LiLyのレビュー一覧

  • BAD SEX
    地方から上京して、渋谷と池袋の大学で、色んなはじめての気持ちと戦った親友からおすすめされた本。
    30代向けのお話らしいけど、23歳で出会えてよかった。
    私があの時恋人ごっこの相手にすらなれなかったのは、大人になり切れていなかったから。BADな女性に憧れているのに、清く正しくあり続けるべきという固定概...続きを読む
  • 目もと隠して、オトナのはなし
    それでも、私は、今、息ができている。人は人、自分は自分、と愛をもって一線を引くことができるのは、自分の人生を生きることを全うできている証だと思っている。(P153)
  • ここからは、オトナのはなし
    昔はあまり好きじゃなかったLilyさん。でも気づけば本を3冊も買っている。(しかもちゃんと本屋さんで新品を!)
    おそらくこのオトナミューズの連載からだんだんと好きになったんだと思う。

    日本版SATCという感じで、読んでいると女友達とガールズトークをしている気分になる。このコロナ禍でなかなか飲みにも...続きを読む
  • 別ればなし TOKYO2020.
    ぐいぐい引き込まれて読み進めました。
    キリの想いにこちらも苦しくなりつつ、20代の恋愛だなぁ、と目を細めました。
    その頃恋愛をしたことがある方は、共感することがあるのでは、と思います。
    共感し難い登場人物もいるのですが、好きゆえの事なのだと納得はできます。
    コロナ禍が舞台なので、リアルな今の話という...続きを読む
  • オンナ
    痛々しく悲惨な咄。だけどよく見ていると思う面白さがあり、まじめすぎた時、疲れた時に、逆の応援歌になりそう
  • オトナの保健室
    共感の嵐。
    初めてオトナミューズで読んだ時には、自分の思いが言語化されていて稲妻が走った。
    番人受けという訳ではない気がするけれど、はまる人にははまると思う。
    人に対する温かさがじんわりと滲んでいる。
  • ここからは、オトナのはなし
    こういう風に書ける書き手さんが出てきていること、そしてそれが受け入れられていること。少しづつとはいえ、変わってきているのだな。
  • me&she.
    なんでこうもこの人は心理描写がうまいんだろう。
    泣きます。
    色んな設定が自分にリンクして、とにかく泣けます。
    今まで色んな経験を経て大人になってきた女子なら、必ず痛いところをつかれる。
  • me&she.
    まみちゃんとココちゃん、それぞれのキャラが際立っている。
    特に、ココちゃんの出産と育児、親の自覚ゼロの夫とのかかわりのくだりは、かなりリアル。
    作者の実体験が近かったからかも。

    個人的にはあとがきも面白かった。

    娘と母の関わりって濃くてすごい。

    息子しかいない私はちょっぴり羨ましいのであります...続きを読む
  • 空とシュウ
    やばい。たぶんもう読み返すのは五回目だけど、何度読んでも読んでるときに涙が止まらない。涙の理由は自分でもわかんないけどなんだか過去を思い出したり今を思う。のあにとってのくまさんみたいな人にわたしも南国の海で出逢ったんだなぁ *空とシュウ
  • こぼれそうな唇
    スタイリスト目指して一生懸命に働く、オシャレで美人で、スマートな彩。
    サバサバした性格で友達は多いけど、そんなキャリア志向の彼女は恋人という存在から見たら冷たくて可愛げのない女。

    キャリア志向の母親を理解せず、夢は専業主婦で、妄想の中でフワフワと生きているエミリ。
    自分に自信がなくて、被害妄想もひ...続きを読む
  • 空とシュウ
    携帯小説から読んでました
    Lillyさん、だいすき
    切なかった、これ。
    愛ってなんだろう…
    きっとそれぞれ、いろんな愛があって、相手を大事に思う形があろんだろうな
    その人じゃないとどーしても埋められないものってきっとあるんだと思う…
  • 空とシュウ
    web連載で読んでいたものがこうして一冊の本として手元に届いた時の感慨も大切にしたいな、と思った作品





    何か、たりない部分があるからこそ、女であり
    また、その何かを満たすために葛藤するのも、女だからであって
    女≒ひと

    14歳から29歳の15年という長い期間の時系列を追って
    ...続きを読む
  • パープルレイン
    初めて読んでから
    もう1年近く経つ

    この綺麗な紫の表紙に手をかけるのは
    決まって
    何かにつまづいたとき


    きっとこの先何度も開く一冊

    少しずつ
    感じ方が変わっていくから


    Lilyさんの文章
    コラムも大好き(いろいろと学ぶことがあります)ですが
    「フィクションだからこそよ...続きを読む
  • パープルレイン
    パープルレイン!


    やっぱLilyさんセンスいいわ。

    だって、この表紙の紫・・・

    やばぃっしょ。

    アタシの大好きカラーだよぉ~

    もちろん、、、

    ストーリーもヤバィってゆーね。
  • パープルレイン
    自分を見つめなおす一書になりました。
    Lilyさんの描く一話一話の断片が、自分と重なって正直苦しくもありました。
    章が繋がっていく展開がおもしろいです。
  • パープルレイン
    もう、なんか問答無用でLiLyの書籍には5つ☆をつけている気がしますw

    台風が池袋を襲ったある夜。
    その舞台上でいくつものドラマが生まれる。

    全ての作品に、少しづつのつながりを持たせて一つの作品に為すという所謂短編小説ではよく使われる技法ですが、
    よく使われるという事は、それだけ話を纏めやすいと...続きを読む
  • me&she.
    感想
    恋愛なんて千差万別。でも理解しようとできる。自分の経験を増やして他人になりきって。だけどそれで何が得られるのか。
  • 別ればなし TOKYO2020.
    コロナ禍の恋愛事情。本を読むにも時代についていかないと意味が理解できないなと思った。SNSがバンバン出てくる。Twitterには疎いのでちょっと戸惑ったけど、中盤以降は先が気になりのめり込むように読んだ。登場人物がみんなメンヘラで中学生みたいに傷つきやすくて、最初の方は鼻白んだから、こんなにどハマり...続きを読む
  • ラブソングに飽きたら
    山内マリコさん作品記録 11

    超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史
    (山内マリコさん)と
    雨宿りの歌(あさのあつこさん)が
    印象的。

    こういった短編集でないと出会えない、
    出会わなかったであろう作家さんの
    作品も読むことができて良かった。

    川上未映子さんの作品は
    わたしにはまだ難しいな、、
    ...続きを読む