酒巻久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
*「業績は企業の内部には生じない」「業績は、企業の外部の顧客に、市場に依存する」。
*営業で一番大切なことは、顧客に会う時間をいかに長く取れるかである。ドラッカーは、「人材は、雇うことができる。ところが時間は、借りたり、雇ったり、買ったりして増やすことができない」として、そのかけがえのない時間が失われているとしたら、何に時間がとられているのか、まずはそれを明らかにすべきといっている。営業の場合、顧客に会う時間が少なくなる一番の理由は、移動に時間が食われてしまうからだ。一般に営業マンは、勤務時間の2割以上、人によっては5割以上を移動に費やしているといわれている。営業マンは顧客に会ってナンボであって、利益を生まないムダな移動時間は、可能な限り短縮しないといけない。週によって訪問するエリアを決めて、そこを重点的に回るように指導した。その結果、ムダな移動が減って、多ければ1日に10軒以上も回れるようになったのだ。
*会議は原則でなく例外にしなければならない。みなが会議をしている組織は何事もなしえない組織である。時間の4分の1以上が会議に費やされているならば、組織構造に欠陥があると見てよい。会議が時間の多くを要求するようになってはならない。
*兼務の禁止。権限が明確でない組織はダメになる。
新しい事業を立ち上げるとき、企業はしばしば有能な人材にその責任者を兼務させる。しかし、これはやめたほうがいい。どんなに有能であっても神様ではないのだから、二つの仕事をパーフェクトのこなせるなどということはあり得ない。必ず仕事に優先順位をつけて、そのときどきで力を配分するようになる。結果、どちらも中途半端になるのだ。組織の「権限」と「責任」は明確であるべきで、兼務は禁止すべきなのだ。誰かに兼務させるような新規事業なら、はじめからやらないほうがいい。そもそも企業が本気で新しい事業をやるなら、誰かに片手間にやらせるのではなく、最初から社内のエースをその事業に投入すべきである。「真に一級の人材は、その仕事から引き出して別の仕事の基礎作りに振り向ける。なぜなら、最高の能力、最も困難な作業、卓越した想像力を必要とするのは、物事を軌道に乗せる仕事であるからである。軌道に乗っている仕事の無事な運営を維持するのは初歩の仕事であり、二級の人材でも一級の人材と同程度の正しく遂行できる仕事なのである」
*エースえお投入する意義はそれだけにとどまらない。新規事業の責任者に専任させることで、それまで二番手だった人材が必ず頭角を現すようになる。「人は課された要求水準に適応する」。つまり、人は要求のレベルに応じて成長するのである。
*成果をあげられない者は、容赦なく異動させなければならない。さもなければほかの者を腐らせる。組織全体に対して不公正である。そのような上司の無能によって成果と認知の機会を奪われている部下に対して不公正である。何よりも本人にとって意味なく残酷である。
組織で働く者は、「どのような貢献ができるか」を自問しなければならないのである。そうやって自らをマネジメントし、常に会社の利益に貢献できるよう努力すべきなのだ。
*心地よくなったら変化を求めよという。「日常化した毎日が心地よくなったときこそ」あるいは何の刺激もない退屈な毎日になったときこそ、それまでとは「違ったことを行うよう自らを駆り立てる必要がある」ということだ。その意味では、何かを変えて成果がでるかどうかは二の次でかまわない。
*「企業の内部には❝利益原点❞は存在しない。あるものはただ、❝努力原点❞である」「効率的な企業は、技術部門にせよ、販売、製造、さらに人事部門にせよ、業績を生む機能をもっていないことを知っている」つまり、組織のなかには利益を生む部署などはない。それは組織の外、すなわち顧客のところにある。だから焦点は企業の内部ではなく、外部に合わせよ、ということだ。「利益とは外部=市場に埋もれたニーズ」。
*「人材は企業の規模と無関係である」
*有能な人びとは強みのうえに仕事を築き上げる。こうした人びとの設問は、❝自分のできないことは何か❞、または❝彼のできないことはどんなことか❞ということではなく、❝自分にできることは何か❞、そして❝彼のできる仕事は何か❞という問題である。
*「人事がうまくいかなかったときには、動かされた者を無能と決めつけてはならない。人事を行った者が間違ったにすぎない」「重要な仕事をこなせない者をそのままにしておいてはならない。動かしてやることが組織と本人に対する責任である」
*「企業という最も柔軟で流動的な組織でさえ、経営管理者や専門職たちを、同じ仕事、同じ環境に閉じ込めようとする傾向がある。閉じ込められているほうは、当然飽きる。彼らは、燃え尽きたのではない。違う種類の問題を与えられ、新しい土に植え替えられることが必要なだけである」
*相手(顧客)のことを考えない仕事では、決してうまくいかない。「イノベーションは常に市場に焦点を合わせなければならない。市場ではなく製品に焦点を合わせたイノベーションは、新奇な技術は生むかもしれないが、成果は失望すべきものとなる。」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ洞察力と、知識、本質的な事をシンプルに考える力
ダメな会社の共通点
①トップ、リーダー層がたるんでいる
②指示待ち人間が多い
③売上の20~30%の無駄がある→埋蔵された利益とも取れる
各費用を売上高からの比率で表し、変化を継続して見る。物流は見えにくい。最短なのか?とか。
お金を貯めることの重要性。その資金があれば、銀行などに相談しないで新しいものを作ることができる。スピード感ある経営。
財務諸表ばかり見ている経営者はだめ。若者に夢を与えることが仕事。
指示を出し、それを末端の社員に伝わっているか聞き。聞いてない。どこで止まっているかを辿っていくことで、管理職を見抜いていく。
相手の立場になって考えることができるか。人に親切にできるか。ギブアンドテイク。まずは与えることである。
目配り気配り口配りの、三配りを行う。上司が部下を見守る。できている上司は、部下の変化に気づける。部下が帰る時の背中は、無防備なので、心のうちがストレートに出やすい。癖に着目するのもいい。
異動の際に、しっかりと理由を伝えることは大事。
手書きは人の注意を引き付ける。
小さな異変に気づく人は、きれい好きの人が多い。
上司は、わからないものを部下が持ってきたら却下してしまう。それではダメ。
人を見抜く。俺が俺がとでしゃばるタイプは、人の手柄を取ったり、できないのに俺の仕事はこれじゃないとか言う。話しているときに、目を合わせない、または、じーっと見つめるタイプはコミュニケーションに難がある。
ベンチャーで成功する人は、人を、敵か味方かを見抜く力がある。成功する人は、耳の痛いことを言う人を味方と捉えるが、失敗する人は、耳に心地のよい事を言う人を味方と捉える。
三流なのに一流だと勘違いしたら会社は潰れる。
時代を読む。どういう商品、サービスが登場したら、自社の製品、サービスが売れなくなるかを考えることは重要。未来を見るだけでなく、過去の歴史を学ぶことで、答えが出る。
本物に触れることで、センスは勝手に磨かれる。ゴルフも、美的センスも。
40代になったら20代の2倍勉強しなければいけない。体系付けられた知識を学ばないと、さらに大きい組織をまとめられない。50代なら3倍。
本を読んだらメモする。良い本を読んだら、巻末の参考文献を全て読んでみる。同じ本を読んだ人よりさらに深い知識を得ることができる。 -
Posted by ブクログ
ビジネスで本質を見極める思考法を紹介する本かと期待したが、一般的なマネジメントの本で、正直がっかり。
とはいえ、ところどころ光るモノはあったので、読んで後悔はなかった。
一番感銘を受けたのは、強い組織であるためには、肉体的にも精神的にも筋肉質でなければならないということ。
肉体的とは、無駄な業務はすっぱりやめること。
精神的とは、トップの緊張感が末端まで行き渡り、社員全員が自主性を持って動けること。
優しさと厳しさとパッションをもったリーダーでないと、そのような組織は作れないだろう。自分ならそんな組織を作るために、どのようなことができるかをよく考えたいと感じた。
また、リーダーには温かさも必要。
部下の背中から、悩みを感じ取れるか。
率先して挨拶して、自分のテリトリーに部下を引き入れることができるか。
寛大な心を持って、部下に接したいと感じた。
その他、自分に足りないことだが、多くの人と交流して人を見る目を養ったり、本物の美術に触れることで本物を見極める目をつけることは大切だと感じた。
最後に。本質を捉えたモノは、シンプルで美しい。
これは、今後の仕事の座右の銘としたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレキヤノン電子の業績回復を成し遂げた著者がまとめたリーダー理論。何か目新しいことが書かれてるかと言われたら、そうではないが、非常に読みやすい文章で様々なことが簡潔に書かれている。振り返ると、「おぉ」と思うことはあるが、あっさりし過ぎて流してしまいかねない。
メモ)
・問題解決のアプローチは自分で理解し、扱えるサイズにまで問題を切り分けること
・経営の指示が行き渡っているかは現場から確認して、どこで止まっているかを確認する
・目標は達成可能な数字より低めにして、社員へ還元
それにより来年も頑張るように仕向ける
・何かを始めるなら一番やりやすく、成果の出やすいところから始める
・企画は上(上司)、下(部下)の両視点から確認する
・小さな変化に気付くには、いつもの状態を整理しなければならない
・人脈作りは異業種交流会では出来ない。真剣に仕事をしているなかで出会わなければならない
・大きな夢を解決したいならば、自分の周りを自分より優秀な人間で固めて、その力を借りること
・上司も人間だから常に正しい判断をするとは限らない。人間は感情に支配される
・ひたすら座学するしかない。体系づけられた知識があるかどうかで、問題解決のアプローチの方法やその結果は大きく違う -
Posted by ブクログ
著者の本を読むのはこれで3冊目なのでさほど目新しさは感じなかったが、タイトルで誤解されそうなないような気がします。タイトルで書いてあるよりよっぽど社会人として生きて行く上で身につけるべき「まとも」な習慣術がたくさん記載されているので、勉強になる部分も多々。
多少押し付けがましい部分もありますが、これはこの人の個性のようなものなのでやむを得ないでしょう…。そしてそうやって押し付けられても、自分がわろうとしない人はなかなか変わらない、というのもこの方が仰っているとおり。かわろうとしている人、柔軟に吸収しようとしている人には響くかもしれませんが、そうでない人には誤解されたまま終わってしまう危険性も併せ持った感じです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
会社のアスカリ=環境経営は、徹底したムダの削減で会社に埋まった利益を掘り起こす。
キャノン電子社長として実践してきたアカスリのノウハウを、オフィス、工場、設計・調達、物流、社員に分けて具体的に指南。
環境経営の実践的教科書。
[ 目次 ]
序章 「環境経営」は一石三鳥を実現する
環境経営の実践1 オフィス-まず、個人のゴミ箱をゼロにする
環境経営の実践2 工場-「不良品の削減」が環境と利益に直結する
環境経営の実践3 設計・調達-リデュース(発生抑制)が最も重要
環境経営の実践4 物流-もっとも多く「利益」が埋まっている
環境経営の実践5 社員-全社員に「当事者意識」を持たせる方法
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]