金間大介のレビュー一覧
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なんでこんなに私のことが分かるのだろう!
と驚きながら、共感しながら、たまに涙しながら
あっという間に読み終えました。
まさに自分も20代後半の「いい子症候群」。
「平均よりちょっと上でいたいけど、目立つのは不利益になるので嫌だ」。
「いわゆる真面目でいい子(のふり)」をする。
「相当な心理的安全性が保たれない限り、周りに合わせて自己開示はしない」。
本書の記載通りの価値観で、私自身昨年度末に
会社を退職しました。
退職に至った一番の原因は上司。
でも、もちろん上司にはそんなこと伝えなかった。
それは、会社を辞めるときには、伝える価値もないと思ってしまったから。
こちらは何度もサインを -
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最近は退職代行を使って会社を辞める若者が後を絶たない。別にそのこと自体を咎めるつもりは全くないが、ほとんどの先輩社員や上司はこう思うことだろう、「近頃の若いモンは……」と。
そもそもつい昨日までそんな素振りも見せなかった彼らがどうしてそのような行動に出るのか。
私はまだまだ自分のことを若者だと思い込んでいたが、いつの間にやら一回りも年齢が若い後輩ができ、そんな彼らのメンタリティが理解できなくなってしまったので、どんな心境で辞めていくのか、その兆候を察知するためのヒントはないか、と思いこの本を読んでみた。
今の若者は全体の和を乱さず、波風を立てないために先輩や上司が思い描く若手社員を演じてい -
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なんとなくもやもやしていた今の新人の傾向を言語化してもらえた感覚があります。
いい子症候群とはまさに言い得て妙だなと。
うちの部署としての傾向として
コミュニケーションは長けているし、与えられたことについてはそつなくこなす優秀を感じる一方でなにかミスをするときに他責な傾向や与えられた仕事以外は自分は関係ないという面も本書を読んで合点がいきました。
求められているフィードバックについてもゲーム的な要素が必要であるとの発言になるほどな!と感心しました。
それにしてもいい子症候群の若手と働かないおじさんの狭間でこれからどうやってあくせくしていけばいいのかという自分への問いのヒントにもなりまし -
Posted by ブクログ
一昨年くらいに読んだ本(現2024年11月)
「いい子症候群」と言われる子たち。
それを作り出したのって大人「社会」じゃないの?と思う。
昨今、「多様性」だとか「子どもたちが自主的に」「能動的に」みたいな文言見たり、
そういうセミナー開かれてるの見たりするけど、それって「子どもの心聞いてますか?」って思う。
みんなの前で褒めてほしくないって、子どもたちからちょいちょい聞くよ。
でも学校の先生にばれないようにしてる、とか。
先生たちも一生懸命考えてるんだろうけど、それって「子どもは望んでるの?」と思う。
「自主的に」だって、発言しない選択をしてる事が「自主的に考えて」の行動だと思うんだけど。 -
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「ほめられると嬉しいけど苦手だ」このように言うZ世代を理解しようと思って手に取った本
でも読んでみると自分にも当てはまるところも多かった
「先生に指されるのが嫌だ」
「授業は後ろで受けたい」
多くの日本人にも当てはまることなのではないか
「いい子症候群」はほとんどの日本人にも言えると思う
失望させたくないから期待もされないように人の中に埋もれていたいという考えは、和を重んじる日本人なら理解できることなのではないだろうか
他にも、今の若者にしかない価値観というのも多かった
知っておいて損はないことだから、少しでも気になったら読んでみてほしい -
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良い意味でタイトルから想像していた内容と違っていました。
データをベースにしつつ、著者の経験からの知見を織り交ぜているため、内容に説得力があった。
私自身も人事やメンターの経験があるため、共感を持てる部分が随所にあり、あっという間に読み終えてしまいました。
1on1をしないといけないが、初めてで何をしたらいいのか分からないといった立場にいる人にはとても参考になるんじゃないかと思います。
(逆にプレッシャーになるかもしれませんが)
序章 「笑顔の1on1ミーティング」の翌週に辞める若者
第1章 日本企業の現場で1on1が求められる理由
第2章 見落とされがちな「1on1の課題」
第3章 1on -
Posted by ブクログ
別の本の中で取り上げられていたのをきっかけに大きく話題になっていることを知って入手したものの、なんだか行きつ戻りつして時間がかかったがようやく読み終わった。
なかなか複雑で、簡単に印象はまとめられないし、かつ何か一定しないと言うか、印象が時によって変わってしまうと言う面もある。
筆者とは同業であり、ここで取り上げられているような学生たちとも日々接しているのだが、軽くあるあるというのはあるものの今のところど真ん中ではない気もする。ただし、兆しというのかいずれこうなるのではという要素は多々あり、遅かれ早かれこれが自分にとってもど真ん中になるのかもという予感はある。
若者の問題として、若者以外のおと -
Posted by ブクログ
ネタバレ若者の考え方や行動の特徴を理解したとして、著者がいうのは、それらの特徴を変えようとしてはいけないということだ。たとえば、授業などの説明を受けた後、「質問はありますか?」と説明者から問われたときに、今の若者には人前で手を挙げて質問するひとは少ないけど、そういう行動には背景・理由があると、著者は書いている。
いい上司とはどんな上司かについて、若者の考えていることと、上司が考えていることにはズレがある。著者は、若者の考えている上司像についても述べている。著者の記述を読めば、若者がもっている上司像が、しっかり意味のあるものだと理解できる。
著者が最後の方に書いていることに、私はなるほどと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分が部下を持った時の参考にしたい
また、「いい子症候群」に陥っている節がいくつか見受けられるため、アンチテーゼにしたい
→人工ピラミッドの多くを占める年長世代とも協働していく事で、ビジネスの可能性が向上するため
下記、メモ
イチオシのFB方法
→フィードバックはなるべく早く
→フィードバックを返すポイントを具体的に
→褒め要素は「I」を主語とした形に
→ごく簡単な質問で終わる
→軽めのフィードバックを頻度高めで
1on1の課題
・制度面
→不明確な目的
→ミーティング時間の確保の難しさ
・実行面
→不十分な準備
→所要時間の超過
→課題解決の追求
→フィードバックの欠如
→マンネリ化 -
Posted by ブクログ
ネタバレ(〇本文ピックアップ、■私の考え)
〇今の学生は、対大人向けコミュニケーションの「テンプレート」を持っている
(大人への配慮かつ自己防衛:いい子症候群の若者たち)
〇効率的に生きる上で有効なテンプレートを1つでも多く欲しがる
■うまい先輩の言い回しを真似して、無難に返すことに慣れていると感じることがある。
レポート課題でも、あらかじめ「私は〇〇と考える。理由は以下の3つである。1…、以上から、結論は…」と書いている学生がいる。
自分でテンプレートを作って、穴埋めする予定なんだろう。早く書けるだろうが、型にはまったレポートにしかならない。
いい子症候群の若者の特徴
〇下に落ちることに対する