直島翔のレビュー一覧

  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    「テミスの不確かな法廷」続編。1作目の感想を以下のように書いた。
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    『直島作品のこれまでの最高傑作と言っておこう。ADHD・ASDの裁判官(特例判事補)の活躍を描く、今までにないひと味違ったリーガル小説。法曹関係者が読むと違和感ある箇所はあると思うが、そんなことは気にならないぐらいよく練られたプロットと、ADHD・ASDの特性が事細かに綴られていて、その特性ゆえに苦労しつつ、その特性を活かして事件を解決していく様がとっても新鮮かつ快い。安堂清春主人公でもう一冊書いてもらいたい。できればシリーズにもしてほし

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    2026年01月29日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    ADSの裁判官安堂の事件簿。

    第1話 7000万円を銀行の貸金庫から盗んだ女性行員が、実は盗んでいなかった事件。

    第2話 隣の家の犬がとても怖いので、殺鼠剤をさつまいもに練り込んで殺そうとしたお隣さんトラブルの事件。

    第3話 再審請求を何度もしてくる殺人事件の犯人とされた人物が、意識不明の重体で崖の下から見つかった。もう少しで再審の証拠が見つかりそうだと言っていた矢先の出来事だった。

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    2026年01月28日
  • テミスの不確かな法廷

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    安堂はASDの症状と闘いながら裁判官をやっている。ふわふわと注意力がほかごとに気を取られたり、勝手に思考が過去の記憶の中に入っていってしまったり、手足が不随意運動してしまったり、味覚がおかしいので味のないものが食べられなかったりで、割と社会生活に齟齬が生じている。特に裁判中に注意力が削がれてしまったり、変な動きをしているのは気になっている。

    第1話
    当たり屋が激昂してタクシー運転手を殴りつけた裁判で、被告人が全面否認になった。その上弁護人と話をしないのだ。理由が不明だし、それでは事件が進まない。

    第2話
    自宅で夫を殺した女性。全面自供に至っているものの、なんだかずっと笑顔でおかしい。他に犯

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    2026年01月23日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    発達障害を抱えた裁判官の物語、第2弾。
    前作と同様に、発達障害の当事者の状況が、とても詳細に描かれている。
    今回は、主人公の家族関係も描かれ、宇宙人の人物歴が少しかいまみえる。
    前作と本作を通して、法廷にはドラマがあるのだとつくづく感じさせられた。

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    2026年01月03日
  • テミスの不確かな法廷

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    2026年1月からNHKにてドラマ化されるという予告動画をきっかけに、本書読んでみた。
    裁判官という一番個性があらわれにくいであろう職業において、発達障害を抱える主人公が存在することで、特異な世界観になっていると思った。
    刑事裁判では、一般的に検察側が事件の真相を解明するパターンが多いが、本書では、裁判官が真相究明のきっかけになるという少し変わった展開になっている。
    発達障害を抱える主人公の様子が、非常に詳細に描かれていて、主人公になったかのような感覚になれる作品だった。

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    2026年01月01日
  • テミスの不確かな法廷

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    発達障害の裁判官が挑む、地方創生ミステリ。

    そんな異色な物語ですが、めちゃくちゃヒューマンドラマでした。苦しいこと、楽しいことが半分半分なのだとしたら、この物語の主人公は、苦しいことが溢れすぎてしまうのではないだろうか。

    肩身の狭い人生に、自分から突破口を見つける主人公が、とても愛おしいです。

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    2025年12月07日
  • 転がる検事に苔むさず

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    倉沢さんが多少鼻につくところはあるものの熱血ぶりが頼もしいし、久我や有村もとてもいい。久我の取り調べが最後に読めるのかと思ってたけど、いいところで事件を取り上げられてしまって残念でした。それでも3人とも自分のやりたい道を進んでいけるようで良かった。

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    2025年05月16日
  • 転がる検事に苔むさず

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    とっても面白かった!話の展開もシンプルで分かりやすいし、段落ごとに登場人物の視点が変わって面白い。
    すぐに映像(ドラマ)が想像できるいい作品だった。

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    2024年08月13日
  • 転がる検事に苔むさず

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    すごくわかりやすく、地に足のついた検察小説だった!
    柚月裕子さんの佐方弁護士(ヤメ検)シリーズを想起させた。ぜひシリーズ化してほしいと思った。

    主人公の区検検事、久我も、どこか脱力した雰囲気ながら、被疑者の「割り」に定評があるように熱意があって、思慮深く魅力的な人間。高校生の娘との関係に悩んでいるのも、リアルで面白い。
    一方、後輩の新人検事、倉沢も、空回りするほどの熱意と、新人が故のシャープな正義を持っていて、これからの成長を楽しみに感じさせる。
    地道な捜査を進める巡査、有村との相性もよく、とてもいいコンビ(カップル?)だった。

    警察の捜査では、「思い込み」が大事なのかもしれないとする久我

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    2024年04月25日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    シリーズ第2弾。貸金庫から銀行員が7千万円を盗む話は以前あった実際の事件を彷彿とさせる。飼い犬殺害事件はあまりに身勝手な事件で残酷で悲しい。本当は犬を器物扱いする法律自体も嫌だなぁと感じる。3話目でやっと再審を訴える事件に決着が着くけど、帯にラスト3ページで世界は反転とあるように、本当にひっくり返された様で驚いた。そこに辿り着くまでにはたくさんの悲しい事実もあるけど、正に感涙。すごく良かった。安堂がケチャップ以外の食べ物も受け入れられるようになったことも、みんなの優しい理解も嬉しい。蟻は左足から歩き出す。

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    2026年02月01日
  • テミスの不確かな法廷

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    ネタバレ

    いまドラマをやっていて、けっこうおもしろかったので、原作へ。やっぱりというか、安堂は完全に松山ケンイチさんで動いてますね~ それもまた楽しい。
    安堂の一生懸命さがとてもいい。⼩野崎との関係もおもしろくなりそうだと思っていたら、おやおや、ちょっと早くないですか??(笑)
    最後の一行がとても好きで、何度も繰り返した。
    シリーズ第二弾も読むのが楽しみ。ドラマも楽しみます。 

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    2026年02月01日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    テミスの不確かな法廷シリーズ第2弾です。

    小説もドラマも面白いです。

    本当に生きづらい特性だけど、それを認め素直に生きている安堂さんはすごいと思う。
    すごく頑張ってる!

    この先も続きそうなので、追いかけていきたいシリーズです。

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    2026年02月01日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    続編。

    任官8年目の裁判官・安堂清春は、ASDとADHDの診断を受け、自身も発達障害を自覚し悩みながらも日々裁判を向き合っている。

    今回も7千万円を盗み起訴された女性銀行員や飼い犬殺害事件も普通では見逃してしまうようなかすかな違和感をキャッチし、直接現場に赴きその不自然な隠された何かを見つける。
    その2つの真相を明らかにしながら、殺人の濡れ衣を着せられたと再審請求を訴えている男の事件で、再審裁判で証人として出廷した検察ナンバー3の位置にいる安堂の父との場面は、法廷ミステリを存分に堪能できた。

    現在ドラマ化されNHKで見ているが、松山ケンイチが安堂の特性を見事に演じていて見応えがある。

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    2026年01月30日
  • テミスの不確かな法廷

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    今の時代は多様化で色んな人がいることが少しずつ理解されてきたけど、生きづらさを感じてる人はまだまだとても多いと感じる。裁判官の安堂清春もその中の1人で発達障害と診断されASDとADHDを自覚を自覚しているけど魅力的だし、弁護士の小野崎がなぜか行動を共にするかわかる気がする。六法辞書の下に手を入れたりサンダル脱いで靴下になったりと、衝動を様々な方法で抑える必死さはわかるのだけどなぜかクスッとしてしまう。彼なりの特殊な観点などから事件を別の角度からとらえ解決する面白さ。とても勉強になるし理解を深められる。

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    2026年02月01日
  • テミスの不確かな法廷

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    幼い頃に発達障害と診断され、生きづらさを抱えながらも、主治医のアドバイスを受けて自身の特性と向き合ってきた任官7年目の裁判官・安堂清春がさまざまな事件に挑み、人との関わりの中で成長していく姿が描かれる。

    自閉スペクトラム症のスペクトラムとは、連続体という意味だ。診断された人たちは多種多様な特性、いろいろな濃度を持っている。診断を受けたことがない人たちのグレーゾーンと呼ばれる縁側も広い。

    主人公の安堂はASD(人の気持ちを読み取るのが苦手)でありADHD(衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症)の症状もある。

    文章で読むと非常に難しいし全てを理解することはできないけど、物語の中

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    2026年01月26日
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人

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    話を聴く側の裁判官を
    発達障害当事者に置くことで

    社会とのズレに悩み生きる
    主人公が鮮明に浮かび上がる

    同時に
    まわりの障害への
    理解があることの
    大切さも沁みる作品

    ストーリーもおもしろい

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    2026年01月21日
  • 警察医のコード

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    3編の中編から成る構成。死者との会話により現実の隠された姿を探究するドクター。一見この探偵ごっこは、死者と会話してしまうアメリカ帰りのおかしなドクターが主役。彼のせいで、読み手の感情移入むつかしく、誰もおそらくなかなか好きとなれない。だけれどもこの性向は読み進めるとその理由が語られ納得出来ます。
    リアルな社会をじっくり観察して、その問題点を見据えながら書かれたこの推理小説については作家にリスペクトを感じます。実際警察医は存在するものの数少ない。それは待遇その他問題があるからと思われる。変死にしても欧米と比して解剖率が著しく低い日本。だからか間違う恐れのある自白証拠に頼ってしまうのではな

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    2026年01月20日
  • テミスの不確かな法廷

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    発達障害の主人公の法廷ものですが、なかなかいいね。
    自分もそうだからこういう何かにこだわる偏るに理解出来た上でミステリとしてよく、満足できました

    3117冊
    今年16冊目

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    2026年01月18日
  • テミスの不確かな法廷

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    直島翔さんの作品、初読みです。
    2026年初作家、5人目です!

    今、NHKでドラマをやっていて、面白いと思い原作を読んでみることに。

    ASDでADHDの裁判官のお話し。
    ドラマでは松山ケンイチがいい味出しているんです!

    3話話しが入っていますが、1話目はドラマの第1話の話でした。

    残りの2話はドラマではまだやっていない話でしたが、全体的に良かったです!

    生きづらい特性を持った安堂だけど、学習しながら頑張ってる姿が微笑ましく、可愛い!

    続編も出ているみたいなのでまた、安堂さんに会えるのが楽しみです。

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    2026年01月18日
  • テミスの不確かな法廷

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    ネタバレ

    ドラマ版よりも主人公のASDとADHDが詳細に描写されているのが興味深かった。リーガルミステリーとしては、「恋とはどんなものかしら」のオチで思わず「えっ!」と声が出てしまった。
    2冊目もあるようなので、近いうち読みたい。

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    2026年01月09日