片山恭一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
~内容(「BOOK」データベースより)~
一九八〇年十二月八日、ジョン・レノンは、ニューヨークの自宅マンション前で凶弾に倒れた。そしてその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちまちモノクロームに変じてしまったような喪失感のなかで、僕は同じ大学に通う渡辺由香里に出会うが、それは匿名の誰かの恋を代理したようなリアリティに欠けたものだった。そんなある日、僕はある出来事に遭遇する。二十二歳の恋と喪失、そしてその先にあるもの―。「世界の中心で、愛をさけぶ」の原点とも呼べる著者初の小説文庫化作品。
~~~~~~~~~~~~~~~~ -
Posted by ブクログ
タイトルが変わる度に登場人物も変わってしまい、色んな人がいっぱい出てくる作品も面白いが、片山さんのように少ない人数で「あっ、あの時の人だ!!」と思わせてくれるのもいいかも。
おまけに、4部構成の内の3部は記憶に新しいニューヨーク同時多発テロが描かれています。きっと、作者の心に最もグサッときた出来事だったのだと思います。
私とは全く違った生活、全く違った時間の流れ。なのになぜにこの作品は親近感が湧いてしまうのだろうか?きっと、心のどこかで「こんな生活いいな〜」とか「こんな風に悲しんでみたいな〜」と思っているのだろうか?それとも、人の生と死を作者自身が迷いながらも一生懸命に言葉にしようとあくせくし -
Posted by ブクログ
さっき読みました。
前に読んだことのあるこの作者さんとおんなじ色の気がしました。
表紙の色と同じような薄い淡い見えないような色
内容はどんな言葉にしても駄目にしてしまうような気がしました
ジーコが言ってたから。
未来のために今日が潰れるみたいな。
全然ちゃんと覚えていないことがわかった。
私の読書の仕方はいつもそうだと思う。
今日できないことが未来に出来るわけないみたいなことがあって
今の私には逃げているのと区別がつかなくなりそうだと思いました
その言葉を読んだときにここを思い出して
思い立ったがやってみたのでこれが1冊目です
この話は音楽と本がたくさん出てきました。