直島翔のレビュー一覧

  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    【静かに、法廷を変えていく】
    幼い頃に発達障害と診断され、生きてきた任官7年目の裁判官・安堂清春。卓越した記憶力と独自の視点を武器に、法廷で事件の真相へ迫る。

    「裁判官が主人公」という設定には惹かれたが、個人的にはもう少し尖った個性が欲しかったなーというのが正直な感想。周囲の目を引かないように振る舞う彼の性格も作品の持ち味なのだろうが、事件への没入感がやや薄れてしまった印象はある。

    生きづらさを抱えながら法廷に向き合い、自分なりの正義を貫こうとする安堂。派手さはないけど、静かに、確実に、法廷を変える様子を今後も楽しんでいきたい。

    0
    2026年07月21日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    発達障害の特性や不随意運動(脳の中の支配者による)を隠し、完璧な擬態をして法廷に立つ裁判官・安堂清春。

    特に第二章の展開は秀逸です。夫を殺害した教師が笑いながらモーツァルトのアリア「恋とはどんなものかしら」を歌う異様さ。彼女に下された「コルサコフ症候群」という診断を巡り、法廷は揺れ動きます。自分の意志では制御できない脳を持つ安堂の前に、「脳のバグか、それとも別の意図か」という底知れない境界線に立つ被告人を置く構図の見事さにゾクゾクさせられます。法廷劇でありながら、人間の脳と心そのものが最大のミステリとして立ち塞がる感覚は圧巻です。

    主人公の安堂が特性を隠す理由を「他人に気を遣われたくないか

    0
    2026年07月19日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    少し前にTVドラマをやっていたが、配偶者が観ているのを横目で見ながら、原作があるのを知って「読みたい」に入れていた。最近、このパターン多いな。

    「発達障害がある裁判官」という設定に惹かれたのだが、幼い頃に発達障害と診断され、ずっと障害と向き合い続けて生きてきて、今は障害を開示せずに働く、任期7年目の裁判官・安堂清春が主人公。
    ASDとADHDと診断される安堂だが、注意欠如や多動といったADHDの特性がその行動の中に頻繁に描写され、読んでいるこちらにまでイライラが伝わってくるよう。
    勿論その前には人の表情や気持ちを読み取ることが苦手といったASDの特性も横たわり、全編を通して繰り返されるそれら

    0
    2026年07月08日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ

    一作目に続き清春が独特の視点で、事件に向き合う。
    前回より清春が普通ではない自身に対して、正面から捉えて日々を過ごしながら少しでも変わりたいと悪戦苦闘する姿に頑張れと言いたくなる。
    良くも悪くも事件としてはそれ程真新しいものもなく、清春の裁き方を楽しむ話し。
    父親がしっかりと出てくるのだが、もう少し深掘りしてくれたほうが良かったかな?ドラマとは話が違うが、ドラマのほうが父親との関係性がうまく描かれていてちょっと物足りなさを感じた。
    小野崎さんとの関係にも全く進展がなさすぎただけに前作の結末をあの形にした意味もちょっと謎。
    全体的に薄味な内容で個人的には次回作にまた期待したい

    0
    2026年06月22日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    法廷ものが好きなので気になっていた作品。
    思っていたより淡々としていて、最初のほうは退屈に感じたが徐々に打ち解けていく様がおもしろい。
    また自身の特性に悩み、日々奮闘しながらも仕事を全うする姿が丁寧に描かれていて印象的。
    扱う事件もそれぞれ深みがあり着地点も良かった。
    続編も読んでみたい。

    0
    2026年05月27日
  • 転がる検事に苔むさず

    Posted by ブクログ

    検事モノはやはり某ドラマを彷彿とさせてしまうけど、
    久我さんと倉沢さんのコンビはまた一味違って良かった。

    0
    2026年05月23日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ

    自閉スペクトラム症と注意欠如多動症の特性を持つ裁判官・安堂清春がその特性による生きづらさを抱えながら、鋭い洞察力を発揮して事件の真相を明らかにしていくシリーズの第2弾。

    テレビドラマとは扱う事件が少しずつ違っている。特に清春の父が関わった冤罪事件は随分違う様相を見せる。
    ドラマでは冤罪事件の取り調べ検事が、自分の面子を守るために最高検次席検事を殺害するなんてぶっ飛んだ内容だったけど、ここは原作の方がよかった。
    冤罪の犯人と娘のエピソードもドラマよりも原作の方が好きかも。

    清春が少しずつ“地球人”とのコミュニケーションに馴染んでいく様子や、小野崎弁護士との微笑ましいロマンスも作品に彩りを添え

    0
    2026年05月21日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ

    ドラマの俳優陣で脳内再生しつつ読む
    清春もだけれど、門倉さんがピッタリ過ぎて!軽口の感じなどがとてもイメージしやすかった
    息子と父、娘と父という親子の物語、筑紫くんとのエピソードが全編にわたり出てくるのが興味深かった
    失敗しながらも、人の感情について少しずつ理解していっているのかもと思うと嬉しい

    0
    2026年05月20日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    ドラマで知ってこちらの原作本を。ASD、ADHDについてわかりやすく説明されている中に法廷ものの面白さもあって素晴らしかったです。2作目も文庫化されたらまた読みたい

    0
    2026年05月16日
  • 警察医のコード

    Posted by ブクログ

    05月-04。3.5点。
    監察医、ニューヨークで11年学び、日本で活動。
    中編3編。どれも読みやすい。

    0
    2026年05月13日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    発達障害の描写が良かった。
    ストーリーも、良かった。

    裁判の制度とかいろんな職の人が登場するからそこを理解しながら読み進めるのにちょっと時間がかかったり読み直したりした。トリックも加わってくるとやや難解だった。けど、量も多くなくて丁度いい感じ。しっかり読み直して理解できたし、読み返してまで理解して良かったなと思える満足感もあった。

    その上で、映像で見たくなる作品だったからドラマもアマプラで鑑賞。小説だと、もう少し特性の部分が抑えられた印象だったから、ドラマ版だとゴリゴリの発達障害でちょっとギャップあったかも。

    小説の方が、私は好みかな。

    0
    2026年05月10日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    発達障害の特性を持つ裁判官が主人公のリーガルミステリー。テンポが良くてサクっと読めます♪
    これはシリーズ化されそう!と思ったら、続編がもう出てるのね。
    ドラマも面白かったようなので、今更ながら見てみたい。

    0
    2026年05月10日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    ドラマをみて、面白いと感じたので、原作はもっと面白く、違う話もあるだろうと思い、買って読んでみました。
    面白さで言えば、ドラマの方が良かったです。発達障害である感じがドラマの方が現実的で、文章にするとあまり表現できていないと感じました。主人公以外の人たちの反応も同じでした。
    ドラマでの続編を期待したい。

    0
    2026年05月07日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ


    幼い頃にASD とADHD と診断を受けた
    裁判官が、主人公。

    自他の違いを認識し、特性や衝動を宥めたり、
    抑えながら司法の場で懸命に生きている。

    人とは異なる感覚、それ故の生きづらさを
    抱えながら、独特の感性から見いだされた
    事実が法廷で真実につながっていく。

    伏線回収されたラストにじんわりしました。



    0
    2026年05月04日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドラマが良かったので購読。
    序盤が主人公の解説書みたいな
    書き出しで読みづらい感はあったのだけど、
    2章の話の出来はすごく良かった。
    最後のどんでん返しが秀逸。
    3章の終わりもドラマとは違って、
    原作はこうなんだーって感じで。
    ただ、ドラマの脚本、演出が良すぎて
    ハードルが上がってしまったので、
    評価はやや低め。

    0
    2026年05月02日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    自閉スペクトラム症の特性を持つ裁判官・安堂清春を主人公にしたリーガルミステリ。
    NHKのドラマでは安堂を演じる松山ケンイチがハマり役で、とても良かったので原作を読みたくなった。

    事件の隠された真相を安堂がその特性を活かして解決に導くミステリとしての展開もさることながら、ASDの特性を持つ安堂目線で周りの人との違和感が丁寧に描かれて、そういう特性を持つ人への理解も促される良書。

    既に続編も出ていて、おそらくドラマはそれも含めて描かれていたと思われるので、早く続編も読みたい。
    ただ、最後の弁護士さんとの展開はドラマにもなく意外だったな〜。

    0
    2026年04月26日
  • 転がる検事に苔むさず

    Posted by ブクログ

    何気に書店で見つけて買った検事を主軸とした推理小説 後で気づいたのですが作者は新聞社会部に長い方 検事のリアリティがあるよう その反面、小説としての技量が低いのか登場人物が多くて混乱する 少しずつ読んでいったので途中でわからなくなりそうになりつつ何とか読み終えました 読後感はまずまず シナリオもよく出来ていて面白かったけどシリーズを買うかは悩むくらいかな 

    なんか自分の仕事も目立たないところが一番大事なんだよねーとか共感は覚えた

    一つ一つの仕事を大切にして地道にやろうっと変な刺激を受けた 多分この作者さんの考えが自分にあって好きなんだと思う

    0
    2026年04月25日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    ドラマ化されてあらすじが気になったので読んでみました
    結局ドラマは見なかったんですけど笑

    最近発達障害をテーマに取り上げた本は増えてきているって実感はありましたが、これはまた少し新しい……!
    発達障害を抱えながらの裁判官!
    発達障害のことも学べる上に裁判のことも知れる、そしてちゃんとミステリー要素もある

    生きづらさを抱えながらもこの社会ではやっぱり生きていかなくてはならなくて
    それが難しいと思ったり、思わなかったり
    思っても思わなくても生きづらさを感じてしまう

    物語の中で、思わず何度もページを戻ったりした部分もありました

    え?どういうこと?
    もしかしてそういうことなの?それってアリなの

    0
    2026年04月11日
  • テミスの不確かな法廷

    Posted by ブクログ

    先にテレビドラマを観てからの読書。ドラマではストーリーが一部変わっていて、本の方は少しブラックな部分もあり。ミステリーとしては軽めで主人公のキャラクターを楽しむ本でした。

    0
    2026年03月29日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    アリンコは左の足から歩き出す
    ABC、そしてD
    法服のサンタクロース

    発達障害の特性に悩みながら、折り合いを付けようとしている裁判官、安堂清春が事件を解決する。

    「アリンコは…」 銀行の貸金庫内に保管されていた大金を盗んだとして起訴されたベテラン行員の黒江。安堂は彼女の表情が読めないことにこだわり、調査する。
    「ABC、…」 隣人の飼い犬を毒殺したとして、器物損壊罪と動物愛護法違反の罪で起訴された男の裁判。被害者が匿名での審理を希望していることに安堂は違和感をもつ。
    「法服の…」 殺人の濡れ衣を着せられたとして再審請求を繰り返す紅林が崖から転落。当初自殺と思われたが、彼か

    0
    2026年03月06日