浅黄斑のレビュー一覧

  • 山峡の城
    多くの時代小説が江戸が舞台なのだが、これは越前勝山藩が舞台
    親藩だけど、家康の次男なのに微妙な結城秀康のさらに三男で分家の勝山藩というのが面白い
    本作では、主人公の”無茶勘”こと落合勘兵衛の元服前後が書かれているが、スピーディなノリは、本作をあっという間に読み終えさせることはもちろん、以降も早く読み...続きを読む
  • 北瞑の大地 八丁堀・地蔵橋留書1
    書出は東日本大震災。
    震災で古文書が海水に浸され、汚れてしまった。
    奈良にある「埋蔵文化センター」の世界最大級の真空凍結乾燥設備を使って、丁寧に汚れを取る作業が繰り返された。
    その中に発見した古文書から、この話が生まれた。。。。

    ワクワクする件である。文書の名前は「地蔵橋留書」

    そんなふうに始ま...続きを読む
  • 天満月夜の怪事 八丁堀・地蔵橋留書2
    鈴蘭の住む長屋の隣のお妾が、間男と無理心中という事件が起こる。鈴蘭の家の小女が、当初から事件の発端に関わっていたことから、事件に首を突っ込む。

    鈴蘭と山崎弥太郎は今回も事件の推理をあ〜だ、こ〜だ言っては話し合う。

    現場の様子を知ると、どうも事件は作られた感が。

    間に小女の父親が隣人に毒を持った...続きを読む
  • 報復の峠 無茶の勘兵衛日月録7
    第七弾
    藩の内紛に係わる一連の流れは変わらないが、厄介に絡み合っている。
    老中、長崎奉行、そして本家福井藩の忍者がらみと内容は豊富。
    さらには勘兵衛を敵と狙う元藩士のけったいな事件(男娼)に纏わりの死。
  • 刺客の爪 無茶の勘兵衛日月録5
    第五弾
    弟落合藤次郎もそれなりに活躍する。
    相変わらず松平諸藩(旧結城秀康)お家騒動と老中が絡む展開
    今回も登場する忍び目付服部源次右衛門、味方なら問題ないが敵なら本当に難敵、用人松田も同様
  • 惜別の蝶 無茶の勘兵衛日月録8
    第八弾
    途中を飛ばしているが、問題なく読める。
    山路亥之助はやはり生きており、暗躍する。この流れは続くのか?
    お小夜が勘兵衛の子供を身ごもりいずことなく姿を隠す。
    園枝との関係は?
  • 冥暗の辻 無茶の勘兵衛日月録4
    第四弾
    またまた、有力な助っ人が出る。冬瓜の次郎吉や火盗改め
    はてや老中まで
    三藩に係わるお家騒動は、入り組んで今後どうなるのか
    気長に読んでいくしか
  • 残月の剣 無茶の勘兵衛日月録3
    第三弾
    今回は福井藩の内紛まで絡んできて本当に厄介。
    面白いのだが今後、間を空けて続編を読んでいくと思い出しながらゆっくりとした読み方になるか。
    まあ、今回はお小夜との勘兵衛の童貞消失くらいにしておこうか。
    幼馴染の園枝、千束屋の娘おしず、女性の名の方が覚えやすい、少ないせいもあるが
  • 山峡の城
    第一弾
    お家騒動に絡む物語
    パターンは問題ではなく、今後登場人物がどう展開していくか
    今後につながる展開
  • 火蛾の舞 無茶の勘兵衛日月録2
    無茶の勘兵衛日月録第二弾
    今回は、家督も継ぎ、越前大野から江戸へ出てきて無茶度は下がっている

    江戸の時代小説では、江戸のうまさがよいが、まだ江戸開府から間もない頃、あまりうまいものなく、常連となる料理屋は女将が上方出身という設定
    数少ない中でも、愛宕さん近くの「穴子飯」はうまそうだ

    本話のメイン...続きを読む
  • 報復の峠 無茶の勘兵衛日月録7
    ただいま20巻と長編シリーズとなっているのが、
    無茶の勘兵衛日月録。
    シリーズの最初をこの7巻目から読むので、なんとも把握するまでに時間がかかったが、読み進めれば、人物描写も魅力的なこのシリーズ。
    歴史的な背景も丹念な構成によって無理なく、複雑でありながらリアルに構築されている。

    面白いシリーズ。
  • 川霧の巷 無茶の勘兵衛日月録16
    第十六弾
    久しぶりに読む続き物、覚えていない事もあるがさほど気にならない、越前松平大野藩と酒井大老との駆け引きは相変わらず、今回は藩内の嫁取りに係る厄介ごとをメインに、長年の宿敵との決着
  • 玉響の譜 無茶の勘兵衛日月録17
    第十七弾
    ふとした縁で買った妻への簪、これを円に仇討の相手探し、ここの勘兵衛の天分が、不遇な弟弟子の仕官、それに係わった親友の不遇な死
    色々ありながら物語は
  • 北瞑の大地 八丁堀・地蔵橋留書1
    シリーズ第一弾
    同心の妾腹の子鈴鹿蘭三郎のひらめきから事件の解決へ
    一つ上の旗本の妾腹の子のお節介から事件に係ることに
    最初は密室(蔵)での殺人者消失の謎を、背後の秘密の親子関係から
  • 刺客の爪 無茶の勘兵衛日月録5
    山路亥之助はこんなにも、永遠の悪役キャラになるとは思っていませんでした。

    やることも悪役ですしなぁ
  • 妻敵の槍 無茶の勘兵衛日月録15
    第十五弾
    久しぶりに読むと背景をよく思い出さない
    関係なく読めるし、時々思い出すので問題はないが
    それにしても大名の執念?
    廻りが本当に迷惑
  • 蠱毒の針 無茶の勘兵衛日月録14
    第十四弾
    前巻をいつ読んだか、これまでの内容もよく思い出さない読み始める。
    私のことを思ってくれたのか前1/3程度は今回の始まりととして藩に纏わる過去の出来事と今回のサブの主人公縣親子の話で進めてある。
    今回も越後高田藩の策略に対抗する越前大野藩
  • 幻惑の旗 無茶の勘兵衛日月録13
    第十三弾
    不出来の次期藩主の廃嫡をたくらむ他藩・老中に対抗する勘兵衛の闘い
    どうも続き続きですっきりしない
  • 秋蜩の宴 無茶の勘兵衛日月録12
    第十二弾
    よくは憶えてないが、読んでいるうちに思い出す程度?
    今回は、道中記がメインな感じ、大野城下も
    今後は妻となる園枝にも期待しよう
  • 流転の影 無茶の勘兵衛日月録10
    第十弾
    勘兵衛の新しき刀埋忠明寿、対する敵山路亥之助も勘兵衛の存在を意識し、今後各藩の内紛に絡み刺客としてどう絡んでくるか
    途中に色々な事件は起こるが基本的には老中酒井一派との闘争