モクモクれんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『生きづらさ』とその原因や渦を非常に体系的かつ艶やかに浮き彫りにしている名作だと思います。生きづらさの元を噛み砕き作中の個体の関わりとして顕在化させている感じ、否、“個体”“顕在化”というのも作品の示唆するものからすればそぐわない表現なのですが、これ以上の表現力のない力不足が悔しい。
他者を既存の枠で捉えない“真摯な目”を持つことがいかに重要で難しいことか。どうか誰しもが何にも阻まれず、自ら幸せと感じる幸せを慎ましやかにありのまま生きられる自由な世がいつか訪れてほしい。佳紀とヒカルには、たとえ“普通じゃない”関係であっても、本人たちが願ったように、せめてこの夏だけでも、ただ何事もなく過ごさせて -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎる〜…ホラー本当に苦手だけど個人的にはあんまり怖くなく読める。ただ不気味なゾワゾワする感じはあるけど…
擬音が文字として描かれるのが、その後の静寂を際立たせて、恐怖感には効果的だと思う。
ヒカルの正体と、よしきの腕に残る痣と、生首を持った人と、田中って誰!?気になる事が多すぎる
光がなんで死んだのかが気になってたけど、死因が女体みたいな気に気を取られての事故死ってちょっと笑えないけどアホすぎて笑ってしまった…
あとなんで光が山に行ったのか?がまだイマイチ掴めていない…
最後に見開きで描かれたお風呂でのシーン、昔の喧嘩と重なるけど、でも今の相手は光じゃなくて…泣
ヒカルの「好き」は