金間大介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
なんとなくもやもやしていた今の新人の傾向を言語化してもらえた感覚があります。
いい子症候群とはまさに言い得て妙だなと。
うちの部署としての傾向として
コミュニケーションは長けているし、与えられたことについてはそつなくこなす優秀を感じる一方でなにかミスをするときに他責な傾向や与えられた仕事以外は自分は関係ないという面も本書を読んで合点がいきました。
求められているフィードバックについてもゲーム的な要素が必要であるとの発言になるほどな!と感心しました。
それにしてもいい子症候群の若手と働かないおじさんの狭間でこれからどうやってあくせくしていけばいいのかという自分への問いのヒントにもなりました。
めちゃおすすめです。 -
Posted by ブクログ
一昨年くらいに読んだ本(現2024年11月)
「いい子症候群」と言われる子たち。
それを作り出したのって大人「社会」じゃないの?と思う。
昨今、「多様性」だとか「子どもたちが自主的に」「能動的に」みたいな文言見たり、
そういうセミナー開かれてるの見たりするけど、それって「子どもの心聞いてますか?」って思う。
みんなの前で褒めてほしくないって、子どもたちからちょいちょい聞くよ。
でも学校の先生にばれないようにしてる、とか。
先生たちも一生懸命考えてるんだろうけど、それって「子どもは望んでるの?」と思う。
「自主的に」だって、発言しない選択をしてる事が「自主的に考えて」の行動だと思うんだけど。
結局レールに載せたいのかな?と穿った見方をしてしまう。 -
Posted by ブクログ
「ほめられると嬉しいけど苦手だ」このように言うZ世代を理解しようと思って手に取った本
でも読んでみると自分にも当てはまるところも多かった
「先生に指されるのが嫌だ」
「授業は後ろで受けたい」
多くの日本人にも当てはまることなのではないか
「いい子症候群」はほとんどの日本人にも言えると思う
失望させたくないから期待もされないように人の中に埋もれていたいという考えは、和を重んじる日本人なら理解できることなのではないだろうか
他にも、今の若者にしかない価値観というのも多かった
知っておいて損はないことだから、少しでも気になったら読んでみてほしい -
Posted by ブクログ
別の本の中で取り上げられていたのをきっかけに大きく話題になっていることを知って入手したものの、なんだか行きつ戻りつして時間がかかったがようやく読み終わった。
なかなか複雑で、簡単に印象はまとめられないし、かつ何か一定しないと言うか、印象が時によって変わってしまうと言う面もある。
筆者とは同業であり、ここで取り上げられているような学生たちとも日々接しているのだが、軽くあるあるというのはあるものの今のところど真ん中ではない気もする。ただし、兆しというのかいずれこうなるのではという要素は多々あり、遅かれ早かれこれが自分にとってもど真ん中になるのかもという予感はある。
若者の問題として、若者以外のおとなは片付けてしまいがちであるが、これはおとなも含めた日本人すべての問題なのだろうということを漠然と思うし、このまま進むと日本はどうなるのだろうかという不安も混じる。これまでも「当たり前なこと」の変化は何度もあり、軋轢や紆余曲折を経て社会も変わってきていることを考えると、いずれどうにかなって落ち着くところに落ち着く類のことかも知れないが。重要なことは、若い世代以外が若い世代の問題であると考えたり、自分ではなく周囲の問題と、ある意味第三者的に考えることがもっとも避けるべきことで、現在世の中の様々なところで起こってる衝突や摩擦の主因はそのことではないかと思う。様々なことを世代間の問題として片付けるのは簡単だし、そうすることである意味面白いし、気持ち良かったりもするが、悪者を見つけて叩くことは、実際には自分たちを叩いていることになり結局は何も解決しないのではとも思う。世代が違っても人間はみんな人間という当たり前のことを強く感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ若者の考え方や行動の特徴を理解したとして、著者がいうのは、それらの特徴を変えようとしてはいけないということだ。たとえば、授業などの説明を受けた後、「質問はありますか?」と説明者から問われたときに、今の若者には人前で手を挙げて質問するひとは少ないけど、そういう行動には背景・理由があると、著者は書いている。
いい上司とはどんな上司かについて、若者の考えていることと、上司が考えていることにはズレがある。著者は、若者の考えている上司像についても述べている。著者の記述を読めば、若者がもっている上司像が、しっかり意味のあるものだと理解できる。
著者が最後の方に書いていることに、私はなるほどと思った。私なりの理解では、つぎのようなことだ。上司と部下に共通の仕事の目標があるはずだ。対面で部下と上司がはなす1 on 1において、上司は、心の中でその目標を見つめながら、部下に「一緒にその目標を実現するために、こんなふうにしたらどうだろう」といった話をすればいい。そういう風に私は理解した。上司と部下の対話は、座席は対面であっても、心の目線は同じ目標に向かっているのがいいと言うことだろう。
いい本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分が部下を持った時の参考にしたい
また、「いい子症候群」に陥っている節がいくつか見受けられるため、アンチテーゼにしたい
→人工ピラミッドの多くを占める年長世代とも協働していく事で、ビジネスの可能性が向上するため
下記、メモ
イチオシのFB方法
→フィードバックはなるべく早く
→フィードバックを返すポイントを具体的に
→褒め要素は「I」を主語とした形に
→ごく簡単な質問で終わる
→軽めのフィードバックを頻度高めで
1on1の課題
・制度面
→不明確な目的
→ミーティング時間の確保の難しさ
・実行面
→不十分な準備
→所要時間の超過
→課題解決の追求
→フィードバックの欠如
→マンネリ化
・心理的な課題
→オープンな対話の不足
→フィードバックの受け入れの難しさ(受け手の意欲)
ファストスキル : 専門家が持つスキルや知識のごく一部を、分かりやすく切り取って安易に身につけようとする行為
→これを背景に、スキルや能力向上の機会について、会社や上司が「仕組み」として用意すべきと思われている
→なるべく手軽に成長したい、周りに送れないように効率的に職業人として通用する能力を身に付けたい
いい子症候群の若者の特徴
→唯一無二の量産型という矛盾を抱えている
→キャリア意識を持っているのではなく、「キャリア意識を持つ若者でいることが正解」と教わったから、そう振る舞っている
→成長 : 周りから落ちこぼれないために必要
→素直で真面目
→一対一の受け答えはしっかりしている
→一見爽やかで若者らしさがある
→協調性がある
→人の話をよく聞く
→言われた仕事はきっちりこなす
→自分の意見は言わない、質問もしない
→絶対「先頭」には立たず誰かの後ろに続く
→授業や会議では後方で気配を消し集団と化す
→場を乱さないために演技をする
→悪い報告はギリギリまでしない
→自分で決めたくない(皆で決めたい)
→自分の能力に自信がない -
Posted by ブクログ
過去の2作も読んだ上で購読。。
現代の若者の特徴を理解するのに役立つ内容だった。周りには、Z世代と呼ばれるような若者はあまりいないので、実感することは少なかったが、特徴を押さえるのに役立った。特に、目立ちたくないという意識が高く、挑戦しないような印象を覚えた。上の世代が、苦労や苦い思いを経験して、改善した結果を享受しているということは、若者に理解してほしいと感じた。
メンタルは弱い印象があったが、守られているからこその権利主張が強いので、鬼強メンタルだと思った。
気をつけようと思ったことは、若者やZ世代のように一括りにして分かった気になろうとせず、個々によって特徴は変わるということは忘れないでおきたい。 -
Posted by ブクログ
最近の若者はずいぶんキラキラして優秀そうに見えますが、職場に配属されてくるとその印象は一変し、上司たちが持て余しているという話を耳にします。「あの面接のときのキラキラどこいった?」
本書はこうした「一見優秀」な若者たちの行動特性や背景などをデータを用いながら解説しています。
現代の若者は、求められる「正解」を演じるのが上手い一方で、意見を言う、質問する、先頭に立つなど「浮く」ことを極端に恐れます。自らの行動に責任が発生しないよう、常に指示や根拠(言い訳)を求める特性があります。その背景には、「自信がない自分」を肯定し、無理な成長を求めない自己肯定力と、日本の将来や自分の成長を諦め、今だけの安定と幸せを重視するコンサマトリー思考、「正解主義の過保護な子育て」により失敗から学べる体験をしていないことなどが挙げられます。
そして本質的な問題として、働き方改革やコンプライアンス強化によって「無菌化」された職場環境を舞台に、若者と大人が責任を押し付けあう「相互依存の構造」だと著者は分析しています。
もちろん、これらはあくまで傾向であり、高い視座を持って活躍する若者も多くいます。しかし本書で指摘される無菌状態の職場がスタンダードになる未来、この現象を大人はどう捉え、若者とどう向き合っていくかは深く考えなければならないと感じました。本書では両世代に向けた処方箋が提示されていますが、現場感覚としては上滑り感を感じました。
「無敵」化する若者を生み出したのは我々大人であり、そのツケがダイレクトに自分達に回ってきていることを痛感させられる本書。同時に若者世代たちも、日本の停滞をさらに加速させた責任を負う時代は来ます。その時に彼らはどう行動するのでしょうか。