LiLyのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ここに出てくる女性たちは一昔にはやった言葉で言うところの『プッツン』した方々ばかりです。僕に言わせればどうでもいいことなんですが、世の女性たちはこういうことで悩むのか。ということを教えてくれました。
この本は作者がモデルといわれる表紙の女性の写真に惹かれて読もうと思いました。
内容はというと12の物語が納められた短編小説で、『ちょっと、というかかなり「ぶっ飛んだ」女性たち』のエピソードが手を変え品を変えて紹介されており、
「あぁ、まぁこういう世界もあるんですねぇ。
僕の見える世界とはまるで違っていますが」
という感じであまりにもかけ離れた世界なので、同じ世界に生きている人間の話なんだろうか?と最後までいぶかしんだまま読み終えました。
描かれる女性は誰もが一癖もふた癖もある人たちばかりで、30歳で処女であることに焦りを覚えて身もだえする女性。幼馴染だった婚約者が他の女性とセックスしているまさにその瞬間を目撃してしまい、その場限りの関係を重ねるようになってしまった女性。
親友の彼氏の存在に嫉妬を覚える女性など、全編にわたってそういう話で埋め尽くされておりまして。僕個人は彼女たちの「苦悩」に一切共感は出来ませんが、紹介している文章の中に『女だったら誰にでもある、濃くて切なくイタい瞬間。女友達にも気軽に話せない、痛すぎる女たちを描いた』とあって、『男と女の間には、暗くて深い川がある』ではありませんが、底知れぬ何か『業』といっていいようなものを覗き見たような気がしてなりませんでした。
現代の女性はここに書かれているようなことの一つや二つは経験している。仮に、ステディーな女性と付き合ったときにその女性の過去、特に男性関係をいちいち詮索する、なんてことは(彼女のためというより自分の『品位』を落としたくないので)やりたくはありませんが、『そういうもんなんだろうな』というある種の『覚悟』のようなものを持って対峙するべきなんだろうな、ということを僕に教えてくれた、という意味では読んだ価値があったような気がいたします。
※追記
本書は2014年2月6日、幻冬舎より『オンナ (幻冬舎文庫)』として文庫化されました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって正直に感じたことは、「うーんなんか想像してたのと違ったなぁ」でした(^◇^;)私は!
表紙もステキでしたし…
もっと個人の体験とか、人生とか、女特有の闇の部分とか…そういうのが描かれているのかなぁと(勝手に)思って読んだので。
なので興味のない芸能人の話や、誰かの話の部分は
結構飛ばして読みました。
共感した部分もあります!
【服は運命を変える】というお話があるのですが、内容とても共感できました!!年齢を重ねていくごとに、今まで着ていた服ってナゼか合わなくなるんですよね…
その「ナゼか」がスッキリしました(^^)納得。
あと家族の話とか。そういうのは共感できましたね。 -
Posted by ブクログ
恋愛が全てのエミリと、キャリアを築くことに燃える彩。対極の2人に、自分はどちらのタイプなんだろう?と自然と考えてしまう。
間違いなく、主人公の設定年齢の頃には彩タイプになりたいと思っていたけど、結婚とキャリアの両方を手に入れるためには並大抵じゃない努力と運が必要だという事は今になってわかる。
”20代。男とは、女とは、恋とは、愛とは、仕事とは、そして、「しあわせ」とは…?答えのない、ものだから、考えても分からない、ことだけど、エンドレスに考え続けずには、いられない。私はどんなヒトで、何を一番に、求めているんだろう。”あとがきより。
まさに、今わたし自身が彷徨っている問題で、それは今までもこれから先も悩まずにはいられない、どうしようもない問題なのかもしれない。
Lilyさんの物語は、小説だけど、考えさせられるお話が多くて、自己啓発本のようにすっと胸にはいってくる。
エミリに、苛立ちや嫌悪感を感じるけど、まさに今のわたしは同じ気持ちなのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
音楽をテーマにしたアンソロジー。
好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。
ラブソングとタイトルに入ってますが
それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。
実在する曲が使われていたり
架空の曲だったりもしたけど
加藤さんの『約束のまだ途中』と
あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。
加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。
自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。
あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウマを抱えている女性の話。
最後の真相が解明された時のすっきり感と運命としかいえない展開もなんだかよかったです。