【感想・ネタバレ】先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たちのレビュー

あらすじ

ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい……。今、こんな若者が激増している。
・「成功した人もしない人も平等にしてください」
・選択の決め手はインフルエンサー
・「浮いたらどうしようといつも考えてます」
・LINEグループで育まれた世界観
・もう「意識高い系」とすら言わない
・上司からの質問を同期に相談する
・自分に自信はないけど社会貢献はしたい
令和の時代の重大異変を、イノベーションとモチベーションの研究家が徹底分析!

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Posted by ブクログ

最近の若い世代と話す機会が多くなり、心情を知りたくて手に取りました。大勢の前で安易に話しかける事を控えようと思いました。読み終わったとはいえ接し方が難しいです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

大学生の心理的特徴を進学前の今知れてよかった。
同調圧力に流されて人を傷つけることは絶対にしないと改めて思うことが出来た
いつでも主語は私で生きていきたい。

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2025年02月14日

Posted by ブクログ

一昨年くらいに読んだ本(現2024年11月)

「いい子症候群」と言われる子たち。

それを作り出したのって大人「社会」じゃないの?と思う。
昨今、「多様性」だとか「子どもたちが自主的に」「能動的に」みたいな文言見たり、
そういうセミナー開かれてるの見たりするけど、それって「子どもの心聞いてますか?」って思う。
みんなの前で褒めてほしくないって、子どもたちからちょいちょい聞くよ。
でも学校の先生にばれないようにしてる、とか。
先生たちも一生懸命考えてるんだろうけど、それって「子どもは望んでるの?」と思う。
「自主的に」だって、発言しない選択をしてる事が「自主的に考えて」の行動だと思うんだけど。
結局レールに載せたいのかな?と穿った見方をしてしまう。

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ参考になる。
自分と違う人間?と思うくらい今の高校生、大学生の感覚が違くて驚いた。でも知り合いの子達を思い浮かべると確かに当てはまる。自分と同じ感覚だと思って伝えてはいけないんだなと反省。気をつける。

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2024年11月08日

Posted by ブクログ

「ほめられると嬉しいけど苦手だ」このように言うZ世代を理解しようと思って手に取った本

でも読んでみると自分にも当てはまるところも多かった

「先生に指されるのが嫌だ」
「授業は後ろで受けたい」
多くの日本人にも当てはまることなのではないか

「いい子症候群」はほとんどの日本人にも言えると思う

望させたくないから期待もされないように人の中に埋もれていたいという考えは、和を重んじる日本人なら理解できることなのではないだろうか

他にも、今の若者にしかない価値観というのも多かった
知っておいて損はないことだから、少しでも気になったら読んでみてほしい

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2024年10月30日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて購入しました。
私の事を24時間365日観察して書いたのかと思うぐらい共感できる内容で面白かったです。
先日、人前で注目を浴びると過度に緊張してしまったりする社会不安障害という診断を受けました。
学生の頃から自分は何を目標に社会に出ていくのかわからなくなることが多かったのですが、この本を読んでどうしてそうなってしまったのか理解できた気がします。
自分の消極的な性格に悩んでいる人や周りにそういった人がいてどうやって接したら良いか迷っている人に是非読んでもらいたいです。

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

別の本の中で取り上げられていたのをきっかけに大きく話題になっていることを知って入手したものの、なんだか行きつ戻りつして時間がかかったがようやく読み終わった。
なかなか複雑で、簡単に印象はまとめられないし、かつ何か一定しないと言うか、印象が時によって変わってしまうと言う面もある。
筆者とは同業であり、ここで取り上げられているような学生たちとも日々接しているのだが、軽くあるあるというのはあるものの今のところど真ん中ではない気もする。ただし、兆しというのかいずれこうなるのではという要素は多々あり、遅かれ早かれこれが自分にとってもど真ん中になるのかもという予感はある。
若者の問題として、若者以外のおとなは片付けてしまいがちであるが、これはおとなも含めた日本人すべての問題なのだろうということを漠然と思うし、このまま進むと日本はどうなるのだろうかという不安も混じる。これまでも「当たり前なこと」の変化は何度もあり、軋轢や紆余曲折を経て社会も変わってきていることを考えると、いずれどうにかなって落ち着くところに落ち着く類のことかも知れないが。重要なことは、若い世代以外が若い世代の問題であると考えたり、自分ではなく周囲の問題と、ある意味第三者的に考えることがもっとも避けるべきことで、現在世の中の様々なところで起こってる衝突や摩擦の主因はそのことではないかと思う。様々なことを世代間の問題として片付けるのは簡単だし、そうすることである意味面白いし、気持ち良かったりもするが、悪者を見つけて叩くことは、実際には自分たちを叩いていることになり結局は何も解決しないのではとも思う。世代が違っても人間はみんな人間という当たり前のことを強く感じた。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

タイトルから受ける印象に反して、文はいい意味で軽くライト層向けに書かれているし、合う人は面白い文体だと思う。上手。
内容は想定世代より少し上にも関わらず自分にクリティカルヒットする内容が多くてザワザワした。
良い本です。

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2024年07月27日

Posted by ブクログ

現代の若者像に愕然とした。あまりに違いすぎる。ネット社会以前と現代では、時代も違いすぎる。若者も気の毒であるが、産み出したのは今の大人と言われると、そうなのかなと疑問を感じるが受け入れざるを得ない。日本の将来がとても心配。この現状で世界と渡り合えるのか?

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

頭ごなしに「今どきの学生は」という人に、ぜひ読んでいただきたい。今どきの学生の思考、傾向を丁寧に解き、目立つことがもっとも苦手とする学生に下手にスポットライトを当てるのは好まれず、人前での叱責はもってのほか。
学生の言い分にもちゃんと耳を傾けてからモノを言おうね、という大人への警鐘。時代が変われば教育の質も変わる。すべてをコロナのせいにしてはいけない。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

先生、どうか皆の前でほめないでください
2025.5.08

現役大学生なので分かるが、大学のありのままの現状が書かれていたように感じた。自分もどちらかというといい子症なのにも関わらず、こんな大学生はいけないなと感じてしまった。
途中、研究結果が書いてあって説得力があったしなるほどと何回も思った。

この現状は変えることができないのかも知れないが、後々自ら考え、行動する力は必要だと思うのでいい子が生き生きと過ごせる環境づくりが必要だと感じた。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

やり甲斐を感じられる「社会貢献」が好きとか
真面目だけど積極性に欠ける(本人にはその自覚なし)とか本当に最近よく見られる傾向だと思った

会社に自分を成長させて欲しい、
ロールモデルを示して欲しい、とかその気持ちは理解しつつもずっと自分の中で違和感があったことなのでこの本を読んで腹落ちした

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

・学校や職場などでは横並びが 基本
・5人で順番を決める時は3番目か4番目を狙う
・言われたことはやるけどそれ以上のことはやらない
・質問しない
・気配を消し、集団と化す
・ルールには従う
・競争が嫌い  
などなど、本書ではこういった現代の若者によくある傾向を、いい子症候群呼び、深く掘り下げていく。
自分にも当てはまるなと感じる項目がいくつかあり、何度もギクッとなった。
アクションを起こすことを恐れず、 自発的に動こうとする能力を身につけなければと危機感を抱いた。
ただ同調圧力が根強く存在し続ける中でアクションを起こすのって自意識的にも相当難しい…。

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

・横並び主義、モチベーションの低さ
・分配が多いときの気まずさ
・自己決定できない
・集合の愚
「固まる」でなんとかしようとする子、多いなー。
本当に周りが、なんでもしてあげすぎなんだよ。
でも子どもに限らず、いい大人でも、
対話が出来ない、避ける人が本当に増えた。

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

いい子症候群ー。現役大学生と触れ合う研究者だからこその視点で、30代の自分とは何か遠い話かと思ったが、そんなことはない。成長してこなかった日本経済の30年、現状維持と安定を求めすぎたが故に、後進国に結果的になってしまった日本に住む今の自分にも思い当たる症状はままある。この国に住む人たちが、周りの顔を意識し、足を引っ張り合うような特有の気質が良くも悪くもハマり、この状態から抜け出せないのは、ある意味自分にも責任があるだろう。常に学び、常に成長し続けることを意識したい。いい子症候群の人たちが多ければ多いほど、この意識を持つだけで圧倒的な差別化を図れる。変わらないことは罪、変わるのは簡単だ。

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2024年10月24日

Posted by ブクログ

『静かに退職する若者たち 』を読んでから購読。書き口が大学の教授と話している感じで面白く、データもあり説得力があった。
エピソードで、先輩社員が新卒に業務を一通り教え、「分からなくなったら聞いてね」に対して、いつまでたっても聞きに来ないのには、すごい共感した。
今どきの若者で一括りにするつもりはないが、受け身すぎる印象を持っている。どう接していけばいいか参考になる内容が多かったので、若者との接し方に悩んでいたり、初めて後輩を持つ社員におすすめできる。

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2024年08月05日

Posted by ブクログ

具体的な事例とともに若者の特徴が厚めに書かれている。
この本に書かれたような若者をつくる社会とはどのような社会なのか考えさせられた。

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2024年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。さすが人気の本。大学の先生が書いたのだけど、ちゃんと一般向けに分かりやすく書かれてる。はじめは自分にも当てはまる感じがして、おや、私も今どきの若者らしいのかと思いつつ読んだけど、やっぱ度を越してるなーというのが多くなった。全然私は今どきじゃなかった。で、それでよいと思っている。ほんと、働いてる頃はイラつく若者も多かった。全然仕事しねーなーと思って。ほんとそういう人たちが主流になるとどうなるんだろうと思うけど、まぁその頃には死んでるからな。でも先生のゼミのように変わっていく若者もいるわけで、大人として周りをそういう風土にしていくのが大事なんだろう。

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2024年07月19日

Posted by ブクログ

大学教授である著者が、彼のゼミ生とのやりとりや、大学での日常風景を例に出しながら、令和の20代の若者の行動とその背景にある思考を解説する。
仕事で20代の若者と一緒に働く時、彼らはどのような思考回路で行動するのか気になって読み始めた。本書の登場人物は主に大学生だが、多数の実例を基に若者の考え方が説明されているため、わかりやすかった。

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2024年07月08日

Posted by ブクログ

この本を読んで、Z世代の特徴について知りたかったような、知りたくなかったような複雑な感情を抱きました。

失敗を恐れて挑戦する気持ちを抑えている。競争より協調、そして協調より同調という傾向が強いZ世代の特徴が、大学で学生と普段接している教授がリアルに見事に描写しています。
「手助けをしてあげているのは若者の方であり、いつの間にかその場の主導権も若者にわたっている。」という部分はドキッとする一言でした。
会社でも研修体制・マニュアル体制・福利厚生などを整えていますが、やりすぎるのも難だなと思います。ほどほどに、多少足りないくらいが良く、余白を残しておくくらいがいいのかなと感じました。

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2024年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「いい子症候群」の特徴としてこんな感じのことが挙げられていました。

・周りと仲良くでき、協調性がある
・5人で順番を決めるときは3番目か4番目を狙う
・言われたことはやるけど、それ以上のことはやらない
・人の意見はよく聞くけど、自分の意見は言わない
・授業や会議では後方で気配を消し、集団と化す
ルールには従う
・一番嫌いな役割はリーダー
・競争が嫌い
・特にやりたいことはない
                              etc…

私自身、「いい子症候群」の症状が多数出ているタイプの人間なんじゃないかなと思っています。ただ、そんな自分になんとなく気づいていて、私からしたらそういう自分はあんまり好きじゃなくて、どうにかしたいとちょっともがいているのかも。そういうちょっと頑張ってる部分を見て、私が「いい子症候群」的ではないと思ってくれる人もいるんだな、と感じています。

それならなりたい姿に見せられてるんだからいいことじゃないか、と捉えることもできるかもしれませんが、どちらかというと私はそこのギャップに違和感を感じてしまっている気がします。
自分は「いい子症候群」っぽい方がデフォルト。そのデフォルトの状態を変えたいんだけど、実際見せかけてるだけの自分に対してもやもやする…みたいな。

でも、最近はどちらも自分の一部なんだよなー、と思えるようになってきた気がします。

そして一番印象に残ったのは、「特にやりたいことがなくて悩んでいる人へ」

”心配はいらない。あなたは別に無気力なわけではない。
単に、やりたいことを探すという行為が合っていないのだ。このタイプは、必要なものはすでに身の回りにある。生きているうちに自然と身の回りのコト、モノ、ヒト、場所、時間などを愛することができる。それに気づいていないだけ。自分の巡り合わせを信じて、目の前のことに集中したらいい。このタイプの人こそ、置かれた場所で咲くこと。続けているうちにいつの間にか前を向いて努力している自分に気づくことも多い。”

「好きなことで生きていく」ことがもてはやされる時代にあって、自分が本当にやりたいことはなんなんだろう、と悩む人も多いんじゃないかなと思います。やりたいことが見つからないなんて、自分は実は何にも興味関心がない人間なんじゃないかと思ったりもしました。探すこと自体が合っていないという視点はなかったので、なんかちょっと救われる気がしたんですよね。

以前タロット占いをしてもらった時に、「頼まれたこと、応援してもらえることを素直に感謝して引き受け、それを全うする姿勢が大事」と言われました。言われたことだけやるというのともまた違って、より良い方向に向かうように自分の役目をしっかり果たす、ということをまずは大事にしてみようと思いました。

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2024年06月03日

Posted by ブクログ

「どうか皆の前で罵倒しないでください」はもちろんのこと、最近の若い世代は褒められることすら嫌がる…
自分自身もはや「最近の若者」ではないけど、嫌がる感覚は何となく分かる気がする。クラスメートに妬まれてイジメに遭うかもしれないから?否、総じて言うと彼らの本音はその先を行っていた。
「目立ちたくない」

「目立ちたくない」にもっと目を凝らすと、「自分に自信がない/自己肯定感が低い」になる。
冒頭でも書いたが、(2000年代後半から2010年初めまで学生だった身からすると)何となく想像できる部分もあってか、実はあまり驚かなかった。
学生時代、自信家や意識高い系もいたっちゃいたけど、本書でピックアップされているような発言したがらない子や無気力な子もよく見かけたから。(自分は勢いに乗って自爆するタイプだった)

ただそうした態度をとる理由が、世代を経て変わってきてる?という気がしたのだ。
「目をつけられる」を「期待の眼差しで注目される」と解釈する。自信がないのに人前で褒められると却って圧になり、周りの自分を見る目まで変わる…という恐怖心に駆られる。彼らにとっての「安定した会社」とは、誰も干渉してこない安定したメンタルで働ける会社のことを指す。
嫌がる感覚は分からんでもない…でも世代を代表して言うと(!?)、そこまで思い込んだことはなかった。

若い世代は競争意識が低いという話もよく聞くが、それもまた「注目されたくない」精神の表れだという。プラス、(徒競走での)手つなぎゴールに代表されるゆとり教育も噛んでいるようだ。

今のZ世代同様、ゆとり世代と一括りにされてムカついていたが、そもそも「1993年-2010年にかけて小学校に入学した人が対象」らしく、自分もガッツリ入っていた…。(だから多少理解できる点もあったのかな?)
「個の体験を重視し、自ら考える力を養う。他者と歩調を合わせ、共に課題を乗り越える」 ことが当初の目標だったにも関わらず、いつの間にか歩調を乱してはいけないというニュアンスに変換されていた。自分も競争は苦手だったけど、ここまで避けてしまうと昭和はおろか、平成の青春ドラマなんて見ていられないのでは…?

本書の対象としては「30歳以上の社会人やマネージャー経験のある層」で、彼ら(って、自分も含まれているか…)向けに若者の生態を詳しく分析している。
正直残念に思う面もあるけど、かといって非難ばかりもしていない。若者向けの章も設けているほど、著者はもっと顔を上げて生きてほしいと、彼らにエールを送っている。

一方で、頑張っても報われない風潮を平気で見せつけてきた大人にも怒りを表している。「『最近の若者は…』って大人は言うけど、彼らを作ったのはアンタらだからね!?」と啖呵を切っていた友人を思い出した。
大人でもおいそれとは景気を変えられないけど、子供たちであれば形作っていける。ただ避けたいのは、大人ヅラしてまで彼らの未来を改悪するようなマネである。

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2024年06月03日

Posted by ブクログ

現代の若者の思考を、シニカルに、でも根本的な部分を紐解いていこうとする。
「欲がない」「安定志向」と揶揄される若者語りは正しいのか?
それは若者だけの問題なのか?
どんな要因があって彼らはそうなったのか?
どの世代が読んでも、現代人を知る糸口がある。

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実は塾の先生なので、首がもげるかと思うほど頷ける部分もあり、日々感じることを言語化してもらえたと思う部分が多かった。
データは活用しつつ、分かりやすくまとめることを重視しているからか、「本当に?」とデータの読み取り方については思うところもあったけれど、全体として多くの人がとっつきやすいようになっていてよかった。

「まったく今の若者は」という語りには、疑問を感じていたので、それを作り出した要因に自分はなっていなかったのか?社会や周りの大人たちに原因はなかったのか?と、本書を読んで色んな(特に若者と関わることが多い)人たちに自問自答してほしい。

個人的に
「まずは私たち大人が子どもの前で挑戦し、その姿を見せること」
「学習は原則として自分のためにわがままにするもの。学ばなければ教えてもらえないし、求めなければ学べない。」
この考えが大事に思った。

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2024年05月30日

Posted by ブクログ

<卒論/生活用>
①いまの大学生は他人に用意された舞台の上で「普通に」生活を送りたいと考えている。

=他人から情報を与えられることを前提に動いている。

※会社業務における「分からないことがあれば聞いてね~」の一例

②なぜ、今の学生は消極的なのか?

→大人が失敗することを恐れて生活をしているから。活き活きと働く大人や夢を大きく語る大人が近くにいないから(経済のせいでもある)

=最大の学びは人を真似すること。小さいころから人は他人を見て学ぶ。

<印象に残った言葉>

「学ばないものには教えられない」

「求めなければ得られない」

「最大の課題解決策は自己成長である」

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2025年04月25日

Posted by ブクログ

『最近の若い子』というキーワードが私は嫌いだ。皆が若かりし頃言われ続けた言葉だからだ。『最近の若い子』は駄目というのが世の常だと思う。ただ、この本はそのような考え方に一石を投じる著書ではないのだろうか。『最近の若い子』へ理解を深める著書だが私にも通じることがある。情報過多な世の中、社会を生きていくうえでわれわれ側が理解を深めなければならないのではないか?なぜならば、今から社会を支えてくれるのは『最近の若い子』なのだから

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2025年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p135
1.企業は「主体性」や「実行力」を備える学生を強く欲しながらも、それを備える学生に対し明確なインセンティブを設けていない
2.学生は「主体的に動かれたし」というメッセージを企業からの搾取と感じ、むしろそのシグナルを発する企業を避ける傾向にある
(中略)
1のインセンティブとは、給与を高く設定する、希望の配属を考慮する、といったことだ。もし主体的に動く若者に対する明示的なインセンティブを設定できていないのなら、主体的に動いたほうが損、単なる企業側の都合のいい搾取だと学生側が判断しても仕方ない。
実際、企業は「主体的」と言いながら、その実、若いエネルギーを無下に投下してくれる学生を見つけようと必死だ。いざ見つけると今度は囲い込みに必死になる。

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2024年11月10日

Posted by ブクログ

本書で書かれていることをZ世代の世代論としてそのまま受け入れてしまうのは少々危険だと思うし、そのつもりもさらさら無いけど、結局は第9章の最後に書かれていることがすべてだと思った。いかに現状で見せつけるか。

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2024年10月20日

Posted by ブクログ

皆の前でほめられると嬉しい自分としては、どういう内容が書かれているのだろうと興味をもち、読んだ。

現代の「一般的な若者」を記述する本書は、通時的に見るからこそ捉えられる特徴が説明されている。そのため、現代の若者としての自分の実感として腑に落ちる部分もあれば、納得できない部分もあった。
しかし、「大人たち」からはこのように見られているのだと知ることは、とても有意なことであるようにも思う。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

〈 ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい……。今、こんな若者が激増している。
令和の時代の重大異変を、イノベーションとモチベーションの研究家が徹底分析! 〉

通っている整形外科医の本棚から

『団塊の世代』の私は、もう昔話になってしまった学生闘争を体験した。
 ヘルメットかぶっていたわけではありません(笑)
あれは何だったのだろう?
あのデモは?

競争、競争で追い立てられやみくもに突っ走っていた
世界は豊かになり平和になるとバカみたいに信じていた
ずっと言われた
「今の若者は分からん! 宇宙人か」

時代が移って……
現実はどうでしょう!?

「競争したくない」
「浮いたらどうしよう」
今の若者

みんな悩んでいます

どこを目指せばいいのでしょう
リタイア婆さんはそっとため息つくだけです

≪ 目立たずに 自分の場所は 穏やかに ≫

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2024年08月30日

Posted by ブクログ

人と違う行動や目立つことを嫌がる傾向は感じていたので、やっぱりそうなんだな、と読みはじめた。
が、後半アントレプレナーシップや募金が日本で根付かないことと関連づけようとされていてどうもピンとこなかった。
もう少し若いひとたちの感じかたを掘り下げたものを読みたかった。

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2024年06月26日

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