金間大介のレビュー一覧
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【メモ】
第1部 「1on1の前」に知っておくべきこと
1. 日本企業の現場で1on1が求められる理由
・部下がどんなに優秀でも、上司の存在意義は消えない
→部下たちを理解し、彼らの成長を支援し、促すこと
→答えを教えられなくても「鏡」になれる
・上司の重要な役割は、部下の最大の味方であるこ
2. 見落とされがちな「1on1の課題」
3. 1 on 1に求められるスキル
4. 1on1に対する「若者のホンネ」
第2部 なぜ、若者は突然会社を辞めるのか?
5. 退職代行サービスを使う若者たち
6. 「別の会社で通用しなくなる」と考える若者の心理
7. 日本とアメリカの「静かな退職」
8. 「 -
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・学校や職場などでは横並びが 基本
・5人で順番を決める時は3番目か4番目を狙う
・言われたことはやるけどそれ以上のことはやらない
・質問しない
・気配を消し、集団と化す
・ルールには従う
・競争が嫌い
などなど、本書ではこういった現代の若者によくある傾向を、いい子症候群呼び、深く掘り下げていく。
自分にも当てはまるなと感じる項目がいくつかあり、何度もギクッとなった。
アクションを起こすことを恐れず、 自発的に動こうとする能力を身につけなければと危機感を抱いた。
ただ同調圧力が根強く存在し続ける中でアクションを起こすのって自意識的にも相当難しい…。 -
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いい子症候群ー。現役大学生と触れ合う研究者だからこその視点で、30代の自分とは何か遠い話かと思ったが、そんなことはない。成長してこなかった日本経済の30年、現状維持と安定を求めすぎたが故に、後進国に結果的になってしまった日本に住む今の自分にも思い当たる症状はままある。この国に住む人たちが、周りの顔を意識し、足を引っ張り合うような特有の気質が良くも悪くもハマり、この状態から抜け出せないのは、ある意味自分にも責任があるだろう。常に学び、常に成長し続けることを意識したい。いい子症候群の人たちが多ければ多いほど、この意識を持つだけで圧倒的な差別化を図れる。変わらないことは罪、変わるのは簡単だ。
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【なぜ】インパクトあるタイトル(会社図書)
【どう】4.0の★4点(興味→絶望→希望を1冊で体験できた笑)
「良い子症候群」のネーミングセンスと的確な分析、文章としても非常に読みやすい本。 途中日本企業が対峙しているとてつもなく大きな壁(人材育成)を目の当たりにして気持ちが沈みかけたが、最後まで読みなんとか心に平穏が訪れました。笑
【学び、備忘録】
・上司は部下を理解し、成長支援し促進することが役割(つまりわからないことを教えてくれるものたち違う)
・誰しも何かしらできることを持っていて、それは充分会社に貢献できるんだと言うことを知ってもらうことが大事
・「メンター役の社内公募」を -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。さすが人気の本。大学の先生が書いたのだけど、ちゃんと一般向けに分かりやすく書かれてる。はじめは自分にも当てはまる感じがして、おや、私も今どきの若者らしいのかと思いつつ読んだけど、やっぱ度を越してるなーというのが多くなった。全然私は今どきじゃなかった。で、それでよいと思っている。ほんと、働いてる頃はイラつく若者も多かった。全然仕事しねーなーと思って。ほんとそういう人たちが主流になるとどうなるんだろうと思うけど、まぁその頃には死んでるからな。でも先生のゼミのように変わっていく若者もいるわけで、大人として周りをそういう風土にしていくのが大事なんだろう。
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Posted by ブクログ
「若者との1on1の前に読む本」というコンセプトで、1on1ミーティングを核とした世代間コミュニケーションの問題点を切り口に、職場の若者を多面的に分析し、上司・先輩世代に向けて、これからも若者たちと共に前へ進むための提案を行う。
若者へのヒアリング調査等も踏まえているものの、大学で若者に接している著者の印象論がちょっと強いのではと感じる部分もあったが、「いい子症候群」の特徴など、Z世代と呼ばれるような若い世代の解像度が上がる内容だった。
なかなか実践は難しく、即効性があるものでもないと思うが、回避的な若者については1on1で理解し、変えようとしないということや、傾聴と共感など、著者の提案は傾聴