おさつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分を大事に、甘やかしてあげてもいいんだと思える本。
考えるOLさんの体験をもとに、優しい文章で書かれていて、最後まで読みやすい。
自分の経験ではないのに、共感できる。
寄り添ってくれる本。
"今日も仕事に行けなかった。まあいいか、生きてるし"
"無責任な考え方ではなく、自分の人生に対する最大の責任と敬意と誇りに満ちた、社会人として立派なマインド"
という言葉に共感。
会社を1日休んだ日、罪悪感があるけれど、それは会社に対するもの。
逆に無理に働くことで自分に対して罪悪感を抱くはずなのでは。
会社は大切にするのに、自分を大切にしないのは間違っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校1年生のヒロが杉森くんを殺そうと血の繋がってない兄であるミトさんとの電話から始まり、ミトさんからのアドバイスで杉森くんをなんで殺そうとしているのか理由を付けていく。何故仲が良く幼なじみだった杉森くんを殺そうとしているのか。
今風の文章の書き方で読みやすさはあった。
杉森くん(さん)は身体は女の子だけど心は男の子?ヒロは杉森くんを実際に殺そうとしていた訳ではなかった(もう既に杉森くんは自殺していた)。杉森くんは親や先生などには優等生のいい子として振舞っていたが、本当は不満だらけでそれをヒロに聞いてもらっていたがヒロもそれに付き合いきれなくなってしまっていた。杉森くんが不満を言ってもいい逃げ -
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なんか直樹の死に関わるあれこれやその後の成り行きが今やってるドラマに似ているなと。
まず、依里が大学卒業後、留学も就職もしなかったことが彼女の主体性のなさを物語ってる。彼に合わせ、彼のためにだけ生きたから、失った時に何も残らなかった。そんな彼女が、少しずつ“自分”がやりたいことを優先させていこうとする過程が描かれる。
また自分を無くしそうで、一度は離れた高橋と本の終わりでは行き違ったけど、webで公開された続編でその先の選択を見られてよかった。
依里の再生物語としてだけではなく、自ら寝具店勤務経験者だという作者の知識が生きた、自分に合った寝具の選び方など役にたつ知識も満載で面白かった。
枕 -
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依里(ヨリ)は、結婚間近の恋人を、バス事故で亡くしてからうまく眠れない。
彼が亡くなった、それだけでもショックなのに、知らない女性と、いるはずのない場所で事故にあったとしたらなおさらだ。
人生は喪失と再生の繰り返しだ。
両親の意見を、恋人の意見を聞き入れながら生きてきた依里に対して、それは軽いモラハラでは・・・と指摘されて、初めて自覚する。
その部分を読んで初めて、ああそうか、と、そういう考え方もあるのねと思ったのです。
昭和の人間なんて、多かれ少なかれそういう環境だったのではないか。
大げさにすることでもないのではないか。
時代が違うといえば、それだけのこと。でも、時代に合わせていろい -
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ネタバレ我、くもん出版という会社の本を初めて読む。あまりの清らかさに蒸発せし、ことばもなく、ただ呆然と本を置くなり。まさか杉森くんが自殺してしまっていたとは、可能性として思ってはいたけれど、脳みそが震えた。「言うて、殺さんだろう」と思っていた我の予想は当たっていたが、さして嬉しくもなく、我が身の汚さを直視した。ミトさんのヒロへの告白が、誰しも覚えのある内容で、身につまされる思いであった。これは依存についての物語であり、杉森くんは永遠に死ぬことはないのであろう。大人でも一読すべし、書物である。
杉森くんがなぜ杉森「くん」を望んだのか、きっと性別で判断してもらいたくなかったのだろうと推察される。けれど、 -
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ネタバレ高校一年生の主人公ヒロの親友「杉森くん(女の子)」が自殺した。それを、どう受け止め、乗り越えていけば良いのか。
ヒロは表面的には冷静のようだが、深く傷ついているのは確かで、家族やクラスメート、新しい趣味を見つけたりしながら、乗り越えていく。
杉森くんが、実際には何が一番つらかったのか、明確にはわからなかったが、子どもに限らず、現代のストレスの中で生きていくと、積もった疲れも含めて「落ちて」しまうことは多い。誰もが、どこかに「逃げ道」や「捌け口」を持っておくべきだが、それは誰か一人に縋りつくことではなく、相談場所を多く持つこと。
この本流にいうと、それが「依存」ではなく、「自立」することなのだ -
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読み終えて、まず最初に
「児童書にしてはかなり重いテーマだな」
というのが頭に浮かんだ。
児童書と聞くと小学生向けかなと思ってしまうが、主人公も高校生だし、中学生くらいを対象にしているのかなと。
主人公が周囲の人間に恵まれ過ぎてるくらい恵まれているので、そういうところは児童書チックかも。
今どきの中高生は、トー横キッズしかり、結構サバイバルな人生を歩んでいる人もいるし、自分の自我の確立とインターネットなどの情報の多量さが逆に生きづらさを生んでしまっている部分もあるのかなと感じた。
中高生よ。
辛いことがあって、誰にも相談できないと思った時に、電話相談しかりカウンセリングしかりメンタルクリ -
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ネタバレ百貨店勤務経験があるので、その当たりの細かな描写は懐かしさを感じた。
よその売場に仲の良い人ができる人間関係は羨ましい。
今思っていることをもう少しお客様に伝えないと
理由がわからないと納得いくものもいかないのではなかろうか。
正しいことを言っていても相手が受け入れる気がないと意味がなくて
結局合わない安い枕を買って本人が納得するなら
接客業として微妙なところだなと思う。
謝罪の席でパフェは頼まないにしろ、飲めなくて一切飲まないものを
頼むのは勿体ないし、お店にも悪いと思うのだが。
同じ接客業をしているのにそういうところは気にならないのかな。
女性でもっている職場なのに何故か男性が軽視し -
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恋人を事故でなくした女性が寝具売り場で働くお話。
いわゆるお仕事小説に、死別した恋人へのこだわりと決別があり、恋愛未満のような恋愛のようなものもあり、社会における女性の立場の低さを訴える要素も含んでいて、なんていうかこう「AIに生成させたらこうなるかもなってくらい、絵に描いたような”女性向け小説”やな」と思いました。
文章はとても読みやすく飽きることはない。話の進展もするすると心地よかったです。結末に近づくにつれ「おいおい主人公、眠いこと言い出したなあ」と私は冷めていきましたが、感情移入して読めた人にとっては割と爽やかでいい感じだったのかもなと思います。私は「なんのかんの言ってゆるいな -
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ネタバレ睡眠と寝具のこと、勉強になった。
相手の気持ちを察しやすい人が陥りやすい、かつての天秤が傾いたような関係がだんだん明らかになる様子は読者への大きな問い。
好きな人によく思われたい、好かれたいと思うのはとても自然なこと。
かといって、一方的に相手に合わせたり、相手の希望に沿うように振る舞うのは違う。
依里は婚約者の直樹が事故で死んだことによりそのことに思い至る。
相手の気持ちや好みを察した上で、自分がどうしたいのかを選ぶことができるのが一番いい。
転居して職場も変わった依里が、再び立ち上がって新しい自分で、新しい関係を作っていけるかもしれない、と感じさせる最後、よかった。