あらすじ
史上初の「核」が、南太平洋、ヨーロッパ、そして満州へ……運命の連鎖を引き起こす!! 連合艦隊の戦線縮小作戦に加わり、トラック泊地からパラオへ向かう「みらい」。一方草加(くさか)は、ヨーロッパで濃縮ウランの入手を画策していた……。未来を知る男たちが、“歴史”の最前線へと走り出す――! 講談社漫画賞受賞。かわぐちかいじが圧倒的なイマジネーションで描き出す、歴史横断超大作!
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歴史への関与
このジパングという作品は、現代の日本の巡洋艦「みらい」が、60年前のミッドウェー海戦沖にタイムスリップするという場面で始まります。そしてこの太平洋戦争においてあってはならない現代の日本の最先端技術の結晶をこの時代においてどのように使い、またどのように使わないか各登場人物の葛藤のもと展開して行きます。もし戦後日本を変えられるチャンスが目の前に転がっている時、あなたならどうしますか?そんな、答えがないような問いに果敢に挑んでいった、最高な作品となっております。ぜひ一読してみてください。
Posted by ブクログ
核をアメリカに使う。
それは、あの戦争を長引かせる結果になるだけだと思うのだが。
そして、だれも、どこにも、その重さに耐えられる人間がいるとは思わん。
草加も、「戦争の早期解決のために核は正義であった」とか言うのだろうか?
核の話が出てきたときは、「沈黙の艦隊」と同じことをしようとしているのかとも思ったのだが、核の恐怖を知らない世界では、使われない限りその力は抑止力にならない?
そういえば、アメリカが一方的に虐殺しているあの戦争、大量破壊兵器とやらは、出てきたのでしょうか?