おさつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当に盛大にネタバレを書きますので、今後本書を読む可能性がある人は以下のコメントだけ見て速やかに引き返してください。
個人的には、本書は全中高生とその親が読むべきと思うくらいの好著だと思う。
主人公のヒロと、同じ経験をしたことがある者として、そう断言したい。
高校一年生のヒロは、ある日、友人の杉森くんを殺害する決意を固める。
それまでに、「やり残したことはすべてやる」「なぜ杉森くんを殺したいかの理由を書き留める」こととし、その日に向けて決意を新たに生活をスタートする。
妙な決意を固め、妙な行動を取り始めたヒロに対し、周りの人たちは当初困惑こそするものの、それで彼女を置き去りにすることは -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みながら何度か泣いてしまった。
そうなんだろうな、とは思いつつ、タイトルのネタバラシまでヒリヒリして読むのを止められなかった。結局、なぜ杉森くんが死んでしまったのかは最後までわからない。そのことがまた現実的で身に迫る。
自分もトラウマ島にのぼるのがつらくて諦めてしまったことがある。それによって私の杉森くんが死んでしまうことはなかった。だからそこまでの罪悪感を覚えることは、なかったけど。自分が殺した<殺すのだ、と思い詰める主人公に胸が詰まる。
主人公のかなしみの乗り越え方もいいけど、主人公のまわりにいる登場人物たちのやさしさもベタベタとしていなくて、救われるものがある。完全な救いではなく、 -
Posted by ブクログ
傷ついた少女が、人との触れ合いを経て前に進む物語
インパクトのあるタイトルが目を引きます。とにかく最初は謎が多いです。
杉森くんは何者なのか? なぜ殺さなければならないのか?
これは、あらすじにある通り「どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という実践の中で、徐々に明らかになっていきます。
どうしてもネタバレになりそうなことが多いので、ここでは多くを書きません。
私がこの物語を好きな点は、主人公・ヒロの周囲の人たちが、みんな優しいということです。
ヒロが家族や友人に恵まれている様子に、心が温まります。
また、杉森くんのエピソードにはぎょっとしてしまいましたが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長いお休みを経て、ひとつだけ分かったことがある。努力というのは、「我慢すること」や「他人から良い評価をもらうこと」だけとは限らない。疲れたら少し休んで、自分を見つめ直していくのも立派な努力だ。
何者かになるよりも、自分が自分でいられるようにしよう。
誰かに憧れられる夢より、自分が生きたいと思えるだけの夢を持とう。
起きてもいない未来を不安がるより、目の前の日常を見つめてみよう。
意味のある時間よりも、意味のない時間こそ愛せるようになろう。
これまでの人生の努力をすべて回収しようとしたり、選んだ道を必ず正解にしなければいけないと、無理矢理に自分を奮い立たせて、ひたすらに頑張ることで自分 -
Posted by ブクログ
心が軽くなる本。
【「他人より良い生活」=「誰もが憧れる生活」をしなければ今までの努力を無駄にしてしまうという「呪い」にかかってしまっていた。】
自分がまさしくこの状態でした。
その状態に最近すごく疲れてて
出会ったのがこの本。
【仕事帰りに唐揚げをほおばることを幸せに思う大人になれたなら、努力の回収に成功してるに決まってる。】
この言葉に救われました。
本当にこれでいい。
そして、『今自分幸せじゃん』って
気付かされました。
頑張りすぎなくていい。
頑張りたいときに頑張ればいい。
毎日を『やるべきこと』で埋めてたけど
『やりたいこと』で埋めていこう。
そう考えたら今の状況 -
Posted by ブクログ
昨年出会った私のおくすり本
しんどくなった時に開くと決めている
イラストの可愛らしさ、内容の温かさ、全部優しかった
読んだ後、とても前向きな気持ちになれたので、
よし!明日から頑張るぞと思ってしまったが、
すぐに「がんばらないことをがんばる」のだと訂正した
この本をAさんにおすすめしたら、
AさんがBさんとCさんにおすすめして、
私はBさんとCさんに感謝された
「素敵な本をすすめてくれてありがとう」と
いつの間にか輪が出来ていて幸せな気持ちになれた
その後、私はまだこの本を開いていない
じわじわと効いて、ゆるいマインドを継続させて
くれているのかな