かわぐちかいじのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
堂々完結。――200X年6月。合同演習に参加するため、横須賀からハワイに向け出航する“国防軍”の最新鋭イージス艦「みらい」。埠頭には、帽子を掲げて彼らを見送る一人の車椅子の老人がいた――。9年3ヵ月におよぶ航海は、衝撃の結末を迎える!!
結局「歴史は繰り返す」ということなのか。一人だけ別の時間に切り離されてしまった主人公・角松の悲哀が印象的な締めくくりでした。
もし自分が草加少佐のように、これから起こる未来を知ってしまったとしたら、一体どのような行動に出るだろう。例えば、東海大地震がいつくるか、どれほどの被害になるかを知ってしまったとしたら。きっとただ騒ぐだけでは、ただの変人扱いになってしま -
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中国兵の命を大切にする感動巨編
侵略してきた中国兵の命を尊重するあまり
中国に反撃の隙を与え、日本人が死んでいく漫画。
世界の常識から見れば滑稽であろう。縛りプレイも
度が過ぎると喜劇になるという良い見本。
能天気な戦争ごっこ漫画は確かに御免だが、ここまで
自縛的な展開にするとインチキ臭くなる。
つか自衛隊もここまで聖人(セイント)揃いじゃねえだろ(笑) -
購入済み
問題は結末の付け方
沈黙の艦隊の連載が始まったのとほぼ同じときに、自衛隊の潜水艦と釣り船衝突事件が、発生。内容との関連はないが、なんと『運の良い』人だ、と感心した。しかし、盛り上げるだけ盛り上げておいて、あの結末はないだろう。顧みると直前のヒット作品、アクターも典型的な竜頭蛇尾。『予定調和』の結末を排除したかったのかもしれないが、以降の政治絡み作品は同様の竜頭蛇尾。何か全共闘運動っぽい。イデオロギー云々ではなく、かき回すだけかき回して、結末は知ったこっちゃない、という。途中の盛り上げか異様に上手く、画力もあるので、尚更、結末の残念感が際立つ。
ところで、今作品は、東アジア情勢が、明確にキナ臭くなってからスタート -
購入済み
ストーリーが面白いのだけど
主役の「いぶき」の絵が変。
妙に艦橋が大きかったり、縦横の比率が小さかったり。
キャラクターの顔のバリエーションも例によって(?)あまり多くないのもいただけない。
空母の艦首は、書くのが難しいと思うけど、どうもきれいなラインが出ている絵がないのが気になる。
ついでに言えば、「沈黙の艦隊」も、「ジパング」も、最後のほうはキャラクター同士の論理のデスマッチが主流になって、初期の頃の話とは全然違うようになってしまった。
2度あるコトが3度ないことを願うばかりだ。