樋口恵子のレビュー一覧
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岩波ブックレットNo.1109
夢の話をします
高校生の頃のわいの夢は「野垂れ死に」でした
荒野のイメージです
誰にも発見されずに土に還ります
カッコいいと思ってたんです
けっこう本気で「博徒」を目指してたのでね
「博徒」の終焉は「野垂れ死に」ですよ
決まってますよ
お馬鹿ですね
今?今は違いますよ
愛する三人の娘たちに見守られながら、自宅で静かに眠りにつく…
はい!そこで介護保険です!
今回のブックレットは介護保険について19の様々な立場の人が、制度編、現場編、展望編という視点で物申してくれてます
本当に様々な人の、様々な意見を集約してくれていて、非常に勉強になる一冊です
財源が限られた中で、出来ることが限られているってのは分かるんだけど、なんとかならんもんなのかね
特に気になったのは、山根純佳さんの「悪党」と「騎士」の話
現在の介護保険制度は一部の「騎士(善意の事業者や介護職)」に大きな負担を押し付けて甘えてる部分もあるって話
「騎士」だってご飯食うってのな
それから介護職に携わる人たちの不満の多くは(もちろん報酬面の不満もあるが)介護保険制度が壁になって利用者に必要なサービスを受けさせてあげられないことだったりするそう
そこで心折れちゃう方も多いらしく、なんだかな〜
必要なのはまず我々の意識改革よ
とは言え、根底にあるのは行政に対する不信感なのかな?とも思ったり
必要な社会保障のためにお金を取られるのはしゃーないとは思っているけど、本当に正しく、そして無駄なく、お金が使われてるのかどうも怪しくて、そこを解決してもらわないとなーって感じてる人多いんちゃうかな -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目2箇所。「スウェーデンでは65歳以上の在宅の要介護者のうち81%が家族からの介護を受けており公的な在宅サービスのみは15%」とある、この記述では受け止めようによっては、スウェーデンの在宅介護はほとんど海賊によって担われているかのようだ。国民も変わらなければ、いつまでも、「男は外で働き女が家を守る。これが日本の伝統」といっているようでは、未来は拓けない。
(スウェーデンのケア付き賃貸住宅とは、どんなもの?)……仕切りのついた台所にワンルームだがベッドと居間の間には十分な空間がある一室約40平方メートル机上にパソコン、家賃はサイズによるが市場価格で5000~6000クローナ(日本円で約6万~7万2000円)、他のサービス利用料は年金額などによる応能負担、年金のうち最低1600クローナ(約2万円ほど)は手許に残さねばならない。
(遠くの親戚より近くの他人とは)……介護保険導入直前の特別養護老人ホームの1人月額費用上限は24万円であった、入所者本人と扶養義務者で応能負担した、これでは給与生活者は2の足を踏み、結果として10万円前後で住む老人病院に吸収されていく。
(家族頼みだった介護の歴史)……終末期の深刻な状態にある家族、それに準ずる人が介護のために有給休暇を取る権利を定めたものである、受給できる人は一定の親族範囲に限られない、要介護者がその人の介護を受けることについて同意していること、2010年には1万1300人が受給した。 -
Posted by ブクログ
- 和式トイレで立ち上がれなくなるエピソードやひところび100万円など内容が具体的で予習にもなった
- ヨタヘロ期という言葉のセンスもいい
- 著者の名前は知っていたが、本を読むのはおそらく初めて
- 介護保険制度の創設に尽力していたことも知らなかった
- 「体が老いると家も老いる」はそうだろうと思いつつ、余裕がない
- 娘さんがしっかりしていて恵まれた境遇ではある
- 【目次】
まえがき
第1章 ローバは一日にしてならず
1 トイレで死闘―「老いるショック」の教訓
2 「ヨタヘロ期」がやってきた!
3 朝起きるだけでも一仕事
4 ひといき300メートル、座れる場所を求む
5 「古傷が痛む」は本当だった
6 ひところび100万円、転倒・骨折しないように
7 何もしなくても忙しいのがヨタヘロ期
8 料理が面倒になったら「調理定年」を
9 買い物が難しくなったら、要注意
10 シルバーの「老働力」がゴールドを支える
11 「孤食」になりがちな高齢期、「トモ食い」を実践
12 「ご馳走する」経済力がほしい
13 予定を入れて「老っ苦う」の連鎖を断ち切る
14 笑って泣いて、楽しいデイサービスへ
15 オペラに行かなくなった理由
16 インドアの趣味を見つけよう
17 年を重ねてから気づく親きょうだいの「文化遺産」
18 青春の思い出を胸に、これが最後のクラス会
19 「サヨナラ」ダケガ人生ダ
第2章 老いの暮らし、どうしたものか
20 体が老いると家も老いる
21 相続税減税の特例を活用
22 「片づけ」は拒否していい
23 プチ「老人性うつ」を経験してわかったこと
24 財産の捨てどき、活かしどき
25 同居でも精神的な距離を置く
26 「あなたの世話にならない」はNGワード
27 老年よ、財布を抱け
28 一人暮らしなら「お風呂コール」を
29 老いてもペットと暮らしたいなら
30 穴あきセーターもつくろい次第
31 「終の棲家」の始末をどうするか
第3章 「金持ち」より「人持ち」でハッピーに
32 「おひとりさまの老後」を支える人間関係3つのポイント
35 「後から化けて出るぞ」―ネガティブな感情を逸らすヒント
36 優秀な吸水パッドや紙パンツでお出かけを
37 連れ立って「ゆるやか体育会系」
39 「病んだら帳」と入院セット
41 「お見舞いに来てほしい人リスト」をつくる
42 お医者様にお願い。「命の主体」をお忘れなく
44 「形見分け委員」を任命しました
45 葬儀計画に変更アリ
第4章 「老いの大冒険」を乗りきろう
46 平均寿命の変化から見えたこと
47 2025年問題、約5人に1人が75歳になる
48 「ファミレス時代」がやってくる
50 高齢期に失うもの―「4つの覚悟」をしておく
51 「ピンピンコロリ」は幻想です
52 すべての道はローバへ通ず
53 夫を亡くしたあとの年金リスク
54 貧乏ばあさん防止作戦(BBB)
第5章 あなたも私も介護する人される人
56 私が介護保険制度を目指したきっかけ
58 「同時多発介護」が起きる
59 「団塊」→「男介」→「老塊」
60 国の存亡にかかわるからこそ「介護離職ゼロ作戦」
61 しんどいときは、我慢しないで
64 認知症の家族を支える仲間づくり
66 介護は情報戦、まずは地域包括支援センターへ
68 あなたも私も「介護され上手」になろう
69 「子姑」には卑屈にならず、感謝を惜しまず
70 デイサービスが、ばあさまの地位を変える
71 もしも認知症になったら
72 シモの世話はロボット大賛成
76 おひとりさまの在宅死
第6章 力を合わせて「五つ星の高齢社会」を
77 ユーモアは老いの味方です
78 「濡れ落ち葉」でも燃え上がれ
79 「じじばば食堂」がほしい
87 老いてなお「アイ・ハブ・ア・ドリーム」
88 老年よ、大志を抱け!
あとがきにかえて――93歳のヒグチより
〈巻末付録〉平和ボケばあさんの猫暮らし -
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読みやすい。
人生100年と言われ出したのは5,6年前かな?
巷ではそんな本ばかり。
20年くらい前40代の頃は80歳くらいかなと思ってたけれど今や100年は当たり前。
結婚芝居は一幕から二幕にという表現が
おもしろいな。うちはかなり前から二幕目。
登場人物は二人だけ、というと意外とそうでもなく
息子夫婦や両親、義理母などが登場している。
最近頻繁になったのが父の介護による
母や兄弟との幕。
大介護時代と言うのも実感する今日この頃。
この本は母から借りたけれど
どこに共感したのか聞いてみたい。
『よい介護とは介護する家族やプロの介護者が
あっぱれであると同時に、介護される側がなんとも
立派な方が多い』
介護される側、ケアされ上手、というのは
ほんと一理あるなと。
父はいつも穏やかで、ヘルパーさんから
「いつもありがとうと言ってくれるんですよぉ」と
いうのを聞くと、あぁそうなんだ、やっぱりな、
と思う。
この本にも『命令しない、反対しない、不足言わない
小言言わない、怒らない』と書いてあるが
介護させれる、まぁ介護とまでいかなくても
老齢になったらそのようにありたいものだなぁと
思った。今年還暦になる私としては
老後についてもそろそろチラッとかすめる時期。
とはいえ、みんながなるとは限らない認知症
必ず介護されるというわけでもない。
自分の足で歩き、自分で考え行動する
自炊して美味しいものを食べ友と遊ぶ。
二幕目どころか三幕目に突入しそうな結婚芝居は
同居している人という位置付けでも良いのかも。
定年離婚してシングルの経済貧困者にならずとも
互いに気兼ねせず、健康を気に留めながら
ストレス溜めずに一緒にいる、そんな感じでもいいかな。
樋口恵子さん、今92歳でお元気なのねぇ、、
まだまだ執筆中、すごいわ。
そういえば「90歳何がめでたい」の佐藤愛子さんも
お元気。いやぁ、やはり仕事、天職を持った方たちは、老いも楽しんでいてそれも「飯の種」にしちゃうのね。ワークインライフ、というかライフインワーク? -
Posted by ブクログ
まず、はじめにから
今回、私(和田秀樹)が上手に老い、90過ぎても現役を続け、また頭脳明晰な樋口恵子先生と、対談というかたちで教えを乞うことができたのは、本当にラッキーなことだと思っています。
中略
80歳の人でも85歳の経験はないし、90歳の人でも100歳の経験がないのが老いの特徴です。
老いの経験者で優等生の樋口先生と、老いの長年のウォッチャーからの話を今後のヒントにしていただければ幸甚です。
とあります。
9月20日に「後期高齢者」に突入した私としては、ますます楽しい「幸齢期」をゲットするため心して読み進めました(笑)。
第1章 死ぬ気になれば――老いの実況中継
その中で、ポイントを数点ピックアップ
・「死」を意識して生き方が決まった
・健康寿命を延ばしたければ病気を見つけるな
・まだまだ健気な70代、でも油断は大敵
・70代と80代で「老い」への対策を変える
・100歳ライフは人類初の生き方
コラム 65歳になったら準備しておくこと
第2章 「老いる」「老いない」の分かれ道
・意欲の低下がいろいろな老化の引き金に
・高齢になったら「人の手を借りる力」を磨く
コラム 老いを遠ざけるアウトプット
第3章 医者と91歳評論家が語る「いい医療の見分け方」
・高齢者に必要なのは専門医より総合医療医
・高齢者から元気を奪う「正常値」至上主義
・80歳過ぎたら健診は受けなくていい
・高齢になったら「引き算」より元気の素を足す
・日本人を長寿にしたのは「医療」より「栄養」
・先進国でがん死が増えて日本だけ日本だけ
コラム 心をご機嫌にする「魔法の言葉」
第4章 自由に、私らしく、生きるチャンス
・高齢者を低栄養に導く粗食信仰
・「ひとり老い」のほうが老化を遠ざけられる
・いざという時「頼りになる人」リスト
・仕事も、結婚も二毛作?
・リビング・ウィルで、今をどう生きるかが明確に
第5章 嫌老社会 -
Posted by ブクログ
いつ髪を切りに行くべきか、床屋さんにきいてみた感じです。
現時点ですら介護の現場に問題があるのも、ここから先も苦しいことも間違いないのですが、少ないリソースとお金をどうするのかという話なので悩ましいですね。総合事業についてはあまり詳しく知らなかったので調べてみようかなと思いました。
とはいえ大きな市場ですし、医療保険のようにガチガチに固められてないので、大きなもの同士の負けられない闘いがあるのかなと思いました。
訪問介護の方々がワクチン接種やらコロナの時期にとても大変だったり正当な評価を受けていなかったりという点は、もう本当におっしゃる通りと周りで見ていた当方としては感じました。
本当に重要な指摘や、悲痛な叫びもあるので読んで全く損はない本と思います。