中川淳一郎のレビュー一覧
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日本の空気的なものは、タテ社会や能力平等観から来るものと戦後の時代から言われている事ですが、改めて身近な具体的な例とともに挙げてくれている本でした。
こう言う偏った意見は美容院の週刊誌のコラムとして1話くらい読むのであれば良いのですが、まとまると食傷気味になります。
共感できる意見もいくつかありましたが、偏った意見と言うのはその偏った意見と反対の意見の長所を無視する傾向があると思うので、全般的にうーんと思う事が多かった印象です。
実際にコロナの時にマスクをしたりワクチンを打ったりしたことは、今でもそこまで間違っていなかったと思いますが、2025年の今になって改めてそのダサさを声高に指摘さ -
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これまで、無数の炎上事件が発生したが、これらの歴史をまとめて振り返るのは、その時代の人間のサガを示す事になるのではないか。
SNSでこれまで無数に起こった「炎上事件」の歴史をまとめた一冊です。
バカッター騒動からバイトテロ、自己責任論争に上級国民、自粛警察などなど。毎日どこかのSNSで規模の大小はあれど起こっているような印象の炎上事件ですが、こうしてまとめて見るとある意味圧巻。
ああ、あったなあこんな事、で済むような話もあれば、こんなことでこんなに燃えたのかと思うような話、流石に燃えるべくして燃えたなこれは、という大事件まで。愚かかつ悲惨としか言いようのない事件の数々が一冊で振り返れます。 -
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「過剰反応」という現象を分析したような本ではなく、自らが体験した「過剰反応」の披露。週刊誌のコラムみたいな、著者のご意見本。それなりに面白いが、期待した内容とは違った。
取り上げられるテーマは、「こおろぎ食、セクハラ香川、アホな校則、オブラートに包まれた言葉、安倍反対、食べログ信仰、マスクゾンビ、マウンティング、コロナ禍の異常な3年間、プールに水を貯めまくった学校の先生の事件、異物除去マニア、マンホールの蓋外し」コロナ禍の対応は過剰反応だったという論調で語られるが、あくまで主観である。影響が分からないものに対して、ある程度リスク目に対処するのは正しい措置だと私は思う。
とは言え、「過剰反応 -
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この本を読む前に同筆者の「捨て去る技術」を読んでいたのですが、こっちを先に読むと、筆者がなぜ「捨て去る技術」で書かれている考え方になっていったのかが分かる感じがします。
やはりメディア側の人間としてのキャリアが、極端な(ように見える)考え方に繋がっていったのだろうな、と。
うちにテレビはあるけど、パートナーがたまにバラエティを見るか、朝のニュースをチラリと見るくらいしか使わない。朝のニュースもパートナーの好みでバラエティ寄りの番組見てるけど、今はどこも「オオタニ!オオタニ!」でゲンナリする。ねぇ、能登はどうなった?大丈夫?とか、もっと知りたいことたくさんあるのに。
故にわたしは、コロナ禍 -
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「ウェブはバカと暇人のもの」で思わず共感してしまい、新しい内容を読んでみたくなり購入。
そうだな、と思うところが3,4割。
2割くらい、若干extremeだなと思ったり。
空気や、声の大きいだけの人に多くが支配されるネットの現状をイヤというほど見聞きし、嫌な思いをしてきたからこその意見なのだと思うので、そこを鑑みると私の意見など生ぬるいのだと思いますが、
こんなバカどもに付き合ってらんないわ!こんなバカしかいない国に子孫を残すなんてことしなくて良かった!これからは自分と自分にとって大切な人、自分を不快にさせない人だけを大切に生きていく。俺は自分の努力でここまで上り詰めたんだから、それをし -
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著者の名前を見て一抹の不安を覚えたが、タイトルに魅かれて手に取った。
実際に読んでみて、私の想定していた内容と大幅に違ったので、星3つ。
ウェブはバカと暇人のものということを、バカ→バカになる、暇人→時間の無駄という結論を期待して読み始めた。
つまり、ウェブに依存することによって、バカになり、時間の浪費になるということなのかと思ったが、その逆で、ウェブを使っている多くの人は、バカと(時間の浪費が可能な)暇人だということが本書の趣旨だった。
前半は、ウェブを使っている人を揶揄するしたり、著者の単なる愚痴のように思われて、読み進めようか迷ったけれど、後半はウェブを使って商品やサービスを広めようと考 -
購入済み
まえがきにて
買ったばかりで本文は未読ですが、まえがきにて、カンセンタイサク煽動に乗った日本人を評して「太平洋戦争と同じ」とは?日本がアジアを支配して、米国に勝てると思ったから始めた戦争だと思っている?真珠湾攻撃が、きっかけだと思っている?日本が戦わなかったら良かったのにと思っている?
コロナ騒ぎに対する考えは共感できると思っていましたので、まぁ読み進めますが、ちょっと冷めましたね。 -
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スシローでの事件をはじめ、2022年・23年もSNSでの「炎上」案件が絶えません。
なぜ、ここまで社会問題になっているにもかかわらず「炎上」するような行動をとり、それをSNSにアップロードして自身の人生を(あるいは家族の人生も)台無しにしてしまうのでしょうか。
そのあたりを知りたくて手に取ったのですが、「ようするにバカだから」という結論に終始していて、新しい学びはなかったな、というのが正直な感想です。
炎上させる側(攻撃する側)のメンタリティについては、『「許せない」がやめられない』という坂爪氏の書籍に詳しく、そちらを参考にしたほうが深く理解できるように思います。
本書はこれまでの「炎上案