・最後の200日」を描く、迫真のドキュメント・ノベル! 元山一證券社員による座談会、“その後の山一マン”を収録。
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Posted by ブクログ
1997年日本の巨大証券会社が倒れた。
バブルの負債を背負って会社が倒れる時、そこには残された社員の戦いがあった。倒産後の自身の進退も決まらぬまま、株主を説得し、関連企業を回り、自主廃業を遂行しようとする総務部長ら幹部。世間の冷たい視線と脅迫に曝されながら、彼らはことを進めていく。
会社を潰したのは誰なのか? それを責めるでもなく、会社を葬るために突き進む男たちの姿がここにある。
ん〜
解るんだけどね。
よんでて、一人称視点が突然変わって、だれの言葉なのかが解り難かった。
本当はもっと深い話の筈なんだけど、その後の野澤社長のエピソードも加わるともっと良かったかも。
破綻前の山一の話もアッサリ過ぎたかと。