酒巻久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
部署の図書にあったもの。
若い頃から真摯に物事に向き合って調べ尽くしてきた
人だからこそ書ける本かな。
中盤のダメなやつを観察する、管理職がだれていると組織がだれる、などは、不採算事業を扱う人ならではの苦労を感じさせるが、語り口がキツくてちょっと読みづらい。性善説ではなく、悪いやつを片付ける、という感じの対応をした、という印象を受ける。
最終章にある、予算が取れなかった時に社長に直談判し、霧の中で君ならどうする?というエピソードや、人に裏切られた時に、座禅を組んだりしたという話からの、待つべき時はあるのだという語りは最近のマインドフルネスに通じるかも?
簡単に読める割にはまぁまぁ面白かっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ直前に読んでいたザ・会社改造(三枝匡)と共通する内容が多かった。
トップ人材は近いところに収斂していくのだろうか。
事業立て直しプランが、売り上げ据え置きで経費を減らすという、当たり前というか面白くない策であるように思ってしまうが、そこには数値ベースでの確固たる理由があり、結果、利益率を大幅に改善しストックした資産により宇宙事業に飛び出すというこれ以上ないと思わせるプラン。目標をただだたストレッチするだけでなく、
あえて余裕を持たせることで継続的な改善を実現させるなど、なかなか出来ないことをさらっとやってのけているように感じた。
印象的な部分を抜粋する
1章 利益が出ない原因を見抜く
ダ -
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今までの10年とこれからの10年は大きく違う変化の時間軸が短くなれば先の読めない不確実性はこれまで以上にます総合電機メーカーのような舞台の大きな会社がその変化に機敏に対応していくのは容易なことでは無い変化への対応速度外に上げていかないと弱体化を避けられない
そうした時代に必要とされるのはゼネラリストよりスペシャリストである高い専門性から時代の変化の本質をかき分け時間軸の短い変化にも対応できる体これから腹広い知識や経験に加え高い専門性が求められるようになるだろ実際デザインを重視するアップルは少数のデザイナーの権限が強い時間軸の短いデジタルの時代ではゼネラリストだけど1生き残れない
デジタルの -
Posted by ブクログ
やる気のムラがあり、仕事が思ったように進まないから、読み始めた。良い仕事の習慣を身につけるヒントにしたい。
key learnings
自分の仕事を好きになるために
➡︎小さな成功体験を積み重ねる
➡︎与えられた仕事でなく、自分で作った仕事を
段取り良く
➡︎目標と締め切りを手帳にセットで書き出す
➡︎通勤電車での準備と反省
メールは朝読むな
➡︎一に面談、ニに電話
➡︎出勤後2時間はメール禁止
learnings
初めの3年は基礎固め
➡︎実力がつかなければ自分で仕事は作れない
信頼関係を築く
➡︎困っている人を助ける、人を裏切らない、手柄を独り占めしない -
Posted by ブクログ
もう少しドラッカー本の活用指南をしてくれている書籍内容かと期待したのですが、その部分は少々当てが外れました。
しかしながら、経営者としての多大なる実績を残してきている著者ゆえの、経営者に対するメッセージとして読み解くとまた違った部分が見えてきて参考になる個所がいくつかありました。
第1章「利益の出し方」で出てくる、
目的、目標は短くわかりやすく
は当たり前のことなのですが、なかなかできないケースがあります。
読んでいた日もある考え事をしている中で、どうしても文章を整えることに最後は意識が向いてしまい、シンプルさに欠けるものになりかかっていました。
この章の当該部分をよんでハッと気づ -
Posted by ブクログ
経常利益10%は、どの会社でも実現できる ---という言葉が心に残りました。
実際にドラッカーの思想に基づいて経営されてきた酒井さんが
書かれており、事例とドラッカーの言葉の引用との対比がされていて
わかりやすく解説されています。
他のドラッカー本は抽象的な話になりがちだが、具体的に
こういうことをした、となっているからそう感じるのかもしれない。
何故椅子がない会議室なのかも深い所で腑に落ちた感じです。
第三章で紹介されている
・イノベーションの7つの機会
・犯してはならない基本的な5つの過ち
はしっかり覚えて日常の活動に反映させたいと思いました。