警察医のコード

警察医のコード

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

3.8

解剖は死者を救うため――。 犯罪都市NYの検視局で キャリアを積んだ法医学者が 神奈川県警と警察医契約を結び、 横浜に戻ってきた。 すべては死者を救うために――。 医師が最期を確認する病死以外は〈異状死〉と呼ばれる。欧米では異状死の五割 を解剖しているが、日本の解剖率は二割に届いていない。 国内に法医学者の絶対数が少ないうえ、犯罪捜査のための解剖を行う公的機関が 常設されていないからだ。 重大犯罪が見逃されていないか?死者と語り、どこまでも真実に執着する警察医である法医学者。 多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。 死に隠れた謎を解き明かす、新たなドラマの幕が上がる!

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警察医のコード のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    3編の中編から成る構成。死者との会話により現実の隠された姿を探究するドクター。一見この探偵ごっこは、死者と会話してしまうアメリカ帰りのおかしなドクターが主役。彼のせいで、読み手の感情移入むつかしく、誰もおそらくなかなか好きとなれない。だけれどもこの性向は読み進めるとその理由が語られ納得出来ます。
    リアルな社会をじっくり観察して、その問題点を見据えながら書かれたこの推理小説については作家にリスペクトを感じます。実際警察医は存在するものの数少ない。それは待遇その他問題があるからと思われる。変死にしても欧米と比して解剖率が著しく低い日本。だからか間違う恐れのある自白証拠に頼ってしまうのではないかとも感じ、この日本社会の現実を垣間見る気がします。
    同時に登場する横浜ベイスターズ愛のジェンダーグループ班の神奈川県警察署は愛嬌ある。なのでシリーズ化もあり得よう。次作に期待してます。

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    民間監察医が主役という設定が新鮮な推理小説。短編集ながら、一編ごとに事件だけでなく登場人物の背景や価値観が丁寧に描かれており、ページを捲るたびに人物像が立体的になっていく。気づけば自然と感情移入して読み進めていた。派手さよりも静かな説得力があり、監察医という立場だからこそ描ける「死」と「生」の距離感が印象的。シリーズとして人物のその後も追ってみたくなり、ぜひ続編を読んでみたいと思った。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    ----------------------------------
    異状死に隠された
    謎を解き明かせ!

    日本での異状死の解剖率は20%以下。
    これでは重大犯罪が見逃されていないか?
    死者を救えるのは警察医だけだーー。
    ----------------------------------
    資格試験の勉強中で、
    読書してる暇ないんですが、
    読み始めちゃったら、
    読み切るしかない。苦笑

    ニューヨークから帰国した法医学者の幕旗。
    死因を突き止めるために、死者と向き合う。

    事件を追う刑事たちと、
    幕旗たちの場面が交互になって物語が進みます。
    どんでん返しとか、
    すごい謎解きとかはないですが、
    死者を介して真実に迫る姿は
    ある意味淡々としていて、切なく読みました。

    直島さんの他の作品も積読しているので、
    勉強が落ち着いたら読みたいと思います。

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    横浜を舞台にした法医学者のお話です。法医学なので解剖シーンなどもあるので苦手な人もいるかもしれませんが、なかなか引き込まれるお話でした。なにより主人公である法医学者幕旗が、頑固で偏屈な性格でそれでいてどこか不安定で目が離せません。
    この本は3話構成の連作短編集ですが、事件発生から解決までのバランスがいい。シリーズ化を期待します。

    0
    2024年08月20日

    Posted by ブクログ

    初読み作家の直島翔さんでした
    法医学系の小説が好きで手に取った

    異状死に隠された謎を解剖で解き明かすところが
    面白い

    娘さんとのやり取りはそうかー、と思ったけど、
    何だか悲しかったな

    キャラクターは濃いから、続編期待したい

    0
    2025年08月24日

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