あらすじ
―――先生、眠りの世界に私をさらって、今すぐに。表参道にある隠れ家サロン。シルクのシーツにくるまり、アロマの香りに満たされながら、眠りにおちる。とろけるような夢の中に、美しく色っぽいセラピスト・童夢が入ってきて、カウンセリングを開始する――。条件の良い結婚をすることに必死な20代の女、過去を引きずる30代のシングルマザー、息子に依存する60代の女と天涯孤独な作家。それぞれがスリープセラピーを通して、自分の内なる欲望に気づいてしまうが……!? 眠っていたオンナを目覚めさせる問題作。
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Posted by ブクログ
タイトルで手に取り、表紙で心惹かれ、裏表紙のあらすじチラ見で購入決定。
夢のことが出てくるというだけで、読みながらワクワク。そして、夢とは関係ない部分でも、ぐいぐい引き込まれた。
恋愛感情が大きな柱になっているのだけれど、純粋な愛もあれば、イヤ〜な方向に進む愛もある。おぞましい部分にもしっかりスポットが当てられていた。女ってコワイ(笑)。あざとくて健気でしたたかで愚かで。うわーと思いつつも憎めない。たぶん自分にも、似た要素はどこかしらにある。
物語としてはハラハラする展開が多いのに、グッとくるシーンが何度もあって、そのたびに涙をこらえなくてはいけなかった。そして、316ページの花のことばで泣いちゃった。私は長女にそれをプレゼントできたらいいのにと、いつも思ってる。
ラストも好きだなー。
名前も知らなかった作家さん。完全に油断して読んだけど、とても面白かった! ほかの作品も追いかけたいな。
Posted by ブクログ
わたしも!!!こんな男の人に!!!愛されたい!!!!!というのは冗談で、優しいお話だったな、というのが感想です。わたしも通いたいですスリープセラピー。でもそうしたらやっぱり童夢に恋をして、きっと彼女のように嫉妬に狂って痛い大変な目にあうのが目に見える。心に響いたのは「自信を持つのは大事なことで、だけど自信だけは、どんなにプレゼントしたくても人が人にあげることができないもの。だから自分が掴みに行くしかないのよ、努力をして。」その言葉。でもそれとは別に、この本の中に感じる愛とは、わたしとはきっと縁の遠いもので現実には成り得なくて羨ましくて苦しい気持ちを抱えこんでしまったので星は4つ。
Posted by ブクログ
夢の中で更に夢を見て、そしていつしか深い深い眠りの中
目覚めると1時間しか眠ってないのに、長く眠ったようにスッキリ
私も受けたい童夢のスリープセラピー
途中、チクチク痛いやら重いやらもあるけれど
最後は笑顔で心もスッキリ
よく眠れたからといって、問題が解決する訳ではないけれど…
熟睡して休めた後は、体も脳もスッキリし
良い考え、前向きな気持ち、頑張りパワーが出てくると思う
あーホント童夢のスリープセラピー良いな~