直島翔のレビュー一覧

  • 転がる検事に苔むさず

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    夏の夜、男性が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。果たして、自殺か他殺か。

    検事の久我周平は、出世コースから外れ、罰金刑など軽い事件ばかり扱う一方、遺体見聞には豊富な経験を持つ。

    久我検事が、交番巡査、新人女性検事と共に、被害者の身辺を洗うと、意外な闇が浮き出てくる。
    果たして、本当の犯人とは?
    窓際検事の逆転なるか?

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    2025年08月11日
  • 恋する検事はわきまえない

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    解説によると作者は元警官
    事件の内容にリアル感と司法の現場にいないとまず知らないことが出てくる。
    単純な談合犯が実は官製談合。これは社会の犯罪だと追求した女性の検事が解き明かす。
    シラスうなぎの密漁事件は養鰻会社が暗躍。方言がカギとなり解決したり、児童虐待かとおもったらライバル蕎麦屋を悪者にしたグルメサイト営業員の仕業だったり。ほどよい短編集

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    2024年12月19日
  • 警察医のコード

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    真相を追求するためにも、多方面に渡る視点は大事だと改めて感じました。

    最初はキャラクターや背景が分からず、ぽかーんとしていましたが、いつの間にかのめり込んでました。

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    2024年08月19日
  • 転がる検事に苔むさず

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    初読みの著者の名前「なおしましょう」に、かつてのミステリー作家・嵯峨潜「さがせん」(探せん)や嵯峨島昭「さがしましょう」(探しましょう)の遊び心を連想してしまった(笑)。果たして、意識した名前?
    出世コースを外れ、東京地検浅草分室に勤務する検事久我周平。久我が指導官を務める新人検事倉沢ひとみ。刑事になることを希望する交番勤務巡査の有村誠司。
    この三人が、高架鉄道から転落した男は自殺か他殺かと、捜査を始める。
    元新聞記者らしく、法曹世界の旧弊な人間関係など、リアル感があり、3人のキャラクターは魅力的。
    だが、検事が捜査する過程に納得感が得られなく、物語世界に入り込めないまま終わってしまった感。

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    2024年06月08日
  • 警察医のコード

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    映像化しやすい作品でしたね。

    死者に語りかけることで、事実を並べ、真実を追い求める法医学者
    犯罪も多様化するなか、警察組織も対応が迫られ、ジェンダー班を創設し、立ち向かうことに。

    死者の声は、何を伝えたいのか。。。

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    2023年11月17日
  • 警察医のコード

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    知識も経験も豊富だけど、風変わりで
    取っ付きにくく無愛想な法医学者の
    幕旗が主人公。

    生者には心を砕かないけれど
    死者の声には真摯に耳を傾ける幕旗は、
    自分に幾つものコード(戒律)を科して
    死者がその体に残した手がかりから死に
    至った事実を探し出す。

    死者に誠実な法医学者が、持てる力を
    余すことなく発揮して解決に力を尽くす物語。

    ーーーーー
    主人公の特異さが全面に出されているけれど、
    深い拘りを持つ理由やNYから日本に帰って
    きた訳が最後までイマイチはっきりされない。

    多分正解だと思われる推測はたつけれど、
    不明瞭さのためにスッキリしない読後感が
    尾を引いてしまう。

    新設された捜

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    2023年04月04日
  • 警察医のコード

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    死者と語る警察医の法医学者。

    事件の真相に迫っていく展開は面白く読みやすかったですが、背負っている過去や設定、タイトルのコードなどなくても面白いのでは、と思えるくらい背負っているものが重かったです。

    シリーズになったら次も読みたいです。

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    2023年02月16日