転がる検事に苔むさず

転がる検事に苔むさず

847円 (税込)

4pt

窓際検事の逆転なるか!

夏の夜、若者が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。自殺か、他殺か。判断に迷う刑事課長は飲み友達の検事、久我周平に助けを求めた。出世レースから外れた久我は日の当たらぬ部署で罰金刑など軽めの事件ばかり扱う一方、遺体の検分には豊富な経験を持つ。久我は靴の傷に他者の関与を疑う。交番巡査、新人の女性検事とともに若者の身辺を探っていくと、高級外車を巡る、海を越えた取引が浮かびあがった。法務検察内のパワーゲームにも巻き込まれながら、男の正体に迫っていく。窓際検事の逆転なるか。

◎著者は、検察庁など司法を担当した現役新聞記者
◎解説は元最高裁判事の甲斐中辰夫氏
◎第3回警察小説大賞受賞作

真摯に正義を求める“生身の検事”がここにいる―――柚月裕子 氏激賞!

※この作品は過去に単行本として配信されていた『転がる検事に苔むさず』の文庫版となります。

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転がる検事 のシリーズ作品

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  • 転がる検事に苔むさず
    847円 (税込)
    窓際検事の逆転なるか! 夏の夜、若者が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。自殺か、他殺か。判断に迷う刑事課長は飲み友達の検事、久我周平に助けを求めた。出世レースから外れた久我は日の当たらぬ部署で罰金刑など軽めの事件ばかり扱う一方、遺体の検分には豊富な経験を持つ。久我は靴の傷に他者の関与を疑う。交番巡査、新人の女性検事とともに若者の身辺を探っていくと、高級外車を巡る、海を越えた取引が浮かびあがった。法務検察内のパワーゲームにも巻き込まれながら、男の正体に迫っていく。窓際検事の逆転なるか。 ◎著者は、検察庁など司法を担当した現役新聞記者 ◎解説は元最高裁判事の甲斐中辰夫氏 ◎第3回警察小説大賞受賞作 真摯に正義を求める“生身の検事”がここにいる―――柚月裕子 氏激賞! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『転がる検事に苔むさず』の文庫版となります。
  • 恋する検事はわきまえない
    737円 (税込)
    空気を読まない女検事、降臨! 人が人を裁けるのか―― 「正義」の番人たちの懊悩に迫る人情検察小説。 「特捜部初の女性検事」として期待と嫉妬を一身に背負う常磐春子は、着任早々、下水道事業の五社談合事件を任された。落とし所は末端社員たちの摘発――。しかし、取り調べ中に闖入してきた被疑者の幼なじみによって、捜査は思わぬ方向に転がり始めた。 築地の魚屋で働く男は、被疑者を庇いながら言葉を吐く。 「おれはよ、法に背いたのは人間じゃねえ気がするんだ。人間の周りを囲んでいる全体みたいなもんだ」 覚悟を決めた春子は、検察幹部仰天の一手に出た(表題作)。 見習い検事の倉沢ひとみが異動先の鹿児島で一騒動を起こす「ジャンブルズ」、小倉支部の万年窓際検事・久我周平が組織から孤立しながら凶悪暴力団に立ち向かう「海と殺意」ほか、全4話の連作短編集。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『恋する検事はわきまえない』の文庫版となります。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

転がる検事に苔むさず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    倉沢さんが多少鼻につくところはあるものの熱血ぶりが頼もしいし、久我や有村もとてもいい。久我の取り調べが最後に読めるのかと思ってたけど、いいところで事件を取り上げられてしまって残念でした。それでも3人とも自分のやりたい道を進んでいけるようで良かった。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    とっても面白かった!話の展開もシンプルで分かりやすいし、段落ごとに登場人物の視点が変わって面白い。
    すぐに映像(ドラマ)が想像できるいい作品だった。

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    すごくわかりやすく、地に足のついた検察小説だった!
    柚月裕子さんの佐方弁護士(ヤメ検)シリーズを想起させた。ぜひシリーズ化してほしいと思った。

    主人公の区検検事、久我も、どこか脱力した雰囲気ながら、被疑者の「割り」に定評があるように熱意があって、思慮深く魅力的な人間。高校生の娘との関係に悩んでいる

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    昔朝礼の3分間スピーチで 転がる石のように なんてスピーチをしたことを思い出した  
    世間の色々とはびこることを”なおしましょう”なんだろうな

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    うだつが上がらない久我検事は若い2人、警察官の有村と部下の新人検事倉沢に影響を及ぼしていく。それは彼の事件への向き合い方が経験に基づいて緻密に取り調べを行い、検証していく姿を二人に見せていくからだ。倉沢は久我が出世では陽の目を見ていないが、現場では着実に仕事をしていることを理解していく。
     そして単

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    警察でも弁護士でもなく、検事が主人公の検察ミステリーは初めてだったので、検事の世界が興味深かったです。
    事件を解決したニュースを見ていると、警察や検察、どちらのどんな仕事かなんて意識しないけど、いろいろと複雑なんですね。
    最後まで全く真相がわからず、びっくり。

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    初めての検事ものの小説。
    出世街道から外れた久我検事が自殺か他殺か分からない事件を紐解く。
    区検で小さい事件を取り扱い久我と、久我が指導官を務める倉沢のコンビがなんかいい。
    淡々とこなしているように見えるけどそうじゃない久我、上司にも物怖じしない倉沢。
    検事というなかなか見えない世界が少しは分かった

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    夏の夜、男性が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。果たして、自殺か他殺か。

    検事の久我周平は、出世コースから外れ、罰金刑など軽い事件ばかり扱う一方、遺体見聞には豊富な経験を持つ。

    久我検事が、交番巡査、新人女性検事と共に、被害者の身辺を洗うと、意外な闇が浮き出てくる。
    果たして、本当の

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    初読みの著者の名前「なおしましょう」に、かつてのミステリー作家・嵯峨潜「さがせん」(探せん)や嵯峨島昭「さがしましょう」(探しましょう)の遊び心を連想してしまった(笑)。果たして、意識した名前?
    出世コースを外れ、東京地検浅草分室に勤務する検事久我周平。久我が指導官を務める新人検事倉沢ひとみ。刑事に

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!ほぼ一気読み。
    事件そのものと久我の検事としての戦いとが並行して描かれる。検事の姿にリアリティが感じられる。
    久我が検事を続けることになったので、次回作も期待できそう。

    0
    2025年05月18日

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