かないのレビュー一覧
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付き合っていた彼と別れ、祖母が暮らす神白村に引っ越した、葵。妖怪や座敷童がいて普通に会話をしている葵に驚きつつ…。でも葵にとって彼ら達は子供の頃から友達なんですもんね。自然体で仲が良いのも頷けます。
アヒルのピー君がとにかく可愛い。食いしん坊で人懐っこいところも可愛い。アヒルの性格をあまり知らないのですが、実際に人懐っこいのでしょうかね…?
そらいろ食堂の料理は毎回美味しそうなんです。土鍋で炊いた炊き込みご飯、ナスやピーマンの揚げびたしのそうめん、さくら餅…などなど。いろんな食べ物が出てくるので、口の中の唾液が止まりませんでした…笑!
田舎の風景ものどかで、時にハッとさせられるくらいに美しく -
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読み始めはJKの考え全部文章にしたみたいな感じで、
自意識過剰だなー、この頃ってこんな感じで人目を気にしてばかりだったっけ、と引き気味でした。
それが読み進めていくとどんどん共感しまくって、
片想いの相手を無意識に目で追ってしまうとか、
街で会えないかとうろついたりだとか。
そこからは気付けば少女の頃の自分に戻ったみたいに切なさにキュンキュンしながら一気読みでした。
切ない所のある物語だけれども、主人公が過去の自分にも真摯に向き合って真剣に対峙する少女で、成長を感じるし、好感がもててました。
精神的に未熟で自立できていないからこそ、境界線が引けないというか、
親友同士でもフラストレーションを -
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自らも少年のころに罪を犯してしまった過去がある弁護士が、少年の弁護士にあたる「付添人」として、子どもたちに寄り添い支えていくエピソードをつづった物語。
私は子どもの声を聴く傾聴ボランティアを長くやっていて、子どもに心の内を話してもらうことの難しさをずっと考えながらやってきてるんだけど、「なんでも話して」なんて言ったって、その相手を信用できなければ自分の本当の気持ちなんて話せないと思うのね。
主人公の朧太一が言う「ここは安全です。落ち着いて話してください」っていうひとことをどれだけ責任をもっていえるか。そういった言葉たちをいくつもかみしめながら読んだ。
エピソードと並行して主人公自身の心の -
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ネタバレ主人公(奈央)の心理描写がいちいち私に刺さった
タイトル『ほころぶしるし』のほころぶは、閉ざしていた感情が表に出ること、それから蕾が花を咲かそうと開くこと、すなわち成長を意味しているのだろう
睦月は、過去の出来事から抱えていた、千恵里や奈央に対するネガティブな感情を、奈央との関わり合いによって捉え直す事が出来た
千恵里は、奈央とぶつかることでこれまで直面してこなかった奈央への感情と向き合い、自分の考えを改めるに至った
奈央は、睦月との出会いをきっかけに自身の過去の行いを悔い反省し、それを通じて自身の行動が変わり、成長した
漢字をところどころ開いてひらがなで記載しているためか、やわらか -
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犯罪を犯した少年たちが、家庭裁判所で審判を受ける際に、その権利を擁護、代弁する付添人。
付添人の朧太一は、少年少女に寄り添い生活や将来へのサポートをしていく。
子どもの犯罪は奥がとても深く複雑で、一筋縄ではいかないものが多い。家庭環境や学校、職場などの人間関係を表には見えない部分まで探り出していく姿は圧巻だった。
朧自身も過去に毒親の指示で少年院へ入っていた経験を持っていることが、付添人として子どもたちを救いたい気持ちに繋がっている。
そして、子どもたちを救いの手を差し伸べることで、過去の自分自身を救ってもいるのだろう。
子どもとはいえ、犯罪を犯した罪が許される訳ではないけど -
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岩井圭也さん、7冊目。
作者さんとの相性があまり良くないことを自覚しつつも、なんとなく気になる本も多く、ボチボチとお付き合いしているところ。
今作は、自らの過去を踏まえて「付添人」の仕事に就いた弁護士・朧太一の物語。
付添人-家庭裁判所で審判を受ける少年の権利を擁護・代弁し、少年審判の手続きや処遇の決定が適正に行われるよう裁判所に協力する人。
少年犯罪において弁護人の役割を担う人ということだが、こういう仕事(制度)があることを初めて知った。
成人の刑事事件を思えば当たり前のように思えるものが、少年事件においては過去には必ずしも必要不可欠とされていなかったということに軽い驚き。
解説を読めば、