おさつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ引き込まれて2日で読み終えた。辛くをも大好きな人に出会えて、大切にしてもらえたと主人公依里が深く思うシーンがよかった。亡くなった婚約者と住んでいた部屋で、亡霊のように婚約者が出てくる描写がなんかリアルで切ない。だんだん、婚約者が亡くなった時の様子が分かっていく構成が面白く、状況が分かった時は悲しかった…かつ結局本当のところの真相は分からないまま、それでも一緒に死ぬなら自分がよかったと依里が言うところは悲しい。自分だったら立ち直れない。
寝具店で一生懸命働く姿もよい。最後、モラハラ云々でてくるのはなんか違和感があったけれど、全体的に静かで、描写が綺麗で、悲しいんだけど悲しくなりすぎないところが良 -
Posted by ブクログ
10年も付き合って結婚準備中の彼氏が事故で亡くなるというだけでも相当ショックなのに、さらに浮気相手と温泉に行った帰りに事故死ってそれは精神が崩壊する。その影響で眠れなくなりその解消になった寝具会社のパートとして社会復帰。布団って大事なんだと感心したけど、多分お布団の残り香を無くしたことでリセットできたんだなと。でも、人生の三分の一から四分の一を過ごす寝具は快適にするべき。だけど意識がない時がほとんどだからオーダーメイドの枕とかいいんだろうけどなかなかね〜。
恋人にハラスメントを感じていなかったけど知らず知らず抑圧されていたかも?と気づく。真逆の立場の高橋さんに惹かれるってこれこそ運命だね。 -
Posted by ブクログ
大切な人を、それこそ自分の半身のように思っている人を亡くした痛みや喪失から立ち直るには、一体何年必要なのだろう。
1人の女性が顔を上げて自分の意思をもって一歩踏み出すストーリーではあるけれど、今の私にとっては、かさぶたを剥がされるような鈍い痛みが感じられた。切なかった。
起きたことは変えられない。本当は何があったのか、そこにどんな気持ちがあるのか、知る由もない。だからこの先をどう選び取って生きていくかという“自分らしさを守る”ということの大切さを感じた。
睡眠の質というところは非常に楽しく知識としても吸収できて、自分にあった枕を買って安眠を手に入れたいと思った! -
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ネタバレ眠れないひと、実はたくさん居ると思うのです。眠れないというだけで孤独で苦しく、寂しくなる。
そんな眠れない日に、そっと寄り添ってくれる物語。
主人公の依里はある事情があって眠れなくなっていた。その事情は決して易しいものではない。深々と語られている。けれど、その事情をふわっと包み込んでくれる寝具たち。
世の中に、悲しんでいる人、眠れない人が出てくる物語はたくさんある。しかし合わせて寝具がでてくる物語は少ないだろう。
眠るためには心を癒すだけではなく、身体も大事。心だけではなく、身体も労わろうと。
身体を労わるための寝具。
物語が終わり、少し前を向きたくなる気持ちに変わり、快眠のコツも身につけた -
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私は、杉森くんを殺すことに決めた。
高校生のヒロは、意地悪で嘘つきで、ヒロに依存しすぎる杉森くんを殺すことに決める。
喪失感からの再生の物語。
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なんて悲しく、そして希望に満ちた物語だろう。
私自身もかつて杉森くんのような状態になったことがある。
自分だけが苦しいと思い込み、その苦しみから逃れたいと近くの人に過剰なまでに依存してしまった。
結果、その人は私から離れていった。
もし私が逆の立場であれば、同じように行動しただろうに。
人は決して一人ではないんだ。
繋がっていないようで繋がっている。
もし私が今ここにいなくなってしまったとしたら、誰かの生活にほんの少しでも影響を与えることは間違いな -
Posted by ブクログ
ネタバレ児童書としてはぎょっとするタイトルですが、ホントに「杉森くんを殺すには」という内容でした!
中盤に主人公が爆発した後、新しくできた友達が離れていったら辛かった……でも、そこは救いあげてくれてよかった…。ちゃんと児童文学や地方演劇系にみられる類型だった……。
周囲の人が、いい人ばっかり!
一緒に墓参りまで行ってくれて!
杉森くんが既に死んでいることは予想できましたが、実は女の子で、ただ、中身男の子とかじゃなくて『性別が決めつけられることに違和感を感じる』というのは、そこまで掬いあげてくるようになったんですね~と膝を打つ感じです。令和!
心が落ち切っている最初の方から、だんだん回復してくるに -
Posted by ブクログ
まさにエヴァンゲリオンの最終回
自分の中のAさん、他人の中のAさんは同じだけど違う、良子さんが「自分の中の相手のイメージと現実がどんどんかけ離れちゃって相手の一挙手一投足が目障りになっていく」自分の中の感情や声を聞けるか言語化できるかが重要だなと。
それができるように最近日記を始めてみた
最近身近に知ってる人が病気などで亡くなることがあったので死とは何か、生きるとは何かみたいなことを考える機会が増えた
コミュニティが多い人の方が幸福度は高いという話しを聞いたことがある、最近仕事しかしてないけどいろんなコミュニティに顔を出していろんな場所の「自分」を置いていければと思う -
Posted by ブクログ
タイトル通り、杉森くんを殺すことにした女の子の物語
以下、公式のあらすじ
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――「杉森くんを殺すことにしたの」
高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにするが……。
傷ついた心を、取りもどす物語
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