あらすじ
50歳を契機に東京を脱出し、佐賀県唐津に移住した中川淳一郎氏。東京を離れることで、いかに日本が東京スタンダードに毒され、東京式一色に街も人も物の考えも染まってしまっているのかに気付く。その空気感はコロナ禍のマスク&ワクチンをめぐる議論でさらに強化され、単なる同調圧力では済まされない日本人の思考停止ぶりに同氏は呆れ、ついにはタイ・バンコクに拠点を移すに至る。地方の中でも異質かつ独立した文化を持つ唐津から見えたこと、日本を離れることで決定的な発見を至ったのは、日本がとことん世界一級のダサい国・ダサい国民に成り下がってしまったことだ。セミリタイヤに成功した無頼漢がこき下ろし書き下ろす、中川式日本人論。
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Posted by ブクログ
日本の空気的なものは、タテ社会や能力平等観から来るものと戦後の時代から言われている事ですが、改めて身近な具体的な例とともに挙げてくれている本でした。
こう言う偏った意見は美容院の週刊誌のコラムとして1話くらい読むのであれば良いのですが、まとまると食傷気味になります。
共感できる意見もいくつかありましたが、偏った意見と言うのはその偏った意見と反対の意見の長所を無視する傾向があると思うので、全般的にうーんと思う事が多かった印象です。
実際にコロナの時にマスクをしたりワクチンを打ったりしたことは、今でもそこまで間違っていなかったと思いますが、2025年の今になって改めてそのダサさを声高に指摘されると、なんとなく気恥ずかしさを感じさせる本でした。