ろびこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どうしてそれでも私たちは、誰かを求めるのだろうーーー
この物語の登場人物は、誰もが「器用に生きられない」人たちだ。彼らの生きることの下手くそさと言ったら、もういい大人の私からしてみると読んでいて歯がゆいぐらいだ。ギザギザの彼らはぶつかり合うことで少しずつ人と寄り添うことの喜びや苦しみを知り、寄り添い合うことのできる形になっていく。自分のことしか愛せなかった彼らは、自分の思いよりも優先したいと思う人を見つけ、傷つきながらも誰かを大切にすることを学んでいく。その姿を見て、応援したくなる人もいれば、自分が大切にできなかった誰かを思い出して胸が苦しくなる人もいるだろう。高校生の頃も、大人になった今も -
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面白くて考えさせられる
冒頭で少女が問う。
「どうして男は戦いが好きなの? なぜ男は戦うの?」
多くの場合において、暴力が人間のルールを決めてきたと思う。
戦争を縮減しようとする試みは、皮肉にも暴力によって断ち切られる。
今年もロシアがウクライナを武力侵略した。応じるほうも暴力だ。
世界は、それを認識する人間によって、存在の仕方が違うと思う。
物理学者にとっては数式だらけの世界かもしれないし、
生まれたときから戦乱の中で生きる子供たちにとっては
安全か危険かの区別しか存在しない世界かもしれない。
あなたを愛する人にとっては、あなたとあなた以外の2種類しか
存在しない世界なのかもしれない。