おさつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつ自分や大切な人たちが精神的に追い詰められるか予想できないからこそ、備えるためにも読んでおきたい1冊。
ヒロが杉森君を殺す理由を言葉にする過程で、自分の感情に向き合い、受容していく姿を描いた物語。
対象年齢の読者である中高生には、悩みにどう対応していくか学べる本でもあり、対象年齢を超えた大人にも、支える側としてどう接するのが良いのか学びがあった。
「一か所だけに執着してたら、依存なんだって」
このフレーズから、執着するという状態は自分で感情や状況をコントロールできない好ましくない状態で、執着しないために他の選択肢を選べる視野の広さや心の余裕、選択肢を持てる状況を作っておく必要があると思 -
Posted by ブクログ
ヒロの心が揺れて荒れていることがわかって、かつて自分にもこのような時があったなと客観的に見れる内容だった。
刑務所行く前に「やり残したことをやる」というのは、今の自分にもいいなと思った。あと4ヶ月ほどで日本を旅立つ身として、とりあえずやり残したことを片っ端からやるのにはちょうど良い期限だと思った。
心の情緒が不安定な時期特有のどうにもできない、どうにもならない気持ちが表れていて共感できた。でも最後は自己受容できるところまで落ち着いて周りの支えでそうなれたんだなと思った。自分も依存先めっちゃ増やしたいと思った。
彫刻したりするのも心の安寧が保たれて良いのだろうなと思った。自分も絵を描く時す -
Posted by ブクログ
ふわーっと読めて、さらっと大事なことが書かれている。
他人軸で生きている時って、自分では他人軸になっているなんて気付けない。よくある話なのだけれど、よくある話だからこそ気付くチャンスがないから、ある意味一番危険だと思う。
たとえばパワハラを受けているとか、暴力を受けているとか、明らかな事実があれば周囲が気付いて助言ができるが(その人が受け入れるかは別として)、日常に馴染んでしまっている小さな抑制、抑圧ほど、目には見えないから他人も本人もスルーしがち。
そのまま一生を終えてしまうこともあるけれど、気付いて人生に変化がもたらされる時は、結局人との出会いと自分で“気付くこと“であると感じた。
ずー -
Posted by ブクログ
自分を大切にして、自分らしく生きること。女性にとっては特に難しいことなのかも。主人公の依里、その周りの人々を見ると、そう思ってしまう。
私も周囲から求められている役回りを、知らず知らずのうちに演じてしまうことがあるなと。
婚約者直樹の死をきっかけに、自分の生き方を見つめ直す依里を自然と応援したくなる物語だった。
そして、要所要所に盛り込まれている「寝具の選び方」や「快眠のコツ」がとても参考になった。
読んでいるうちに寝具専門店で、自分に合った枕を買いたくなってウズウズしてしまって…
近々、見に行ってみよう。
好みの本だったけど直樹の死に関する部分だけは、やっぱり納得いかず不完全燃焼。
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Posted by ブクログ
高級寝具店の内情や商品など新しい世界が見れて楽しかった。ムートンシーツいいなぁ。
男女平等社会とはいえど、給与の男女差や偏見、たまに職場の異性から受けるじめっとした嫌な気持ち、そういったものは改善されているが全くゼロになったわけではない。共感しつつ、現実社会が本と同様にそうであることに対してもやっとしてしまった。
あと、相手がモラハラだとか悪いわけではないが、誰といても保てるだけの自分というのがなくて近しくなった相手の言うことを聞くようになってしまうというのも共感した。
ただ楽しかった、だけで終わるなく、自分のことも周りのことも考えてしまう物語だった。 -
Posted by ブクログ
婚約中の彼を事故で喪い、しかも彼が年上の既婚女性と共にいたということで眠れなくなった女性が、デパートの寝具売場で働くことになります。
読んでいくうちに、自分に合った枕、マットレス、掛布団って、熟睡するために大切なんだなと改めて思いました。著者が以前寝具店店員だったこともあって、寝具の選択はその人の頭の大きさや体型などと関わりがあることなど、詳しく書かれていました。
小説では、わかりやすいセクハラとパワハラ、そしてわかりにくいモラハラについても書かれていました。人を愛することは、その人の気に入るようにすることではないと気づかされました。
悲しみと共に過ごし、語り合い、向き合い、そして自分を -
Posted by ブクログ
ネタバレ共感できることもあったり、こんな考えもあるんだって新しい発見もある1冊だった。筆者はとても素直な人なのだと思った。
心に響いた言葉↓
「夢が叶わなかったその先で出会えた幸せたちを見落とさずに生きていこう。」
「ただ甘やかされた記憶を思い出す。がんばらなくても私を認めてくれる、優しい記憶たちを。」
夢が叶わなくても、そこで落ち込んでばかりいるのではなく、目の前にある小さな幸せを受け止めることができたら、人生そんなに悪くないな、逆に自分って幸せ者だなって思うことができるだろうな。
ただ甘やかされた記憶って忘れないと思う。もちろん愛のある厳しい言葉も自分を成長させるためには必要かもしれない