賀東招二のレビュー一覧
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いよいよ最終章となるフルメタル・パニック!シリーズ長編第十巻。下巻、つまり最終決戦の準備をするような巻なので、激しい部分はほとんど無い。その分、丁寧に最終決戦前の各キャラを描写している。SF的な要素が出てきたとしてもファンタジー一辺倒ではこの作品らしくない。「ファンタジーがかった事実」を各キャラが受け入れていく様がしっかり描かれることで、しっかりと最終決戦で争われるテーマについてこの作品に「なじませる」過程を描くことは何よりも重要ではないだろうか。主人公らしく、宗介も今までにないくらい悩んでいる。そこもまた、「最終章」らしい所なのだろう。
こちらが求めている準備をしっかりしてくれているこの作品ならば、下巻も何の心配もいらないだろう、と思った。なお、この巻も読み終わったのは少し前だ。 -
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「ささやかれた者(ウィスパード)」の核心にせまる長編第十巻。ここまでしっかり説明されてきたオムニ・スフィアの設定をうまく活用し、レナードたちの狙いが明らかになるというクライマックス手前として申し分ない話だった。未来的な技術を知る理由としてもわかりやすく、またかなめの変化がクライマックスにふさわしい形にすることにも繋がり、その設定のうまさにうなる。
宗介達があまりAS戦が出来ない状況で、派手な戦いにできないことを緊迫感のある狙撃戦という形で盛り上げている点も好印象だ。狙撃の描写として「読み合い」がどうなるか、という辺りは(現実はどうか知らないが少なくとも作中における)リアリティの高い描写で興奮した。
なお、読み終わったタイミングで書けなかったので大分立ってからのレビューだ。 -
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ネタバレ鋼鉄の巨人、あるいは棺桶を駆る傭兵達の戦場―
ロボットに乗って戦う物語、戦場を描いた作品は多々ありますが、戦争というものはたった1機のスーパーロボットが敵を倒して終わるものではありません。ガ○ダムばかりで戦うわけではありません。多くの兵士はス○ープ○ッグに閉じ込められながら血反吐を吐いて戦っているのです。
というわけで、TRPGフルメタルパニック!のリプレイ新シリーズ。
今回はプレイヤー達は皆傭兵として熾烈極まりないデスマーチに赴きます。選ばれた特殊傭兵部隊でもなく、秘密試験部隊でもない。与えられた物資でたくましく戦場を生き抜くヤツラが主人公。
それを表現するため、あえて最新型の第三世代ASではなく、量産型とも言える第二世代ASに乗るベテランASパイロットのクラスが新システムとして盛り込まれています。決して洗練されていない、しかし泥臭くも男らしいSA(魔法・特殊スキルのようなもの)が多数実装。
これで血と硝煙、絶望とほんの僅かな希望に満ちた戦場のドラマが繰り広げられる……んだけど。
とにかくプレイヤーキャラがポンコツばかりでどうしようもないw
色気に負けて傭兵契約、普通の高校生からAS乗りの傭兵にドロップアウトした武蔵。
武蔵を嵌め、傀儡に仕立て上げようとするメイド・ラフィーカ。主である姫を妄信し、姫以外の事を全て犠牲にできるその姿に、誰もが(主でさえ)ドン引きw
腕は確かだが、言動から心情まで徹底的に三下なボリス。その人格を端的に表すなら、「TRPGじゃなかったら1話終了時点で殺されてる」レベルの安っぽいヤラレ役。負けまくるロールプレイを徹底する姿勢が確かに斬新w
病に倒れた弟を救うため、金のために引き金を引くエドガー。正直、この部隊の良心ですねぇw
こんな連中がとにかく残念なやり取りを繰り広げるのがとても楽しいw
客観的にはそれなりに骨太な傭兵ドラマになってるのが不思議ですけれどもw
…何より。一番ヒロイン度が高いのが誰だったか、ってのが呆れるやら爆笑するやら…w
戦術パートも臨場感あって面白かったです。はい。 -
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ネタバレ懐かしくなるリプレイだなぁw 世界設定的な意味でw
原作に触れてないのですが、普通にSFロボットものTRPGのリプレイとして楽しめました。
というか、世界設定が20世紀末なもんでその当時の世情やら生活、果てはデータのやり取りに使われていたメディアがなんだったか、みたいなネタまで飛び交い、懐かしくなりつつ笑っちゃう。
そこをさて置いても、学園生活という日常と、戦場という非日常が交錯する異様な状況を本当に楽しくプレイングされています。
クライマックスの盛り上がりもあり、これは続編が楽しみな1本です。
というか、ヒロイン多すぎやなぁ、このリプレイw