井上和彦のレビュー一覧
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日本が参加した第一次世界大戦。
第二特務艦隊司令長官佐藤皐蔵中将。
1900年6月義和団事件、各国大使館が襲撃される。日本、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、ドイツ、イタリア、オーストリア=ハンガリーの8カ国のうち、日本軍が2万人を派兵、列強軍総数の3分の2を占める。
このときの日本軍の機動性とモラルの高さが日英同盟につながる。
白人兵の暴行略奪を防ぐため、北京市民は日本国旗を家に掲げた。
1917年4月マルタ到着。ゼロから機雷攻撃を学ぶ。現地ではイギリスとフランスの方針が異なりまとまっていなかった。船舶護送を中心とするか港や海峡の封鎖警戒を中心とするかなど。
最初の緊急出動で、輸送船が撃 -
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ジャーナリストとして世界各地を飛び回り、自衛隊幹部学校講師や大学の非常勤講師なども勤める著者。
第二次世界大戦で日本が目指した着地点を、「侵略した」と言われるアジア各地を歴訪し、現地の人と交流しながら纏めあげた書。
正直、驚きの連続。
インド、南洋諸国、台湾、マレーシアで如何に日本人が歓迎されていたか。それは日本の進めた戦が侵略などというものではなく、西洋諸国の蹂躙から東洋を解放し独立を目指すための戦いだったことを現地人が雄弁に物語っている。
この事を露ほども知らない日本人は、罪だ。終戦後のGHQによるWGIPによって自虐史観を刷り込まれ、戦前日本人が持っていた世界観、日本の西洋、東洋 -
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万が一の時、国民はいかに自衛隊に期待し、そしてその活動に感謝しているか。
自衛隊がなければ離島の島民は安心して暮らすことができません。万が一の時、自衛隊ほど頼りになる存在はほかにありません。
自衛隊員の方々たちは、「一人でも多くの人々を救うために」「国民が安心して暮らせるようにするのが我々の任務ですから、そのための苦労ならどんなことでも引き受けます」と日々訓練を積まれてくれています。
そしてなにか国民にあれば、自衛隊員の方々たちが、国民のために活動をされてくれます。
中には殉職されてしまわれる方々もおられます。
井上和彦さんは最後に、自衛隊の尊い犠牲の上に、多くの人命が救われていることを -
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何故、韓国/北朝鮮/中国が日本を敵視するのか?
何故、国連は戦後70年以上にもなるのに日本に対して敵国条項を解除しないままなのか?
何故、日本は開戦に踏み込んだのか?
大東亜戦争の本当の歴史を知ることで現在の日本の置かれている立場や状況を理解することが出来るんではなかろうかと大東亜戦争に関する歴史を勉強するようになって、早数年ですが、その一環で辿り着いた書籍でした。特亜3国以外の国々が我が国に対して抱く印象や感情を知ってとても良かったです。もちろん全ての人々が同じ気持ちだなんて思ったりはしませんが、それでも台湾/マレーシア/インド/パラオ/フィリピンなどで日本軍がどんな目的でどう戦い、何を残し -
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【コメント】
戦後教育では教えられない、大東亜戦争中の先人たち
の姿を垣間見ることができる。
*** 先人たちの痕跡を探して
著者が大東亜戦争の舞台となった地域を訪ね歩く。
現地の人々の声に耳を傾け、史跡に触れていくなかで、
先人たちの姿が見えてくる。
先人たちが残した痕跡はあちこちに残っていて、
それは現地に残る言葉だったり、現地人が
先人を偲んで歌っている唄だったり。それから
台湾では、神様として祀られている人がいたり、
教育勅語の教えを守り続ける学校があったり…
当時東洋一だったダムを作って食糧事情を
改善したエピソードもあった。
そして、驚いたのが当時を懐かしむ台湾の
おじいちゃん -
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(菅野大尉に関するエピソード目当てで手に取った。
笠井上等飛行兵曹のお話に少し登場。)
生き残った本人へのインタビューということもあり、戦後のご活躍も一緒に書かれていたのが良かった。
単語に解説もつくので知識がなくとも読みやすいと思う。
本文序章(p9l9)からの引用
「自分の意思に反して徴兵されて戦地に送られ、生き残った人々が語る戦場の悲惨さは、むろん真実であろう。しかし、それは“戦場の真実の一側面”であって、何のために日本は戦争をしたのか、そこまでしてなぜ戦わなければならなかったのか、そして、いかに勇敢に戦ったのかという“戦争の真実”はまた別に存在するのである」 -