かわぐちかいじのレビュー一覧

  • 太陽の黙示録 8

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    偶然があまりにも多く連なりすぎるのと、登場人物がどいつもこいつもすごすぎるのとで、ちょっと興が覚冷めるような気持ちにならないでもない。物語はとても面白いんだけど、一番肝心なところで、ちょっと神がかり的に人の心が動いてしまうのはどうかなと思ってしまう。

    そういう意味での不満はあるのだけど、この先物語がどうなって行くのか、大きな目で見ていると興味は尽きない。どちらかといえば、宗方に惹かれている自分がいるだけにね。

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    2013年07月21日
  • 太陽の黙示録 7

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     なるほど、確かにこうなるだろうなと言う展開。残念ながら、今までのようなめくるめくような話の流れにはならず、淡々と話が進んでいく印象。羽くんがかっこいいね。

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    2013年07月15日
  • 太陽の黙示録 5

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     もう一人の主役になるはずの人物の物語。時間も15年前に戻る。より現実的で、すっきりとしない要素が多くなっている。政治の話は、やっぱりきな臭いね。「沈黙の艦隊」の初期に近いアメリカ観が、なんとなく類型的で気持ちが悪い。
     
     占いの話から、いきなり物語が「サーガ」的な印象を醸し出してきて、それもどうかなと思う。ただ、二人の主役のぶつかり合いはものすごい迫力になりそうな気がして、そこを見るまでは読み続けることになりそう。

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    2013年07月14日
  • 太陽の黙示録 3

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     理想が現実を動かせるか、という問いかけに対して、フィクションではあるけど、それなりに納得できる動きをしているように思える。ネット中継など、このところ世の中の動きを変えているいろいろな要素についても、きちんと取り入れていて説得力がある。

     類は友を呼ぶ、という言葉が、輝きを持って伝わってくる。美しい展開だ。本当に、こんな風に人が動くならいいのだけれど。ちょっと単純化しすぎかもしれない。

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    2013年07月14日
  • 兵馬の旗 6

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    共和主義の理想に向けて動く兵馬。日本の未来が、歴史がどうなっているか知るだけに、どれだけ理想を掲げる姿を見ても虚しく感じてしまう。穴居戦争は戦は理想の押し付け合いだけど、勝勝った方も負けた方も理想は地に堕ちるというのが歴史の必然なのかなぁ

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    2013年07月08日
  • ジパング 深蒼海流(2)

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    常盤御前が絶世の美女で牛若丸の母という話はよく聞くけど、子供のために平清盛に抱かれたとか、牛若丸と清盛の娘の間の淡い恋とか、なんだかこれまで聞いた話ばかりなので、今後の盛り上がりに期待しつつ、知らない話が出てくるのを待つ事にします。今のところ、新解釈とかいうほどでも無い感じなんですよね

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    2013年07月02日
  • ジパング 深蒼海流(1)

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    帯に「日本人とは何か。」というアオリがあります。

    が、そこはあんまり気にしないで読もうと思います。
    かわぐちかいじ版の源平記ということで。

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    2013年06月26日
  • 兵馬の旗 6

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    兵馬が、共和政治という理想のために東奔西走し続けているのですが、結末はわかっているだけに、徒労感が耐えない。

    戊辰戦争終了後の明治という時代を、どんな思いで生きていくんだろうね。

    彼個人の行動は、種を蒔くコトになるだろうけど、芽を出すにはいかないんだよね。
    そこで、徒労感覚える人間は、何も為すことはできないということか。

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    2013年06月18日
  • 僕はビートルズ(9)

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     いよいよクライマックスに近づいてきているなって感じがしてワクワクする。次第に彼らの行っていることの意味が明らかになっていくわけだけど、物語としての設定の苦しさが少しはっきりしてきてしまったようにも感じられる。

     でも、ビートルズ好きにはたまらない盛り上がりで楽しめた。

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    2013年06月08日
  • ジパング(33)

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    良い人から死んでいくというのは悲劇の基本だけど、頼りになる男が死ぬと残された人は成長するしかないよね。

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    2013年05月22日
  • 兵馬の旗 3

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    死を前にして黙すること、その沈黙が力になるというのは、やっぱり綺麗事のような気もします。でも、全てを言葉で語ることなく行動と生き様で示すというのが男らしいという気持ちもわかる気がします。だからといって、誤解を解くには行動の前に言葉ですよね。その言葉を聞く気になるかどうかが敵対者の前ではねぇ

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    2013年04月12日
  • 兵馬の旗 1

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    かわぐちかいじの描く幕末、これを原作に大河ドラマにすれば良いのにとか思うけど、完結までまだまだかかるだろうから無理でしょうね。八重の桜がこのマンガを超えることが出来るのかという謎は、八重の桜を観ていない私にはわからない。兵馬と村田が歴史にどう絡んでいくのか、楽しみに追っかけていきたいと思います

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    2013年04月02日
  • 僕はビートルズ(10)

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    コミックの特徴を逆手に取った快作!読んだ全ての方に、鳴ったのはビートルズのソレだと思う。ソレでこの作品は成立しちゃうと思う!ビートルズのコピーバンドの音でなく…!

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    2013年03月07日
  • 僕はビートルズ(8)

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     今までとは異質な感じのする事件が一段落し、スタジアムライブが大成功し、次の飛翔に向けて動き出すあたりの話。

     スタジアムライブの音響の話は、あっと驚く解決をして、解決したあとでなるほどと思いながらも、ちょっとずるいって感じた。でも、実際にはそういうものなのかもしれない。

     今までにもそういう要素は濃かったのだけど、このあたりから「この状況の中で彼らは何を選ぶか」ということよりも、もっとストレートに「ビートルズの魅力を語り、そのサクセスストーリーを追体験する」といった趣が強くなってきたような気がする。歓迎ではあるが、ちょっと地味になってしまったように思う。

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    2013年02月25日
  • 僕はビートルズ(6)

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     いよいよメンバーがそろい、バンドとしての形が整う。それぞれが自分なりの納得の仕方をしているのはとてもよく伝わってくるのだけど、読んでいると「本当にそれでいいの?」ってちょっと思ってしまった。

     そういう気分と重なるように、彼らの正体がしょっと見えてきてしまうあたり、なかなかよくできている。こうなってくると、マネージャーのマキさんが、どんな思いを抱え込んでいくか、そして最終的にどうなっていくのか、とても気になる。

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    2013年02月23日
  • 僕はビートルズ(5)

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    本物のビートルズの話が、メンバーに大きな衝撃を与え、バンドが決定的な危機を迎える巻。それぞれがそれぞれのかたちでその危機を乗り越えていくあたりが興味深い。

     そんな中で、ビートルズのコピーではない自らのオリジナルを追求しようとするジョン役のレイの動きがおもしろく、また切ない。

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    2013年02月23日
  • 兵馬の旗 5

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    世良のような人物を、抵抗が予想される奥羽の最前線に送らなければならない新政府軍の人材の乏しさ。
    戊辰戦争にいたるまでの月日で、新政府側にしても幕府側にしても、有為の人物失われ続けた結果ということでしょうか。

    「この国を新しく作り出すための戦争」

    そう気づいた兵馬。その新しい国というのは、共和制の国家。戊辰戦争終わった後の、大日本帝国見てどう思うのでしょうかね。
    むしろ、そこからが兵馬の戦いが本番になりそう。

    ただねぇ。戊辰戦争生き抜けないような気がするんだよねぇ。

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    2013年01月21日
  • 僕はビートルズ(1)

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    ネタバレ

    妹が持っていたので、読んでみましたけど、微妙。
    ビートルズ世代じゃないので、余り曲がイメージできないし、当時の様子も懐かしいと感じないし、何より、主人公のショウがどうにも気に入らないです。

    自己中っていうか、自分たちがビートルズの曲を先に発表したら、ポールやジョンが別の曲を書くかもって、うまいことをいいますけど、明らかに盗作。

    主人公に共感できないので、ちょっと拒否感がありますけど、借りたんでがんばって読んでみます。。。

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    2012年11月06日
  • 僕はビートルズ(10)

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    26.10.音楽漫画。後半一気に失速。本物相手にどうしても笑顔でいられなかったのは印象的。ビートルズはそこまですごいのか?音楽は探検。

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    2012年10月28日
  • 僕はビートルズ(10)

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    よくあるタイムスリップものだけど、モチーフがビートルズで絵がかわぐちかいじと聞くと読まずにはいられない。ビートルズを日本人がやるなんてこと自体、熱心なファンにはあり得ないだろう。とは言え、作品はしっかりとビートルズに対する畏敬の念は忘れてはいない。最後はビートルズはやっぱりビートルズにしかできない、ということで落着。

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    2012年08月28日