エリザベス・キューブラー・ロスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読むべき1冊だと思う。
末期患者と病院という場の相性の悪さを感じた。
この本の中では、看護婦や医師の態度の悪さが度々書かれている。末期患者側からしたら、怒りを感じるだろうが仕方ないのかもしれないと思いながら読んだ。
治療して良くなることを目指す場であるから。だからホスピスという場が生まれたのかもしれない。
末期患者の孤独、不安を汲み取り死をタブー視せずスタッフたちと向き合える病院があって欲しい。
死は死に至る過程が終わる瞬間に過ぎない。患者にとって死そのものは問題ではなく、死ぬことを恐れるのは、それに伴う絶望感や無力感、孤独感のためである。 -
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Posted by ブクログ
年末に重たいテーマに臨んだ。誰もがやがて訪れる死。死に至る心の5段階のプロセスは言葉として学んでいたが、この本を読むまでは、200人以上の臨死患者のインタビューが基になっていることや、精神科医である著者がインタビューを行う際に、周りの医師から異端とも捉えられる困難な状況であったことは知らなかった。人が死を迎えるにあたり、決してこの5段階の順序は踏まなかったり、受容まで行き着かない場合もあるだろうとは思っていたが、著者はその点をかなり深堀して、患者に向き合い、死を恐れるのは患者だけでなく医療者側もそうなんだ、その恐れを患者に向かわせてはいけないといった警告も発せられている点はもっともだと思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレ石原慎太郎さんの死という最後の未来という本に、キューブラーロスの本が出てきたので、読んでみました。
恋人ができたら、幸せになれると思っているが、恋人が居なくても今自分が持ってる物だけで幸せを感じる人になる。恋人が手に入ったところで幸せにはなれない。
他人がどうこうでは無く、自分の中での問題を処理する。
手放す。
自然にあがなわない、物事に執着しない。宇宙に身を手放す、任せる。放棄するのでは無い。自分で選択してする。
怒り憎しみは相手を許せないのでは無く、自分で自分の幸せ時間を奪ってると考える。
足るを知る。
断捨離の本より、片付けが進む本でした。
人生で1番重要なものは愛。
選択は、愛 -
Posted by ブクログ
2025/09/26
p.170
あるていど自責の念をもつことは必要である。それがなければ、社会は秩序を失ってしまうだろう。ただ、罪悪感には「そこまで」という赤信号がないことが問題なだ。わたしたちは、走っている車は自分の車だけだとおもいこんで、罪悪感という道をどんどん突っ走ってしまうのだ。
2025/03/17
第一章 「ほんものの自己」のレッスン での、冒頭のエピソードの凄まじさに驚きました。
その後の一節にビビッときました。
「わたしたちはみなこころの憶測に、自分がそうなるはずだった何者かが住んでいることを知っている。そして、自分がそのような人間になるだろうということを、感じとることが -
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Posted by ブクログ
ネタバレ■自分を「明け渡す」って?■
医師であり、死に関する研究の第一人者であるロスさんの長年の臨床と研究、そして人生の集大成とも言えるのではないか。叡智と慈愛に溢れた内容だ。
他者を変えることはできない、自分を変えるしかない。人を裁いてはならない。コントロールできないことをコントロールしようとしてはならない…そういった理屈は頭ではわかっているつもりだ。
しかし実践となるとどうだろう?僕の感情は賢明な反応を示してくれるだろうか、思考を理屈どおりに動かせるだろうか…そんなに簡単に実践に移せるなら聖人だ。この世の人生は必要じゃないかもしれない。
著者は次のように述べる。人生において降りかかる苦悩や -
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Posted by ブクログ
講演者の真価は、「質疑応答」での応答にあると私は思う。
その意味では、本書は「死」という一番、共感が難しい人生の局面で寄り添うことの大切さを、質問を通して説いた希有な書である。
自分も多くの講演を依頼されるが、毎回、新鮮な質問が寄せられることに、自分の問題意識を深めさせてもらっている。新たに産み出された応答が、また、次の講演に活かされていくのである。
清掃係の女性のエピソードは、移動中の読書であったにもかかわらず、涙が止まらなくなってしまい、しばしページをめくる手を休めた。世の中には、深い悲しみを背負いながら、また、だからこそ、人に深い優しさを捧げることが出来る人がいる。
自分も -