あらすじ
▼これが彼らの、表には出さない本音
◎「仕事に情熱を持つ上司」は嫌
◎職場に活気は求めていない
◎人前でほめられたくない
◎成功や能力はガチャで決まる
◎恋愛よりも推し活
仕事・消費・恋愛・コミュニケーションに至るまで、多面的な切り口から世代間ギャップを解説し尽くす。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
こういうのめちゃくちゃ好き。
テーマ自体にも興味がそそられる。
30年の調査データと実例から世代間ギャップの理由を解説してくれる本書。
ホント面白くて、Z世代が置かれている環境を知る良い機会になった。
特に意外だったのが「現代の20代と50代の仕事に対する意識には大して差が無い」ということ。
ただ、現在50代の人が20代だった頃と比べるとかなり差があって、これこそがギャップを生み出す一因になっているらしい。
こんな風に具体的に説明してくれるので、今後の対応についての良いヒントになるのでは?
「最近の子は分からんわ」とか「俺らの頃と違うよな」とか嘆いても仕方ないから、さっさとこれ読んだら良いと思う。
その方がよっぽど建設的だと思うんだよねえ。
Posted by ブクログ
今回も金間さんの本ということで、Z世代の考えを調査を通じて汲み取った内容を興味深く読ませてもらった。酒井さんという対話相手を設け、文通のようなやり取りを通じて展開していく構成も面白かった。
自分が一番気になったのは、Z世代="エコ意識の高い若者"という虚像についてだ。本書でも引用されている調査によれば、国際的にみて日本ではいわゆるサステナブルな取り組み自体がコストとして捉えられ、自分にとってマイナスなものと受け止められがちである。さらに若い年代ほどそう思う割合が高くなるというのは驚きだった。
またこれもギャラップの調査などを踏まえてよく指摘されることだが、人助けをしない国民性に加え、「公共」意識の欠如、ひいては自国が戦争に巻き込まれても戦わないという「自国ファーストですらない」他人事感——こうした調査結果には目を見張るものがある。
ただ、これを若者批判の材料に使うべきではないだろう。嘘の答弁を繰り返した時の首相、自分の社会的影響力のある行動や発言に責任を持たない政治家たち、不祥事を連発し続ける警察などの国家権力、近年でもコンプライアンスを声高に叫ぶ一方(そもそもコンプライアンス担当役員がいない企業もまだまだあるが)で、不正を告発しようとすると揉み消しを図られ見て見ぬ振りをするしかない企業組織の体質
——自らの振る舞いに倫理性と責任を伴わない大人たちを見て育った世代が、その世情に最適化した態度をとるのは当然とも言えるのだから。