直島翔のレビュー一覧

  • テミスの不確かな法廷

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    社会に交わり、ままならぬ心身と向き合い罪を裁く。青春×リーガルミステリ

    主人公検事は、人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症=ASD、衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症=ADHDを自覚しながら生きている。読み書きや計算が困難な「学習障害(LD)」、自閉症を持病としての裁判官であるが、裁判モノとしての構成、文体はとても良いデス。

    1.カレンダーボーイ

    安堂清春は任官七年目の裁判官である。すぐに発達障害の専門医である山路薫子のふっくらした顔が画面に出てきた。人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症=ASD、衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症=ADHDを自覚しながら生きている。読み書きや計算が困難な「学習障害(LD)」

    後任の弁護士、小野崎乃亜という名を思いだすまで、例のごとく時は要さなかった。

    2.恋ってどんなものかしら

    彼は〈上田正〉といった。「宗春美さんです」谷口栞という女性の名が頭から離れていかないのだ。

    3.擬装

    「こちらは羽鳥賢一さんです。きょう法テラスに相談に来られ、私がお話を聞きました」

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    任官七年目の裁判官、安堂清春は幼い頃に発達障害と診断され、周囲との関わりを断ち、自身の特性を隠しながら日々を過ごしていた。Y地裁に赴任して半年、副市長が襲われた傷害事件を担当することになった安堂は、弁護士の小野崎から被告人が無言を貫いていると聞き、何かを隠しているのではないかと気づくが……。微笑みながら殺人を告白する教師、娘は殺されたと主張する父親。生きづらさを抱えた青年が様々な事件に挑む、異色の青春リーガルミステリ!

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    2026年08月16日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    NHKのドラマの影響で、清春が松山ケンイチさんにしか見えなくなっていて、前作を読んだ時とイメージが少し変わっているかも。ドラマもとても良かった。

    前作よりも清春が自分の特性と裁判官の仕事との折り合いの付け方が上手くなっている印象を受ける。漢字に拘ったり蚊の音に過剰反応したり靴紐の結び方がおかしかったり相変わらずナポリタン一択だったり(ただし今作では克服しようとかなり努力している)ではあるのだが、彼自身の対処方法がブラッシュアップされている。人の感情を読み取るのが苦手なことも同様だが、それを自覚した上で「共感の扉を開ける」ことで他者を理解しようとしている。
    匿名申請を認めないことが鍵となる「ABC、そしてD」予想外の結果にびっくり。「法服のサンタクロース」刑期を終えた元受刑者の訴えにきちんと向き合うことで明らかになる、過去の事件の真相。タイトル通りの結末。最後の会話が良い。

    ドラマと同じ内容ではないようだが、ドラマでも法廷で父親と対峙するシーンがあった。松山ケンイチさんが自らの特性について詳しく話していたが、小説では言葉を交わす程度。この方が自然かな‥と思った。

    小野寺弁護士とは目下のところ恋愛方向には進展しておらず、良き理解者兼サポーターみたいな関係になっている。清春も小野寺弁護士にとっての優秀な協力者で、お互いに良いパートナーだ。

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    2026年08月10日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ネタバレ

    3.9
    個人的には前回以上に面白い事件やった!
    最後、大石さんの正体がわかったとき、びっくりするやらなんとやら…
    お父さんのことがずっと気がかりだったんだろうな
    無実が証明されてよかったけど、それまでの時間や社会的信頼は取り戻せない…
    冤罪は絶対にいけないですね

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    2026年08月07日
  • テミスの不確かな法廷

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    ものすごいトリックというよりは、いろいろな背景を読ませるタイプ。主人公はASD、その他登場人物にはコルサコフ症候群とか出てくる。

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    2026年08月03日
  • テミスの不確かな法廷

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    なかなか重い発達障害の主人公。自らの意思と身体の制御が必ずしも連動してくれないのが大変だなと思った。理解し難いようなところもあるが、自分の特性を知り、必要に応じて対処を講じている努力家な主人公には好感が持てる。周囲からも比較的好印象に受け止められているようで良かった。
    以前に発達障害の特性がありそうな部下を持ったことがあるが、本人には自覚がない上にそれまでにも挫折や衝突が多かったようで性格にも影響が出ており、とても生きづらそうだった。主人公は早々に医師に出会えて良かった反面、作中でも子供が特別学級は嫌だという親御さんが出てきたりしていて、適切な支援が受けられないのは本人が一番辛いだろうなとしみじみ思った。
    テーマも扱っている題材も正に現代という感じで全体的に興味深く読むことが出来た。

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    2026年07月30日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    続編。前作に続いて、NHKドラマとはかなりストーリーが違ったが...

    ドラマは登場人物のキャラをデフォルメしてうまく描いていたことに感心する。
    いつもなら、映像と小説のギャップに抵抗を覚えるのだが、この小説の登場人物たちは、また別物ととらえることができて、違和感なくそれぞれに楽しめた。

    異色の裁判官シリーズ、次作を切望!

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    2026年07月03日
  • 転がる検事に苔むさず

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    軽くてよかったと思う
    テレビを意識した感じ
    本で読むと誰の語りか分かりづらく読み直すことが何度もあった
    プロットとしてはよくあるパターンだけど事件は思ったより入り組んでて、登場人物で迷うところもあって、こっちでも読み直すところあり

    面倒ではあったけど、薄いしサラッと読むには良い。
    途中間を空けてしまうと面白さよりわからなさが勝ったかも

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    2026年07月03日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ネタバレ

    法廷シリーズの第二弾
    NHKドラマが非常に良かったので
    原作を読んでみたくなった

    テレビとは
    異なる内容で面白い
    (脳内は松山ケンイチ氏がでてくる)

    法服のサンタクロースでは
    最後に「あ!」と
    びっくりしてしまうラストが良き!

    ただ安堂氏と小野崎氏の
    進展があまりなく、第一巻の終わりは
    何だったのかしら?

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    2026年06月30日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    『ぼくは、どこの星から来たのだろう。いつ何時も地球人的なベストな反応を探して生きているのに、なかなかうまくいかない』

    窃盗罪に問われた女性銀行員、飼い犬殺害事件、そして四回もの再審請求を出す紅林。
    三つの事件の真相を安堂と小野崎は明らかにしていく

    『色の見え方が変わる視覚異常が後遺症として現れた』紅林の娘穂乃花。
    ミステリとしても面白かったけれど、素敵な結末に驚かされ、読み返してしまいました。

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    2026年06月21日
  • テミスの不確かな法廷

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    自閉症とADHDに向き合う裁判官の話

    自閉症安堂の記憶力と閃きによる逆転裁判が見もの。普通に生きるための苦労がリアル。人間の意思ではなく脳が決める不確かさに神秘を感じるとともに、ガチガチの法に風穴を開ける様が痛快。ドラマは堅く小説はゆるめ

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    2026年06月20日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    自閉スペクトラム症と注意欠如多動症を抱える裁判官安堂清春シリーズ第2作。

    1作目ほどのインパクトはないが、安堂ならではの内面や行動が丁寧に書かれた本作でも、安堂の裁判官らしくない活躍により3つの事件の真実が暴かれる。

    再審を扱う第3話で描かれた2組の不器用な親子の情愛には少しほろっとなる。

    安堂と小野崎弁護士の進展度合い同様、本シリーズも先の長いものとなるか。

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    2026年06月15日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ASD(自閉症スペクトラム症)の裁判官が主人公の法廷もの。ASDの人の特徴を知ることができ、また裁判ものも興味深い。ASDの安藤判事、特例判事補、は人付き合いが苦手だ。また気になることが頭に浮かぶと他のことができにくくなることがある。人付き合いをしなくてもすむ裁判官とはいえ、なかなか生きていくのは大変だ。今回は再審の場で証人として立ち現れたのは安藤判事の実父。検察ナンバー3の地位にいる。さてどうなるか?

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    2026年06月12日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    テレビの配役から
    清春君=松山さんのイメージから離れられませんでした。
    いきづらさを感じながらも、障がいとうまく付き合い、ひょうひょうとした雰囲気で難事件をひも解く様子にほのぼのとした気持ちになりました。

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    2026年05月31日
  • テミスの不確かな法廷

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    ドラマを見ていたので、松山ケンイチをイメージしながら読む。地球人と土星人のところとかなんだかわかるなと思う。

    最後の着地はドラマと違いよかった。
    「感情を支配するのは、脳か、心か。」

    なるほどね〜と

    ドラマを見たことある人もスルスル読めるので、本バージョンの着地もおすすめ。

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    2026年05月31日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ネタバレ

    シリーズ第二弾。
    今作もおもしろかった。ラストはびっくりして、あっと声が出そうになった。
    安堂と門倉さんの会話シーンが楽しかった。ドラマを見た影響がモロに出て、ビジュアルは完全に松山さんと遠藤さんだった(笑)
    特に安堂が匿名審理を認めない判定をしたあとの立ち飲み屋の場面がおもろかった~
    安堂と小野崎さんの関係がまったく進んでなくてひと安心(笑) 次が楽しみです。

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    2026年05月30日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    なかなかこのシリーズ好き。
    発達障害の裁判官の検察ものであり、健常者とのずれに苦闘しながら展開するのはいい。
    自分が当事者だから読んでいて理解出来る感じが発達障害に理解ある作者なのかなと好感持てます
    3233冊
    今年132冊目

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    2026年05月24日
  • テミスの不確かな法廷

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     発達障害でサバン症候群の主人公が活躍するミステリードラマ。
     最近、この手の設定のドラマが多い気がする。
     本編は、主人公が裁判官で、普通と少し違った視点から事件をとらえ、意外な展開が面白いが、ミステリー要素はちょっと弱く、ヒューマンドラマ的な雰囲気を強く感じた。
     発達障害ゆえの独特の感じ方、情動のため、周囲の誤解を受けながら、それとしっかり向き合おうとする主人公の姿が刺さる作品でした。
     次回作も読んでみたいと思います。

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    2026年05月22日
  • テミスの不確かな法廷

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    すぐ読めます。
    分厚くないという理由だけでなく、話の展開が早いので飽きずに読み切ることができます。
    また、裁判官の話なので難しい話なのかなと思いましたが、丁寧に業務内容などが書かれており、簡単に読むことができました。
    さらに、ASDやADHDの疾患を主人公が持っているので、それに対する解説も本文中にあり、ASDやADHDの解像度が高くなりました。

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    2026年05月12日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ドラマを観てから、原作を読みました。
    読みやすく、判事側の法定って難しいけど、
    普段の会話とかは普通の人達なんだなぁと思いました。

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    2026年05月10日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ネタバレ

    生きづらさを抱える裁判官が導く、逆転法廷劇

    前作「テミスの不確かな法廷」の待望の続編。

    自身の特性のカミングアウトをするか、しないか。
    これは、重大な問題だと思う。

    やはり、小野崎は、安堂にとっての最高の理解者だなと感じました。
    (2人の関係がどう変化していくのか楽しみ)

    本作では、周りに安堂を理解してくれる人が増えてきたので、安堂が少しずつ生きやすくなってきてるようで、よかったなぁと感じた。

    ラストにあった実父との法廷での対決には、感動しました!

    これからも、続いてほしいシリーズです!
    是非おすすめの1冊です

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    2026年05月05日