片山恭一のレビュー一覧

  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    純愛とは考えさせられる一冊でした。初恋のままの相手と逢うことができなくなくなる喪失感の中を淡々と進む現実は自分は耐えられないと感じた。長澤まさみが演じた亜紀を観てみたくなりました。

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    2024年07月27日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    ネタバレ

    思っていたよりも、アキが元気な時間が長く続く。このジャンルの小説は、序盤から病気になってしまうものを多く読んできたので、そのストーリー構成が新鮮だった。そして元気な時間が長いからこそ、前ぶれなく辛い日々が訪れることがリアルに感じられて、つらかった。
    ラスト、未来へ進んでいく朔の姿が描かれていて、寂しくも前向きな気持ちで終われた。

    アキと朔のこのやりとりが心に残った
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    わたしはね、いまあるもののなかに、みんなあると思うの。みんなあって、何も欠けてない。
    だから足りないものを神様にお願いしたり、あの世とか天国に求める必要はないの。
    だってみんなあるんだもの。それを見つけることの方

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    2024年04月29日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    死を受け入れ、残された人間はどのように生きて行くのかというテーマ

    生の受難を受け入れてこそ、やがて訪れる死に意味があるように思う。だから、「生」を放棄してはいけない。残された者にはそれを精一杯生きてゆく責任がある。

    実際に自分が最愛の人を失くす経験がなく、軽く読み進めたが、最後の2章は特に美しかった。数十年後に読み返して「生」に向き合う朔の気持ちを享受できるように成長していたい

    大木いいやつやん

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    2024年03月14日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    有名だったので読んでみました。切ないシーンもたくさんありましたが、あまり、感動はしなかったです。でも、充分楽しめました!

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    2023年11月03日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    ストーリーは有りがちではあるけれど、朔太郎の祖父の、「大切な人の死」に対する考え方が自分にはない考え方だったので、ささった。

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    2023年10月20日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    有名な映画の小説版。
    映画すらみたことはなかったが、気になったので読んでみた。

    病気の少女とその恋人。ありふれたお涙頂戴の定番ストーリーをここまで綺麗に書き上げることに感服。君の膵臓をたべたい、と同じものを感じる。

    ひたすらに純愛、と私は言いたいが、これを気持ち悪い子供じみた物語だと思う人間もいるのだろうなとは思う。それでも忘れてはいけないことが散りばめられた青少年のバイブルであり、たとえ大人であっても忘れるべきではない言葉が多々あった。

    ずっと共にいることは嫌いなところを知ることであり怖いとアキは言い、好きなところが増えて嫌いなところも好きになることだと朔はいう。

    朔の理想を語るよう

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    2023年08月20日
  • 死を見つめ、生をひらく

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    死は、他人のように、解ったようで決してわからないものである。他者との関係のように、追いつこうとしても決して追いつかないものである。解らなくても尊敬をこめて受け入れればいいのである。死ぬ時はパッと死ぬのではなく、少し時間をかけて死んでゆくので、その時にはじめて理解できるのだ、と思う。死は生きているものには理解できないのだから、精一杯生きるしかないのかなと思う。そして他者には自分にはない美点などあるが、自分にも他者には追いつけない美点もあるんだと自信を持って、自分らしく生きて行きたいと思う。

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    2013年08月31日
  • 雨の日のイルカたちは

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    6年ぶりくらいに読んだ
    余韻が多い

    はなちゃんが好きなのとラグビーの男の子の話がよい 生きることと向き合っている?向き合おうとしている、 

    ところ狭し並ぶ自問自答、と日々がやや入ってきて、薄い色調の小説

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    2013年02月19日
  • 雨の日のイルカたちは

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    アンジェラスの岸辺★★★
    雨の日のイルカたちは★★★★
    彼らは生き、われわれは死んでいる★★★
    百万語の言葉よりも★★

    一番共感できたのは、2作目と3作目。生きる、とは?という永遠の問いの答えに、わずかに近付けた気がする。

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    2011年11月07日
  • 最後に咲く花

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    どう生きていくのか。
    どう死んでいくのか。
    どう向き合っていくのか。

    どう愛していくのか。
    どう愛されたいと願っているのか。

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    2010年02月24日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    映画化もされた同名小説を漫画化したものです。
    古い漫画で、私が買った時は50円でしたが原価でも充分満足出来る内容の作品。
    不治の病の少女とその彼氏が短い生命のリミットのなかで追い求めたもの。
    文字を読むのが苦手な人にはお勧めです。ただ、どうしても原作のような掘り下げは頁数の決まっている漫画では難しいかも知れません。
    これを読んで「原作も読んでみたいな」と思ったら小説版も是非。

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    2010年01月16日
  • 雨の日のイルカたちは

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    短編小説集というべきなのかな。
    この人の本は初めてだけど、ぱっと見、表紙が気に入って読んでみた。ジャケ読み。
    とってもよかった。
    心理描写が、俺の好みに合う感じ。
    全体的に暗い話だけど、けっこう好きかも。

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    2009年10月07日
  • 空のレンズ

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    セカチュ−より、私的にこっちがオススメ。多分こっちの方が映像として、綺麗だと思う。とびとびで、初めはよくわからなかったけど、読み進めるとたくさんのコトが繋がる。切なくて、素敵な話です。

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    2009年10月04日
  • 雨の日のイルカたちは

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    この人は死に纏わることとか死の観念をものすごく考えているんだろうなと思う。「百万語の言葉よりも」は死について考えるときまた読みたいと思うだろう

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    2009年10月04日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    小説版を読むよりも手っ取り早いので買いました。これを見たから、テレビのセカチューも見ようという気になったのかなあ…

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    2009年10月04日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    世界の中心で、愛をさけぶ
    著/片山恭一

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    **あらすじ**
    高校2年生の朔太郎と、恋人のアキ。アキの死から、物語は始まる。ふたりの出会い、無人島への旅、そしてアキの発病、入院……。最愛の人を失うとは、どういうことなのか。

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    **感想**
    映画を観て、ドラマを観て、小説を読んで、そして今回はオーディオブックで――久しぶりに「セカチュウ」の世界に浸りました。初めてこの物語に触れたときと比べると、感じ方は少し変わったかもしれませんが、それでも変わらず心を揺さぶられました。純粋な想いの強さ、美しさ、そして切なさが胸に迫ります。

    特に印象深いのは、映像作品との結びつき。朔太郎やアキ

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    2025年07月15日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    ラブストーリーではベストセラーである本書を今更読んでみました。高校生の純愛、青春です。死別は悲しいです。でも号泣・感涙はありませんでした。

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    2025年07月12日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    昔の恋愛小説という感じがした。淡々と、それでも熱く愛し合う男女と、その別れと向き合っていく姿が描かれている。あんまり緩急は無いけど、話自体は短いので、ほどよい満足感。

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    2025年05月12日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    ネタバレ

    面白かった。
    恋人である朔太郎とアキ。2人の何気ない会話や日常、無人島でのキャンプの様子、病気に罹ってしまったアキ、そんなアキをオーストラリアに連れ出そうとする朔太郎という感じの話。
    甘くて切ない。2人の出会いから別れ、その後が描かれている。
    日常の会話とかが面白い。2人の絶妙な距離感というか、恋人同士だけどベタベタし過ぎてなくて家族というのが近い感じでそんな2人が会話から見て取れる。
    2人の関係性が尊くて美しいなって思わせられた。純愛っていうのがピッタリだと思う。無条件で相手の事を愛していて隣にいる事が当たり前なそんな関係が憧れる。こんなに好きになれる人がいるっていうのがとても幸せな事なんだ

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    2025年03月23日
  • 世界の中心で、愛をさけぶ

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    ネタバレ

    切なく輝く純粋な愛の物語

    朔太郎と亜紀のオーストラリア行き、叶えてあげたかった。
    でも、行けなかったからいつまでも美しく思えるのかな。
    若くして別れなければならなかった二人。いつまでも心の中の何処かに亜紀ちゃんはいる事になった。それでいいのだろう。そしてそのまま亜紀がいない世界を生きていく。

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    2025年03月20日