直島翔のレビュー一覧
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発達障害の特性や不随意運動(脳の中の支配者による)を隠し、完璧な擬態をして法廷に立つ裁判官・安堂清春。
特に第二章の展開は秀逸です。夫を殺害した教師が笑いながらモーツァルトのアリア「恋とはどんなものかしら」を歌う異様さ。彼女に下された「コルサコフ症候群」という診断を巡り、法廷は揺れ動きます。自分の意志では制御できない脳を持つ安堂の前に、「脳のバグか、それとも別の意図か」という底知れない境界線に立つ被告人を置く構図の見事さにゾクゾクさせられます。法廷劇でありながら、人間の脳と心そのものが最大のミステリとして立ち塞がる感覚は圧巻です。
主人公の安堂が特性を隠す理由を「他人に気を遣われたくないか -
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少し前にTVドラマをやっていたが、配偶者が観ているのを横目で見ながら、原作があるのを知って「読みたい」に入れていた。最近、このパターン多いな。
「発達障害がある裁判官」という設定に惹かれたのだが、幼い頃に発達障害と診断され、ずっと障害と向き合い続けて生きてきて、今は障害を開示せずに働く、任期7年目の裁判官・安堂清春が主人公。
ASDとADHDと診断される安堂だが、注意欠如や多動といったADHDの特性がその行動の中に頻繁に描写され、読んでいるこちらにまでイライラが伝わってくるよう。
勿論その前には人の表情や気持ちを読み取ることが苦手といったASDの特性も横たわり、全編を通して繰り返されるそれら -
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一作目に続き清春が独特の視点で、事件に向き合う。
前回より清春が普通ではない自身に対して、正面から捉えて日々を過ごしながら少しでも変わりたいと悪戦苦闘する姿に頑張れと言いたくなる。
良くも悪くも事件としてはそれ程真新しいものもなく、清春の裁き方を楽しむ話し。
父親がしっかりと出てくるのだが、もう少し深掘りしてくれたほうが良かったかな?ドラマとは話が違うが、ドラマのほうが父親との関係性がうまく描かれていてちょっと物足りなさを感じた。
小野崎さんとの関係にも全く進展がなさすぎただけに前作の結末をあの形にした意味もちょっと謎。
全体的に薄味な内容で個人的には次回作にまた期待したい -
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自閉スペクトラム症と注意欠如多動症の特性を持つ裁判官・安堂清春がその特性による生きづらさを抱えながら、鋭い洞察力を発揮して事件の真相を明らかにしていくシリーズの第2弾。
テレビドラマとは扱う事件が少しずつ違っている。特に清春の父が関わった冤罪事件は随分違う様相を見せる。
ドラマでは冤罪事件の取り調べ検事が、自分の面子を守るために最高検次席検事を殺害するなんてぶっ飛んだ内容だったけど、ここは原作の方がよかった。
冤罪の犯人と娘のエピソードもドラマよりも原作の方が好きかも。
清春が少しずつ“地球人”とのコミュニケーションに馴染んでいく様子や、小野崎弁護士との微笑ましいロマンスも作品に彩りを添え -
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面白かった。
発達障害の描写が良かった。
ストーリーも、良かった。
裁判の制度とかいろんな職の人が登場するからそこを理解しながら読み進めるのにちょっと時間がかかったり読み直したりした。トリックも加わってくるとやや難解だった。けど、量も多くなくて丁度いい感じ。しっかり読み直して理解できたし、読み返してまで理解して良かったなと思える満足感もあった。
その上で、映像で見たくなる作品だったからドラマもアマプラで鑑賞。小説だと、もう少し特性の部分が抑えられた印象だったから、ドラマ版だとゴリゴリの発達障害でちょっとギャップあったかも。
小説の方が、私は好みかな。 -
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何気に書店で見つけて買った検事を主軸とした推理小説 後で気づいたのですが作者は新聞社会部に長い方 検事のリアリティがあるよう その反面、小説としての技量が低いのか登場人物が多くて混乱する 少しずつ読んでいったので途中でわからなくなりそうになりつつ何とか読み終えました 読後感はまずまず シナリオもよく出来ていて面白かったけどシリーズを買うかは悩むくらいかな
なんか自分の仕事も目立たないところが一番大事なんだよねーとか共感は覚えた
一つ一つの仕事を大切にして地道にやろうっと変な刺激を受けた 多分この作者さんの考えが自分にあって好きなんだと思う -
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ドラマ化されてあらすじが気になったので読んでみました
結局ドラマは見なかったんですけど笑
最近発達障害をテーマに取り上げた本は増えてきているって実感はありましたが、これはまた少し新しい……!
発達障害を抱えながらの裁判官!
発達障害のことも学べる上に裁判のことも知れる、そしてちゃんとミステリー要素もある
生きづらさを抱えながらもこの社会ではやっぱり生きていかなくてはならなくて
それが難しいと思ったり、思わなかったり
思っても思わなくても生きづらさを感じてしまう
物語の中で、思わず何度もページを戻ったりした部分もありました
え?どういうこと?
もしかしてそういうことなの?それってアリなの -
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ネタバレ【収録作品】
アリンコは左の足から歩き出す
ABC、そしてD
法服のサンタクロース
発達障害の特性に悩みながら、折り合いを付けようとしている裁判官、安堂清春が事件を解決する。
「アリンコは…」 銀行の貸金庫内に保管されていた大金を盗んだとして起訴されたベテラン行員の黒江。安堂は彼女の表情が読めないことにこだわり、調査する。
「ABC、…」 隣人の飼い犬を毒殺したとして、器物損壊罪と動物愛護法違反の罪で起訴された男の裁判。被害者が匿名での審理を希望していることに安堂は違和感をもつ。
「法服の…」 殺人の濡れ衣を着せられたとして再審請求を繰り返す紅林が崖から転落。当初自殺と思われたが、彼か