よしながふみのレビュー一覧
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この第7巻では、歌舞伎のシーンがある。もちろん演じるのは女だが、観客も女がほとんどという設定がひとひねりされている。
そしてそこで演じられるのは「男が女を買う世界」!
「女が男に体を売る世界など、この世のどこにある?」と江島が評する通り、これは倒錯的な設定なのだ。
ええっと、我々の世界で言うところの男が女で、女が男で…もう頭がクラクラ。爆発しそう。
この作品の「パラレル江戸時代」は「男女が逆転した世界」と説明されることが多いが、厳密には完全に役割が入れ替わっているわけではない。男は力強く、女は美しく…という固定観念は変わっていないのだ。また、基本的には女>男という力関係だが、身分の違いによっ -
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男女逆転の大奥・徳川幕府を描く、壮大な歴史絵巻。
これ面白い!大河ドラマにして欲しい。
ものすごいしっかりした歴史もの。
絵の美しさ、恋愛模様の濃厚さはよしながふみだから当たり前としても、時代考証もきちんとしてる(ぽい)し、なによりパラレル設定の裏付け!
人口の男女比が1:4なのに、大名の一夫多妻制が進まなかった理由や、女の家督相続が実現に到った経緯などが、長い歴史のスパンできっちり説明されてる。
また、将軍という権力地位にありながら、継嗣を産む重責を負った登場女性達の苦しみが、本当にリアル。
個人的には、
話としては家光♀とお万の方♂のエピソードが好きだけど、
人物 -
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ええっと、冒頭からBL炸裂だとは知らなかったので。本を前に驚きでのけぞったのは初めてかもしれません。よしながさんにはまっただけのつもりが・・・18世紀パリ。没落貴族の親に売られたジャックは、男娼宿で客のジェラールと出会う。ジャックが貴族の身分をひけらかすことに腹を立て、ジェラールは彼をそこから解放した。男娼以外の道で生きてみろ、と。数日後、偶然ジェラールのもとに下男候補として表れたジャック。当然逃げようとするのだが、ジェラールは彼をそのまま雇い入れた。ジェラールは使用人にショコラや菓子をふるまい書斎での読書を許す風変わりな主人であり、彼の下でジャックは賢くたくましく成長する。だがジェラールには
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これはBL・・・なのかな。いや確かにBLなんだけども。
「本当に、やさしい」とこれを読んだら、多分BL界のよしなが作品導入偏としてはほぼ完璧と言える短編集。
多分、身近に大奥や西洋骨董洋菓子店でよしながふみに出会って、こっちもちょっと読んでみたいけどでも・・と思ってるBLに免疫の無い人が居たらとりあえず私はこれを貸す。
これで駄目なら多分全部駄目だし、これが良いと思ってもらえたら同時にBLってただのポルノじゃねぇよ(っていうかそもそもBLが目指してきたベクトルは性娯楽だけじゃ無いよ)ってことを知ってもらえるきっかけにはなるかもしれない。よしながふみにとっては迷惑な話かもしれないが。
お勧めは