あらすじ
ツイッターで世界に発信できた。フェイスブックで友人が激増した。そりゃあいいね! それで世の中まったく変わりませんが……。ネットの世界の階級化は進み、バカはますます増える一方だ。「発信」で人生が狂った者、有名人に貢ぐ信奉者、課金ゲームにむしられる中毒者、陰謀論好きな「愛国者」。バカだらけの海をどう泳いでいくべきなのか。ネット階級社会の身もフタもない現実を直視し、正しい距離の取り方を示す。
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Posted by ブクログ
バカ発見器と揶揄されるtwitter、facebookのリア充自慢、企業アカウントのつまらなさなど、ざくざく切り捨てる展開が刺さる。暴論のようで正論。その論の後には焼け野原しか残らないかといえば、冷静な分析もあって不思議と希望めいた気分を抱かせる。うーむ、なんか抽象的な感想になってしまった。
確かになぁ、好きな人をフォローできるtwitterは偏った情報がTLを埋め尽くすし、facebookは綺麗事を「いいね!」するばっかりだしなあ。いや、中川氏の文章を批判否定するのって難しいと思うなぁ。
Posted by ブクログ
「暇があるとネットしてます。」という方にお勧め。美しい夢物語を謳っていないところがいい。ネットによって「便利(?)」に、あるいは「窮屈(?)」に、または「面倒(?)」に、人によっては「騒がしく(?)」なった世の中に冷ややかな一撃。タイトル通りの人間になりたくないと思ったら、読むべし。PCのディスプレイを見る目も、多少変わるかも。
Posted by ブクログ
ウェブをDISりまくった本
内容的には「ウェブはバカと暇人のもの」のが面白い
しかし、結論にある
「自分の確固たる実力を身につけなさい。ウェブは実力を高めてくれるものではない」というのには非常に賛同できる
Posted by ブクログ
ネットのディープな部分について、盛ることなく、よく書いてくれている本。これまで疑問に思っていた、コンプがちゃやカードゲームなどがなぜ流行ったのかよく分かった。人との関わりの中で、やらざるを得ないという点と、レアカードをうまく使ったもので、ネットゲームと同じ仕組みなので、お金を使う人はある意味、時間を買っているのだということだ。
注目点
・ネットは、リアルの場での実績を強化するもの。
・勝者総取り。
・ネットがあるから多様な意見を知ることになったというのは嘘である。
・ツィッターは「狭く、深く」知るには向いているツール。
・書籍を読むと知の差別化ができる。
・趣味が合う人と出会える。
・まずは自分の能力を磨き、本当に信頼できる知り合いをたくさん作れ。話しはそこからだ。
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こういう、ネットを客観的に見る(それもネットを仕事で使っている人による)本はあまりないと思う。これからどうネットと距離を置くかの点で非常に役に立った。これからもあまり近づかないで、遠くから眺める感じで付き合おうと思う。
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・あるカテゴリで勝てる人は一人。それ以外は搾取される側となる。
・webはweb以外の世界での強者をもっと強くする
・本当に必要なことはweb以外の世界で強くなる方法を模索すること。
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前著 ウェブはバカと暇人のもの と似たり寄ったりの内容だが、SNSに関する考察などが増えており娯楽としては楽しめた。基本メッセージは、『ネットに高尚な期待を寄せるのはやめよう』。
まさにその通りである。
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『ウェブはバカと暇人のもの』で有名なネットニュース編集者の著者が、シビアなネット社会を分析した一冊。
リアル社会よりもネット社会の方が格差社会だし、最初の人、あるいは後発でも現実社会で力を持つごく一部のものが勝ち組になるというもの。
(自分はやらないけど)芸能人ブログのアフィリエイトを開いたり、商品ページで「いいね!」を押したりするのは、情報強者に搾取されてるだけだと看破する。
そして最終章の前では、「ネットは特別」であり続けるのは、過度な自己承認欲求の持ち主かネトウヨか、もしくはネットのエヴァンジェリストであると。
頷ける点が多々ある一方、自分はネットの力をまだ信じてるし、信じてるからこそあれこれ書いてます。
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モヤモヤとしたものがスッキリした。
現状のネットの「超」現実。
どんなことでもそうだけど「自分」を持っていない人は簡単に流される。自分が選んでいると勘違いしながら。。
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強烈なタイトルとは、裏腹にとてもメッセージ性のある本質を突いた内容となっている。
広告に関わる人間として、「口コミ」について書かれているところなどは、表面的に考えるのではなく、もっと「本質的にブロガーとは」のように考えるきっかけになるし、ツイッターはどのようなツールかなど、ものごとを流行に乗った答えではなく、一歩踏み込んで考えられるようになる。
著者はネット系編集者であるので、ネットでウケるネタ・叩かれるネタなどの編集系ネタも満載なのだが、上記の広告に対する示唆もとても勉強になる。
ネットが当たり前になり、ネットリテラシーの問題などが表面化しているが、ネットを使うだけでは、個人の能力があがることはなく、自分磨きを怠らないことが必要。
※さらに自分磨きのサギに引っかからないようにとも記載されている。
インプットばかりでも駄目で、やはり人間としての魅力を上げる努力が必要だと、最後には熱いメッセージがあり、久々に面白く、勉強になる書籍に出会った。
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Twitterの現状と、最近の2ちゃんねる動向がよく分かる本。
どうやっても情報バイアスの呪いからは抜け出せないので、
ネットの情報は偏っていると判断したうえで自分の意見をいえばいいんだなと思った。
ネットの方がリアルよりも意見が言いにくい、というのは完全に同意。
ネットの方が記録性・拡散性があるために、普段全く意識しないものでも突然広まることがあり、怖いと思うことがしばしばあります。
ネットライフに注意しようと再認識させてくれる本でした。
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ステマやソシャゲなどについて共感できる内容が多いが、中でも一際目を引いたのは嫌韓に関するものだ。特に最近では2chまとめブログなどを読んでその思考を加速させる人も多いようで目も当てられない。中韓叩きから来る愛国心は本物ではない。テレビが報じないニュースがネットにはあると信じ込み、結果としてまたネット上の偏った思想に染まっているだけなのである。
その点著者の冷静な視点は称賛に値する。この記事の冒頭でなんとなくわかってたと書いたが、本書ではそれを鮮やかに切っていくかのようだった。今置かれている状況を落ち着いて、客観的に眺めて分析することの重要性を学んだ。
Posted by ブクログ
四年前の本よりさらにストレートなタイトルの本が出た。ネットの実情をわかりやすく、身も蓋もなく語っていると思う。
が、嫌韓嫌中の自称愛国者とやらの馬鹿な行為のせいで、せっかく中立的だった著者がいくらかしばき隊に親和的になってしまったのは歯がゆい。
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多くの人が薄々感じていながらも言えなかった真実「ウェブはバカと暇人のもの」ほどのキレは無いけど、それでも色々気づかせてくれます。ネットに幻想を抱いちゃダメ、まずは実世界で努力せよ、ですね。
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ツイッターは「高性能バカ発見器」と呼ばれていると書かれているが、まさにその通り。この本にも沢山の例が書かれているが、その後もコンビニ冷凍庫事件や、岩手県の地方議員の病院騒動(アレはブログだが)など、ネットとの付き合い方を間違えた様々な騒動が続いている。
この数年のネットの世界で起きた流行り廃り、騒動を列挙するだけでなく、なぜこんなことになったかの分析が鋭く、とても納得させられた。
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自己承認欲求、さらには私はは他者のイケてる自分を、イケてない自分と比較して落ち込んでいた。ネットを使いこなそうとして、膨大な時間を浪費していませんか?この著者が言うように、ネットで自分を変えようとは思わないようにしよう。
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ネットをよく活用するとしても周囲が見えなくなるようなことのないようにしたい思った
ファンの良いコメントをRTすることでファンや収益増加につなげるというやり方が面白かった。
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ネット上でのパワーバランスについて
厳しい監視社会でありオープンな言論には向かない
極少数、または1人の勝者が全ての利権を握る
現実社会での強者、有名人など、がネットでも力を持つ
ネットで受けること、叩かれること
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『ウエブはバカと暇人のもの』から数年して、
ツールが新しくなっても、
やっていることは変わらず、
むしろバカが表面に出てくる機会が格段に増えた。
どんな新しいものが出てきても、たどる過程は変わらない。
結局テレビは今でも大きな影響力があるし、
テレビに出ている人の影響力も大きい。
記名と無記名で見せる顔の違い。
顔がわかる場所で自分の趣味や嗜好をさらすときの
「みっともない」の自制と「イケてる自分」の演出。
関係が周りに見える場所でのややこしく遠回しなやりとり。
使える時間はみんな等しく24時間しかなく
情報やお楽しみがあふれたところで、かけられる時間は限られている。
結局、自分の気持ちのいいものにしか、触れているヒマはない。
それでも、まわりには多様な意見や視点があって、
自分が見ているのは一面でしかないと自覚しておくことだけは重要だと思う。
Posted by ブクログ
インターネットが普及してかれこれ経ちますが、上手く使える人も居れば、逆にそうでない人が居るのは事実。気軽にアクセスできる利便性と共にそこにハマる人など、ネット世界とはどのような事実を見せているのか。インターネットを過大に評価している方が居れば、この書籍を読んでみるのも良いかもしれません。
Posted by ブクログ
「ウェブはバカと暇人のもの」から変わっちゃいない、よりいっそうネットに驚きがなくなったけれど、というスタンスで綴る続編。匿名だったらエロ・下品記事に人気が集まるのに、リアルな人生がかかわると、とたんに品行方正になる。こんなカッコイイ俺をさり気なく流そう、という名づけてジャズ喫茶理論。バカッターの連中も、実はアレがイケてる行為であり、ジャズ喫茶理論。世間様にネットでどう自分を良く見せようか、ということに対して、ネットがあろうがなかろうが、有能な人は有能だし、無能な人は無能だぜ、ということを繰り返す。「ウェブはバカと…」程の驚きはなかったけれど、まったくそうだよねえ。
繋がり方に関する考えは人それぞれでしょうけれど、僕はネットでイケたやりとりをするだけならゴメンで、面と向かってお酒が飲みたいです。
Posted by ブクログ
前作『ウェブはバカと暇人のもの』も含めてネット中毒の私自身がずっと思っていた事を代弁してくれてる非常に気持ちの良い内容です。
確かにネットは便利ですし、今までにない情報量で私たちを楽しませてくれるツールには違いありません。それ故にネット黎明期ではネットによって全ての人が恩恵に預かり、よりより社会を築ける究極のテクノロジーみたい感がありましたが、ま、間違ってもないと個人的には思いますが、実際にネットを使うのは人間なんでバカが使えばやっぱり馬鹿なんですね、これが。
ツイッターでは匿名が故のバカ投稿が多いので、じゃ実名が多いフェイスブックではどうか?いやはやテクノロジーはバカを越えられません。実名というものはバカには抑止力にはならないんですね。(筆者談)FBに飲酒運転を投稿するバカ等、結局FBもバカ発見器の一つになっただけなんだと・・・・
情報商材に引っかかる人、ネットの陰謀論を信じ切ってしまう人、みなさん落ち着いて冷静にネット情報を処理しましょうよ、ね。
筆者が言うようにネットの世界なんぞ、『勝者が総取り』『勝ち組は少数』であり、その勝者の為にせっせとクリックしたり課金したりする側になならないよう気を付けましょうって事で、私も同感でございます。中毒ですが。
余談ですが、FBで上で偶にお見かけ致します親指立てて『いいね!』ポーズで数十名が集まって記念写真を撮った『FB勉強会』ってヤツ。どう考えても勝者は主催者及び開催されたお店側です。それよりも先ず自分の能力磨いてください。ありがとうございました。
Posted by ブクログ
ネットの空気感をちゃんと書いてる感じの本。知ってるわーそれ二年前から(ryみたいな話も多いけど、ネットであなたの人生が変わるわけでは無いってのは良い。
Posted by ブクログ
現代人はネットの世界を大事にしすぎている。あと、ネットは自分を高めてくれるものと勘違いしている人が多いらしい。
又、この人はFacebookが嫌いでTwitterをよく利用するらしい。Facebookの人間関係が気持ち悪いそう。なんかわかるけど、仕様がない!公開されてるから色々と、いらない気も使う。
Facebookやmixiの友人のことを考えている時間があったら、自分の能力を上げることと家族や同僚を大切にしなさいって説いている。
ごもっともって思うけど本とTwitterの発言のギャップが大きくて、この人Twitterでこんなん書いて大丈夫?って思う。