榊一郎のレビュー一覧
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この巻では、新キャラとして扇町聖(女装趣味の男の子)が登場したりしています。ですがこの巻の本筋は、優樹がアグニシエカを恋人として選ぶまでの話が描かれています。
一読した感想は、優樹の決断の幅が少なく、展開が急すぎる気がします。優樹が一般的な恋愛をしようと思えば、聖は男の子、ネレイドはアンドロイド、紅葉は妖狐、詩月は校舎の幽霊ですからツンデレのアグニシエカを選ぶしかないですから。失恋の痛手から異界に逃げてくるほどだったのですから、もっとゆっくりとした展開のほうが良かった気がします。
次巻は最終巻ですが、一巻の冒頭にどう繋がって行くのかが興味深い所です。冒頭の話し相手は鈴乃宮学園にいた生徒っぽ -
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「ストジャ」シリーズもいつのまにか7巻です。副題が「THE SACRIFICE 1st.HALF」となっているように、8巻との上下巻です。榊作品は、「ステプリ」以降「キミボク」とこの作品のみシリーズで読んでいます。他の作品は、体が受け付けないので・・・。
巻の冒頭では、「龍」「男爵」という物語のキー・パーソンの戦闘シーンから始まります。この始まりから、最終巻に向けての伏流水かと感じます。
この巻の主題は、対魔族戦ではなく、人の心の弱さではないかと思います。
他に感じたのは、全410ページにも及ぶのに「藤城陽」氏のイラストが少なすぎる!ということでしょうか?こんなに巧いのだから、もっとみた -
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ラストバトルと種明かしと結末の巻。
ていうか帯が!!ネタバレし過ぎと言うか何というか!!!(;´Д`)
フォルシスカッコイイなぁ・・・絶対こーすると思ってたけど、自分に達するほどやっちまうとは・・・
しかもコレすら引き金!!どんだけ周到な毒なのか!
ラクウェルがマジ慌てたり、いろいろとヤバイ展開でしたが見事な結末で御座いました。
<HI>だっけ、アレの話はサプリメントとかで語られるのかな?
それともアレで終わり?うわ、切ねぇー
というか問題はそんなところじゃ無いのですさ、スィンの存在!!
あ の 子 誰 の 子 な ん だ !!!
パシフィカの姪とか言ってたということは??シャノンかラクウェ -
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フィンブルヴェトルとか竜巨人とか、そういうステキすぎる設定はやめてくれっ(*´Д`)
ラクウェル様凄過ぎる、世界の理と魔法と位置付け見抜いた上で裏かいてくるし・・・
天才魔術師なんてカテゴリにゃ納まりつかん才能だ、趣味は悪いがw
ゼフィとの確執も落着して(つかむしろゼフィタソ萌えねぇ?)、記憶喪失なパシフィカも無事戻って、お母さんと再会して速攻で別れる事になって、
本文ではかかれてないけどきっとパシフィカは本能的にそれが分かってて・・・ああ・゚・(ノД`)・゚・
竜機神があまりにカッコよくてついついランクAにしてしまったけど、問題は無し。 -
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ネタバレ全体的に読みやすい文章で良かった。
RPGゲームでエンディングで見る、その後がストーリーの主軸の小説だった。
ストーリーの概要にあるように、一緒に旅してきた仲間だけど、それぞれどんな時を過ごしてきたか知らない主人公が帰路の途中で知っていく話で、幸せな所もありながら、そうではない所もあり全てが良かったねで終わらないのもまた良いなと思った。
個人的には、CHAPTER3が好き。
読み終わってから、気づいたけど勇者の過去を詳しく聞いたの仲間の中誰もいなくて、最後のCHAPTER読んで、納得した。勇者として知る人と、ただのユーマだと知る人で分かれてる。だから、表紙のイラストが足元に映った勇者なんだ -
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JKダンジョン配信ものを榊一郎が料理するとこうなるんだ!なんて面白い!
読み始めてすぐは違和感だらけ。今どきの女子高生はこんな話し方しない、7~8年前くらいのしゃべり方?(特にウチと言う一人称)とか、設定のEXARTSってよくわからないし、とか、榊一郎にしては珍しく物語に入り込めず。
だが、読み進めていく内に、いつのまにかそんな事は気にならなくなり、物語の中にどっぷりと浸かってしまった。
物語は、若い頃にダンジョンで負けたことが忘れられない中年男性が、弟子のJKと共に、黒騎士に再挑戦するというもの。孤高を気取っていた薫流ちゃんが、オタオタしながらも成長していく過程が面白い。