おさつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
傷ついた少女が、人との触れ合いを経て前に進む物語
インパクトのあるタイトルが目を引きます。とにかく最初は謎が多いです。
杉森くんは何者なのか? なぜ殺さなければならないのか?
これは、あらすじにある通り「どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という実践の中で、徐々に明らかになっていきます。
どうしてもネタバレになりそうなことが多いので、ここでは多くを書きません。
私がこの物語を好きな点は、主人公・ヒロの周囲の人たちが、みんな優しいということです。
ヒロが家族や友人に恵まれている様子に、心が温まります。
また、杉森くんのエピソードにはぎょっとしてしまいましたが、 -
Posted by ブクログ
友人の自殺ほどショッキングな出来事は経験したことはないけれど、それでも心が折れそうなほど落ち込んだり悲しんだりした事は私の人生でも何度かあった。その度に悲しみから目を逸らして逃げ回った結果
モヤモヤした引きずった感情だけが残るという記憶があったので、作中の「私は私の人生を生きていく」というヒロの言葉が、悲しみとしっかり向き合い自分の人生を取り戻してこれからも生きていくんだというヒロの強い決意に逞しさ感じてとても感動した。また自分とのコミュニケーションの時間を作る大切さを改めて知ることが出来た作品だと思う。
本書では杉森くんを殺す理由をリスト化して自分の内面を整理していたが、日々の生活でもモヤモ -
Posted by ブクログ
ネタバレ婚約者が事故で亡くなった。それも、他の既婚女性と一緒に…
婚約者が亡くなった事でストレスを感じ眠れなくなった依里は親身になってくれたデパートの寝具売り場の店員に救われた。それが縁で寝具売り場で働く事に。
婚約者の直樹はなぜ既婚者と出張と偽り東北の温泉へ行ったのか。ただの婚約者故の身内に入れず法事にも参列できないなど、モヤモヤはありましたが、既婚女性の主人・高橋と出会い、少しずつ前を向き始めた依里。そのまま付き合うかと思いましたが、誰かに頼る人生よりも自分の足で進もうとする依里は強くなったと思います。個人的には付き合って欲しかったなぁ。
寝具売り場で自分のやりたい事を見つけ、それに一生懸命 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長いお休みを経て、ひとつだけ分かったことがある。努力というのは、「我慢すること」や「他人から良い評価をもらうこと」だけとは限らない。疲れたら少し休んで、自分を見つめ直していくのも立派な努力だ。
何者かになるよりも、自分が自分でいられるようにしよう。
誰かに憧れられる夢より、自分が生きたいと思えるだけの夢を持とう。
起きてもいない未来を不安がるより、目の前の日常を見つめてみよう。
意味のある時間よりも、意味のない時間こそ愛せるようになろう。
これまでの人生の努力をすべて回収しようとしたり、選んだ道を必ず正解にしなければいけないと、無理矢理に自分を奮い立たせて、ひたすらに頑張ることで自分 -
Posted by ブクログ
心が軽くなる本。
【「他人より良い生活」=「誰もが憧れる生活」をしなければ今までの努力を無駄にしてしまうという「呪い」にかかってしまっていた。】
自分がまさしくこの状態でした。
その状態に最近すごく疲れてて
出会ったのがこの本。
【仕事帰りに唐揚げをほおばることを幸せに思う大人になれたなら、努力の回収に成功してるに決まってる。】
この言葉に救われました。
本当にこれでいい。
そして、『今自分幸せじゃん』って
気付かされました。
頑張りすぎなくていい。
頑張りたいときに頑張ればいい。
毎日を『やるべきこと』で埋めてたけど
『やりたいこと』で埋めていこう。
そう考えたら今の状況