中川淳一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書時間が3時間20分(読書日数 10日)
ネットニュースの編集者として活躍をされている筆者の「人の縁とはどういうものか」ということについて、かなりの切り口で書かれている。
流石というか、ネットの世界の裏側を、ちょっと斜めな切り口で書いてあったり、想像を超えた実体験をかなり織り交ぜていて、読んでいて飽きなかった。
私自身も「人とのつながりを求めないとダメなんだ」という凝り固まった考え方をしていたところがあったが、本書を読んで「それだけではダメだ」という気づきをもらった。
「社会人は家族と仕事関係者以外に重要な人間はいない」
これに尽きるんだということ。だからこそ、自分というものを大切 -
Posted by ブクログ
ネットニュースサイトの編集者が自身の経験から得たネットの使い方や雑感をまとめた本。頭の良い研究者の唱えるネット論ではなく、PV稼ぎの「ネット小作農」が自身の体験から唱えるネット論なので、地に足ついていて面白い。
何とな〜く自分がネットに対して感じていた嫌悪感や失望を説明してくれたような気がする。
ネットが新しいメディアともてはやされているけど、結局のところネット発で流行ったものなど何も無い。今でも影響力があるのはTVだし、TVの話題こそがネットで語られる。しかし、そのネットがTVをつまらなくしているという指摘は面白かった。
色々と話したあと、最後には「ネットはあなたの人生を変えない」とい -
Posted by ブクログ
「ウェブはバカと暇人のもの」から変わっちゃいない、よりいっそうネットに驚きがなくなったけれど、というスタンスで綴る続編。匿名だったらエロ・下品記事に人気が集まるのに、リアルな人生がかかわると、とたんに品行方正になる。こんなカッコイイ俺をさり気なく流そう、という名づけてジャズ喫茶理論。バカッターの連中も、実はアレがイケてる行為であり、ジャズ喫茶理論。世間様にネットでどう自分を良く見せようか、ということに対して、ネットがあろうがなかろうが、有能な人は有能だし、無能な人は無能だぜ、ということを繰り返す。「ウェブはバカと…」程の驚きはなかったけれど、まったくそうだよねえ。
繋がり方に関する考えは人それ -
Posted by ブクログ
前作『ウェブはバカと暇人のもの』も含めてネット中毒の私自身がずっと思っていた事を代弁してくれてる非常に気持ちの良い内容です。
確かにネットは便利ですし、今までにない情報量で私たちを楽しませてくれるツールには違いありません。それ故にネット黎明期ではネットによって全ての人が恩恵に預かり、よりより社会を築ける究極のテクノロジーみたい感がありましたが、ま、間違ってもないと個人的には思いますが、実際にネットを使うのは人間なんでバカが使えばやっぱり馬鹿なんですね、これが。
ツイッターでは匿名が故のバカ投稿が多いので、じゃ実名が多いフェイスブックではどうか?いやはやテクノロジーはバカを越えられません。実 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代人はネットの世界を大事にしすぎている。あと、ネットは自分を高めてくれるものと勘違いしている人が多いらしい。
又、この人はFacebookが嫌いでTwitterをよく利用するらしい。Facebookの人間関係が気持ち悪いそう。なんかわかるけど、仕様がない!公開されてるから色々と、いらない気も使う。
Facebookやmixiの友人のことを考えている時間があったら、自分の能力を上げることと家族や同僚を大切にしなさいって説いている。
ごもっともって思うけど本とTwitterの発言のギャップが大きくて、この人Twitterでこんなん書いて大丈夫?って思う。