私が小学1年になる1日前の日曜日に親戚の集まりがあって、母方の弟が持っていた漫画が1・2の三四郎の1巻から4巻でした。
私が生まれて初めて読んだ漫画でした。だから貰って帰った。
面白くて面白くてあまりに面白いので、小学1年になって間もない頃、滅多にものを買ってくれない母親に、買ってくれと
...続きを読む懇願したら、5巻を買ってきてくれました。
当時はまだ、漫画というものがわかっておらず、テレビもあまり見なかったためか、システム自体がわかっていなかった。漫画というものは永久に続くものだと思っていた頃もありましたw 当然発売日もなんにも知らなかった。
田舎に住んでいたものですから本屋へ行っても封がされていて読むことができなかった。1・2の三四郎の1〜5巻は妹が何度も読み返していたため紙の色が変わってしまうくらいでした。
ですがあの面白い話を作ってくださる裏ではこんなとんでもないことが行われていたのですね。この時の漫画は何か、今の漫画にはない漫画の枠というものを超えた何かが当時の漫画にはありました。子供がその曜日になるとこぞって本屋へ行くくらい、みんなも漫画が好きでした。
今ではお休みというのが設けられていますが、その曜日にページを開いても、今週はおやすみ、なんてのがあります。それは、漫画家さんには必要なものだと思います。ただ、面白いを1週間遅らせてしまうので、そこは心が抜け落ちたようになってしまいますけどね。過去のこういった根性というものをはるかに超えた人たちが、いたのだということを忘れずに、これからも頑張って欲しいものです。
面白い話を、本当にありがとうございます。