テミスの不確かな法廷

テミスの不確かな法廷

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

任官七年目の裁判官、安堂清春は幼い頃に発達障害と診断され、周囲との関わりを断ち、自身の特性を隠しながら日々を過ごしていた。Y地裁に赴任して半年、副市長が襲われた傷害事件を担当することになった安堂は、弁護士の小野崎から被告人が無言を貫いていると聞き、何かを隠しているのではないかと気づくが……。微笑みながら殺人を告白する教師、娘は殺されたと主張する父親。生きづらさを抱えた青年が様々な事件に挑む、異色の青春リーガルミステリ!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    テミスの不確かな法廷
  • タイトルID
    :
    20155484
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB
  • ドラマ化

    「テミスの不確かな法廷」

    2026年1月6日~ NHK総合
    出演:松山ケンイチ、鳴海唯、恒松祐里

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テミスの不確かな法廷 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ドラマが近年稀に見る面白さだったので、その面白さを下回らないことを期待しながら読み始めたが、杞憂だったとすぐに気づいた。やはり映像には映像の、文章には文章の強みがそれぞれある。

    やはり一番の見どころは自閉スペクトラム症に関する描写だ。最近は多くのドラマでASDの特性を持った人が描かれているので基本的なことは理解しているつもりになっていた。しかしこの作品を読み、はじめて様々な症状が起きたときに脳内で何が起きている感覚になるのか、どんなことがどんな風に辛いのか、それを制御したり、社会のルールにフィットさせることがどれだけ大変なことなのかを深く想像して、考えた。「安堂裁判官、かわいいな、愛おしいな」と思いながら、あんなに食い入る様に見ていた本作のドラマでも、やはり想像力が追いついていなくて、本人の気持ちが想像できていなかったということは、身近にASDの人がいても、自分は同じように表面を見て分かった気になっていただろうと自覚させられて、その無自覚の自覚が本を読んでの最大の収穫だった。どんなことも分かった気になることが1番怖い。スペクトラムという名前が示す通り、個人差だってきっとたくさんあるだろう。

    (※いま自分が患っている病気も、症状が出た時の脳内の状態を言葉にすることはとても難しくて、他人に分かってもらうことをほとんど諦めそうになることもあるけれど、ASDのことも誰かがこうして言葉にする努力をしてくれなかったら自分は一生想像することができなかったんだと思うと、やはり諦めたくないなという気持ちになった。)


    そして、ドラマではあまり描かれていなかったが、小説ではそのASDの特性のおかげで、裁判を根本から覆すような真実を安堂が発見していくという過程を丁寧に描いていて、それがとても読み応えがあった。

    NHKのドラマ化にあたっては、それぞれの事件の詳細や裁判所内の人間関係、登場人物の男女の設定などがかなり緻密に、それも小説とは別のメッセージを込めて再設定が行われていることにも気付けて、大きな価値のある二次創作だと思ったし、小説、ドラマまとめてテミスシリーズの大ファンになってしまった。続編が楽しみだ。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    NHKドラマが蘇る。
    ASDの主人公が、そのこだわりゆえに難しい裁判を正しい方向に持って行く。
    刑事じゃないから、推理する、わけじゃないはずだが、
    結果的に裁判官が被告から情報を引き出し、正しい結論を出す。
    その中で芽生える恋。
    ドラマはあいまいだったけど、小説は案外素直に主人公が自分の気持ちに気づく。
    NHKドラマで続編やらないかな。
    読んでいて楽しくなる本。
    発達障害の理解をすすめた本でもあった。


    カレンダーボーイ
    恋ってどんなものかしら
    擬装

    解説 岩波 明

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    序盤はASDの特性に関する説明が多く、少し読みにくさを感じた。
    ただ、ストーリー自体は安易な筋書きにならず、意外な展開を見せる話もあり、途中からは一気に読み進められた。
    全体として面白かった。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    ドラマが好きだったので読んでみました。
    頭の中で俳優さんたちを思い浮かべて、キャラクターを掴んでドラマを脳内で再構成した感じ。
    もちろんドラマと原作との違いはあります。原作がとても面白いからドラマにしたんだな、というのがよく分かりました。良心的にドラマ化したなと思います。
    続編もあるようなので読みたいですね。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    TVドラマを観てしまったので、安堂裁判官は松山ケンイチさんに他ならない 笑

    発達障害を持った裁判官の頭で考える事、心で感じる事の隔たりとか、独特の感性が興味深い。
    安堂を囲んでいる周りの人達はどうなんだろうという疑問もあるが3話とも面白かった。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    社会に交わり、ままならぬ心身と向き合い罪を裁く。青春×リーガルミステリ

    主人公検事は、人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症=ASD、衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症=ADHDを自覚しながら生きている。読み書きや計算が困難な「学習障害(LD)」、自閉症を持病としての裁判官であるが、裁判モノとしての構成、文体はとても良いデス。

    1.カレンダーボーイ

    安堂清春は任官七年目の裁判官である。すぐに発達障害の専門医である山路薫子のふっくらした顔が画面に出てきた。人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症=ASD、衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症=ADHDを自覚しながら生きている。読み書きや計算が困難な「学習障害(LD)」

    後任の弁護士、小野崎乃亜という名を思いだすまで、例のごとく時は要さなかった。

    2.恋ってどんなものかしら

    彼は〈上田正〉といった。「宗春美さんです」谷口栞という女性の名が頭から離れていかないのだ。

    3.擬装

    「こちらは羽鳥賢一さんです。きょう法テラスに相談に来られ、私がお話を聞きました」

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    任官七年目の裁判官、安堂清春は幼い頃に発達障害と診断され、周囲との関わりを断ち、自身の特性を隠しながら日々を過ごしていた。Y地裁に赴任して半年、副市長が襲われた傷害事件を担当することになった安堂は、弁護士の小野崎から被告人が無言を貫いていると聞き、何かを隠しているのではないかと気づくが……。微笑みながら殺人を告白する教師、娘は殺されたと主張する父親。生きづらさを抱えた青年が様々な事件に挑む、異色の青春リーガルミステリ!

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    ものすごいトリックというよりは、いろいろな背景を読ませるタイプ。主人公はASD、その他登場人物にはコルサコフ症候群とか出てくる。

    0
    2026年08月03日

    Posted by ブクログ

    なかなか重い発達障害の主人公。自らの意思と身体の制御が必ずしも連動してくれないのが大変だなと思った。理解し難いようなところもあるが、自分の特性を知り、必要に応じて対処を講じている努力家な主人公には好感が持てる。周囲からも比較的好印象に受け止められているようで良かった。
    以前に発達障害の特性がありそうな部下を持ったことがあるが、本人には自覚がない上にそれまでにも挫折や衝突が多かったようで性格にも影響が出ており、とても生きづらそうだった。主人公は早々に医師に出会えて良かった反面、作中でも子供が特別学級は嫌だという親御さんが出てきたりしていて、適切な支援が受けられないのは本人が一番辛いだろうなとしみじみ思った。
    テーマも扱っている題材も正に現代という感じで全体的に興味深く読むことが出来た。

    0
    2026年07月30日

    Posted by ブクログ

    自閉症とADHDに向き合う裁判官の話

    自閉症安堂の記憶力と閃きによる逆転裁判が見もの。普通に生きるための苦労がリアル。人間の意思ではなく脳が決める不確かさに神秘を感じるとともに、ガチガチの法に風穴を開ける様が痛快。ドラマは堅く小説はゆるめ

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    ドラマを見ていたので、松山ケンイチをイメージしながら読む。地球人と土星人のところとかなんだかわかるなと思う。

    最後の着地はドラマと違いよかった。
    「感情を支配するのは、脳か、心か。」

    なるほどね〜と

    ドラマを見たことある人もスルスル読めるので、本バージョンの着地もおすすめ。

    0
    2026年05月31日

テミスの不確かな法廷 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    テミスの不確かな法廷
  • タイトルID
    :
    20155484
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB
  • ドラマ化

    「テミスの不確かな法廷」

    2026年1月6日~ NHK総合
    出演:松山ケンイチ、鳴海唯、恒松祐里

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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