なんか途中から平和過ぎて退屈になってきてしまった。
変な子にも魅力的な一面があるんだよ、みたいな話か。
でもこの子そんな問題無いような…。主人公と一緒にいる時、主人公が対応できる程度の問題しか起きない。
この主人公、母親の気持ちを投影しているように見える。自分の子の作る物、全て素晴らしい!天才だ!と。
自分の子も問題ある側で、私自身も問題ある側(あまり表面に出ないタイプ)だったと思うんだけど。こんな風に上手くはいかないんだよな。手を尽くしても上手く行かない時がある。何故なら保育園とか学校とか、人に任せなきゃいけない時間が絶対あるから。私が出来てても、他人が出来ないなら子供は辛い目に遭う。
「問題児なんて言うけど、お子さんは素晴らしい才能を持っているじゃないですか」と、人々は圧をかけてくる。そんな事は親が1番分かっている。問題児って言ってるのは私ではない。周りが言っているのであり、問題はそこで起きている。私と家の中で引きこもって生活するなら問題にしなくて良いのだ。そんなわけにいかないから問題が起きる。
この漫画を読んでいると、またそういう事を言われているような気がするのだ。
一方で、いつかはこんな何もかも解決する日が来るのかな、という希望を感じられる事もあった。でもどうせ裏切られるのだろうな、とも。
自分自身も問題を抱えた人間で、夫もそうで、いくつになっても根本的な人格や能力は変わらない。解決策は人とあまり関わらない事だ。疲れるから。結果が分かっているのに、我が子の事を矯正しようと周りが集まってくるのが苦しくて仕方ない。あれが出来てない、これが出来てないと言ってくる人間ばかり。できるところを伸ばそうなんてしてくれない。なら幼稚園や学校に行く意味なんてないじゃないか。