ひぐちアサのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
台詞の配し方が憎いくらいに絶妙なのがまず凄い。台詞単体の良さというよりは、それが一番効果を発揮する流れやシチュエーションの中に置かれていると言える。それが痛いところをとにかく容赦なく突いてくる。台詞運びがこなれていないところが、これはどういう意味?などわかりづらさもたびたびあったけど、その分訴えかける力は圧倒的にあって良い。
大学サークル内の恋愛を描いた漫画なのだけど、生易しいものではなく何故ここまでと思うくらいどの人物も赤裸々に相手に向かっていき、その関わり方がとても痛々しくて重い。誰もが真剣で、その分拙さもある。だけどその姿に物凄く心をゆさぶられてしまった。それは決して肯定的な意味のみではなく、動揺した部分もたくさんあったから、読み終えて複雑な思いがずっと交錯している。「あたしね ホントゆーと自分のことでせーいっぱいでさ」と芹生との喧嘩のシーンでの台詞があるが、弥恵の自分自身を持て余した不安定さや未熟さ、無意識のうちに自分が傷付かないようにしながら裏目に出ている所など、そこにどこか自分を見ているような気がして、だからこの漫画から逃れられないものを感じて結構キツイなあと苦笑する部分も多々あった。
単行本二巻で完結する物語だけど、二巻終わりの芹生の心情が吐露されていくくだりにはとにかくぐっときたし、澄緒の「やりすごしてよ/それはナシなんだよ」に至る流れで得たカタルシスは物凄い。その後の場面も好きだ。読みながら自分がどんどん静かに沈んでいくのがわかったが、どうしようもなくあたたかい気持も同時に自分の中にあった。短い連載とは思えないほどの情報量を含んだ漫画だと思う。
何度も読み返している作品。私としては星5つ以上です。 -
Posted by ブクログ
いよいよ始まった夏の大会。強豪の桐青の前に、西浦ナインがどう向かっていくのか!?
野球なんてあまり見たことないって人にも、やっぱり相変わらず面白くひきつけるもんがあります。実際、高校生がこれだけ考えながら打席に立ってたら世の中スーパープレイヤーだらけのよーな気もするけどまあ、そんな現実からは目を逸らして。三橋君のクセ球に強豪のスタメンもなかなか打てない!…が、西浦も攻めあぐねる。そんな中、三橋君のテンションは上がりっぱなしで危険!?
今回、更に拍車をかけて阿部君は三橋君に心底入れ込んでいる自分を自覚した模様です。彼の将来が心配です。
あと、田島君に信頼と期待を託された花ちゃんのがんばりっぷりにも注目。そして試合の展開にも目が離せない。
このマンガを読んだら、夏の甲子園大会の中継は、見なくちゃ気がすまなくなります!これ絶対。 -
無料版購入済み
カラー原画とか
連載初回冒頭のカラー部分や表紙用の絵などが出てきています。インタビューではアクリル絵の具で三原色から色を作ったりしていると答えられていました。
ファン向けの本です。