直島翔のレビュー一覧

  • 転がる検事に苔むさず

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    久我さんも倉沢さんも有村さんも好きだな。
    事件ものなのに暗い気持ちにならずに読めた。この人たちがいたから。検事って皆エリートなんだと思っていた。エリートばかりでも出世したいはあるんだな。理不尽だな。
    第二段もあるのかな。

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    2026年02月18日
  • 警察医のコード

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    3編の中編から成る構成。死者との会話により現実の隠された姿を探究するドクター。一見この探偵ごっこは、死者と会話してしまうアメリカ帰りのおかしなドクターが主役。彼のせいで、読み手の感情移入むつかしく、誰もおそらくなかなか好きとなれない。だけれどもこの性向は読み進めるとその理由が語られ納得出来ます。
    リアルな社会をじっくり観察して、その問題点を見据えながら書かれたこの推理小説については作家にリスペクトを感じます。実際警察医は存在するものの数少ない。それは待遇その他問題があるからと思われる。変死にしても欧米と比して解剖率が著しく低い日本。だからか間違う恐れのある自白証拠に頼ってしまうのではないかとも感じ、この日本社会の現実を垣間見る気がします。
    同時に登場する横浜ベイスターズ愛のジェンダーグループ班の神奈川県警察署は愛嬌ある。なのでシリーズ化もあり得よう。次作に期待してます。

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    2026年01月20日
  • 警察医のコード

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    民間監察医が主役という設定が新鮮な推理小説。短編集ながら、一編ごとに事件だけでなく登場人物の背景や価値観が丁寧に描かれており、ページを捲るたびに人物像が立体的になっていく。気づけば自然と感情移入して読み進めていた。派手さよりも静かな説得力があり、監察医という立場だからこそ描ける「死」と「生」の距離感が印象的。シリーズとして人物のその後も追ってみたくなり、ぜひ続編を読んでみたいと思った。

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    2025年12月13日
  • 転がる検事に苔むさず

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    昔朝礼の3分間スピーチで 転がる石のように なんてスピーチをしたことを思い出した  
    世間の色々とはびこることを”なおしましょう”なんだろうな

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    2025年10月01日
  • 転がる検事に苔むさず

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    うだつが上がらない久我検事は若い2人、警察官の有村と部下の新人検事倉沢に影響を及ぼしていく。それは彼の事件への向き合い方が経験に基づいて緻密に取り調べを行い、検証していく姿を二人に見せていくからだ。倉沢は久我が出世では陽の目を見ていないが、現場では着実に仕事をしていることを理解していく。
     そして単なる自殺ではと思われた事件の本当の犯人に辿り着く。それはとても悲しい結末だった。
    主犯格の女がどうしてあれだけの悪に成長したかの背景はほとんど描かれていないが、久我を始め、倉沢、有村が今までどのように生きてきたのか、だからそう動くのかが納得する人物描写で描かれていて、事件だけでなく、人間模様も読み応えがあった。

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    2025年08月31日
  • 転がる検事に苔むさず

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    ネタバレ

    面白かった!ほぼ一気読み。
    事件そのものと久我の検事としての戦いとが並行して描かれる。検事の姿にリアリティが感じられる。
    久我が検事を続けることになったので、次回作も期待できそう。

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    2025年05月18日
  • 恋する検事はわきまえない

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    前作は読んでないのですが、この本からでも全く問題なしでした。各章でのリンクが楽しくて。嫌な感じが全くない作品で、それぞれのキャラも魅力的。他の作品も読みたくなる作家さんでした。

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    2025年05月05日
  • 警察医のコード

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    異状死に隠された
    謎を解き明かせ!

    日本での異状死の解剖率は20%以下。
    これでは重大犯罪が見逃されていないか?
    死者を救えるのは警察医だけだーー。
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    資格試験の勉強中で、
    読書してる暇ないんですが、
    読み始めちゃったら、
    読み切るしかない。苦笑

    ニューヨークから帰国した法医学者の幕旗。
    死因を突き止めるために、死者と向き合う。

    事件を追う刑事たちと、
    幕旗たちの場面が交互になって物語が進みます。
    どんでん返しとか、
    すごい謎解きとかはないですが、
    死者を介して真実に迫る姿は
    ある意味淡々としていて、切なく読みました。

    直島さんの他の作品も積読しているので、
    勉強が落ち着いたら読みたいと思います。

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    2025年01月26日
  • 転がる検事に苔むさず

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    警察でも弁護士でもなく、検事が主人公の検察ミステリーは初めてだったので、検事の世界が興味深かったです。
    事件を解決したニュースを見ていると、警察や検察、どちらのどんな仕事かなんて意識しないけど、いろいろと複雑なんですね。
    最後まで全く真相がわからず、びっくり。

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    2024年10月21日
  • 警察医のコード

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    横浜を舞台にした法医学者のお話です。法医学なので解剖シーンなどもあるので苦手な人もいるかもしれませんが、なかなか引き込まれるお話でした。なにより主人公である法医学者幕旗が、頑固で偏屈な性格でそれでいてどこか不安定で目が離せません。
    この本は3話構成の連作短編集ですが、事件発生から解決までのバランスがいい。シリーズ化を期待します。

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    2024年08月20日
  • 転がる検事に苔むさず

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    初めての検事ものの小説。
    出世街道から外れた久我検事が自殺か他殺か分からない事件を紐解く。
    区検で小さい事件を取り扱い久我と、久我が指導官を務める倉沢のコンビがなんかいい。
    淡々とこなしているように見えるけどそうじゃない久我、上司にも物怖じしない倉沢。
    検事というなかなか見えない世界が少しは分かった気がする。

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    2024年03月24日
  • 警察医のコード

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    法医学者が主人公のミステリー。死者と対面し語り、そこから浮かび上がる謎を解いていく。多様化する犯罪を取り締まる新部署ジェンダー班の刑事たちとともに真実を明らかにしていく過程は素晴らしいです。登場人物はだれも癖のあるキャラ設定で楽しいし、中山七里氏の光﨑教授にも匹敵しそうな灰汁の強い主人公の今後の活躍も楽しみ。

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    2022年11月01日
  • 警察医のコード

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    新しいシリーズ
    監察医の小説は、度々ドラマにもなっているが、特に海外ドラマ等とは違い、日本の制度が異なる事などがあって、主人公として解決の肝になる事は、あまり無い。
    幕旗先生達の今後の、活躍が楽しみ。

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    2022年10月04日
  • 警察医のコード

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    正直ここに出てくるコードはどうでもよいと思うし、主人公の幕旗のバックボーンにもうなずけないものがあるが、3挿話ともに事件のプロットと解決に導くまでの道筋と背景描写は素晴らしい出来だと思った。ジェンダー班の面々のキャラ設定も上手ですんなりと物語と調和している。読んでみる価値はある本だ。

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    2022年09月23日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    テミスの不確かな法廷 続編
    テレビドラマで観たテミスの不確かな法廷、主演は松山ケンイチ。

    発達障害を持つ裁判官 安藤清春の人となりは一作目に詳しい、その続編。
    安藤清春の特性が膠着した裁判を動かし、真実を明らかにしていく。連続したドラマの一部なので、本書だけで結論はない。
    裁判の一つ一つに起承転結があるが、安藤清春の物語はまだ続いている。

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    2026年10月02日
  • テミスの不確かな法廷

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    ネタバレ

    ドラマを見て原作を読んでみたくなったので読んでみた。本の方がASDの辛さがよりリアルに書かれていて、清春が自分には心がないのでは?と自問するところが切なかったが、最後に小野崎さんと恋に落ちるところで救われた。

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    2026年09月20日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    audibleにて。
    前作にて主人公の特性は掴んでいたので、安堂が何かにとらわれて話を聞いていなかったり、人が見落としがちな所に意識が集中して犯人像を見出すあたり、終始うなずけた。その特性も、本人の知らないところで自然と受け入れられていて、同僚とも円滑に業務がなされている。前作に温かみが加わった感があり、安堂が宇宙人より地球人に近づいたようにも感じた。
    法律用語もわかりやすく解説され、音声で聞いても特段困る場面なく聞き終えた。audible向きの作品かも。

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    2026年09月02日
  • テミスの不確かな法廷

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    主人公・安堂清春はASDの特性を持つ裁判官(正確には特例判事補)。

    ASDやADHDの特性を持ちながら裁判官の仕事をするのは並大抵ではないだろう。
    清春が疲れてしまうのは仕方がないことだ。
    とはいえ、ADHDなどの特性があったとしても、それを超えるほどの力量があったならば、
    この様な高度な職業でも偏見なく活躍できる世の中であって欲しいと強く願う。

    最後の終わり方がキュートでした☆
    次作も読みます。



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    2026年08月29日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    audibleで。発達障害の主人公の苦悩は、仕事をすればするほど色濃くなっていく。今回は、事件解決への道が、安藤判事の頭の中にある、または、彼の運に助けられているような感じがした。少しずつ周りの人達に理解され、苦手を克服しようと努力する主人公の状況が、前巻より説明されている気がする。
    父との対決あり、恋路あり、安藤判事の独特の思考回路ありで、なかなかおもしろかった。
    前巻よりも世慣れていってる感じがしたが、安藤判事は宇宙人のままで、彼らしくいって欲しいものだ。再審請求の事件では、小野崎さんとコンビを組んで探偵のようだったな。あんまり派手に立ち回らず、宇宙人の目で真実を暴いて欲しいかな。

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    2026年08月19日
  • テミスの不確かな法廷

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    audibleで。ドラマを見ていたので、原作も、と。
    発達障害の主人公はかなりの努力をしてきたんだろうと想像する。ドラマでは安藤清春役が松山ケンイチだったので、そのイメージがついて回ったが、内容もドラマとは少し違ってて、別物として楽しむことができた。

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    2026年08月19日