エリザベス・キューブラー・ロスのレビュー一覧

  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    「はしがき」を少し読んで心をつかまれてしまい、1死の恐怖について、2死とその過程に対するさまざまな姿勢、で、この本は絶対、今私が読んで勉強しないといけない本だ!と確信させられて、3章からはもう、夢中になって読んだ。
    そりゃ、『否認→怒り→取り引き→抑鬱→受容』なんてこと、教科書で読んで知ってましたよ、順番を答えさせる国試の過去問もいっぱい解きましたよ。
    でも、そういう上部だけの知識を覚えて、知ったつもりになってただけでした、私は。
    実際のインタビューを読むと、患者さんの心の揺れも、聞く側のしんどさも、読んでるこちらまで一緒に揺れてしまいそうなくらい伝わってくる。実際に聞いたら、感じるものは、その比じゃないじゃないんだろうな。
    そりゃ、聞く側も避けたくなるだろう。でも、だからこそ、そこを言語化してチームで共有できることが、支援者にとっても患者さんにとっても有益なんだろう。
    さて私は、無視したり否認したりせず、受容できるのだろうか。

    P84
    『患者と接する際には私たち自身の反応をも十分考慮する必要があるということだ。私たちの反応はつねに患者の言動に反映し、その反応ひとつで患者の病状の善し悪しに大きな影響を与える。自分自身を正直に見つめることは成長・成熟を大いに助ける。そしてその目的を達成するには、重病患者、年老いた患者、死の迫っている患者に接する仕事に勝るものはない』

    夢中になって、急いで最後まで読んでしまった。また、何度でも、ゆっくりじっくり読み直したい本。

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    2026年07月27日
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    60年近く前に書かれた本の30年ほど前の新訳版だが昔の話という気がしない。ガンの治療はかなり進化し、情報量は格段に増え家族や周囲の在り方も大きく変わっているはずだが、ひとが死に瀕するということはそう変わるものではないのかもしれない。訳者あとがきによるとこの新訳版では末期患者へのインタビューを省略せずに収録したとのこと。自分もその場でオブザーブしているような感覚で読み進められる。

    医療スタッフの拒絶や敵意にもめげず、根気よくアプローチを続け、死にゆく末期患者に寄り添うことの意義という従来になかった価値感を創出する偉業を果たした著者が、その後、死後の世界にのめり込んでいったというのが意外な気がした。人間はやはり複雑である。

    P15 私たちの無意識にとっては、死ぬのは殺されるときだけであり、自然現象や老齢のために死ぬなんて考えられないのだ。そのために、死は、それ自体が報いや罰を招くような悪い行い、怖ろしい出来事を連想させるのである。

    P[19 人間は基本的には少しも変わっていないんだということをを強調したかったからである。死は今なお怖く恐ろしい出来事である。そして死の恐怖は、もう克服したと思っていても、程度の差はあれ、いまだに万国共通の恐怖なのである。変化したのは、死・死の過程・死に瀕している患者に対処する私たちの姿勢のほうである。

    P21 そもそも点滴が用いられるのは、大勢の人の手を煩わさず、個別の世話をしなくても身体に必要なものを与えることができるという単純な理由からに過ぎない

    P24 (病院の環境は)健康な時だったらとても我慢できないようなものだ。騒音、照明、ポンプ、人声、そのどれもが耐え難く、到底言葉では言い表せない。わたしたちは、シーツと毛布の下にいる患者のことをもっと考え、善意めかした能率主義と大騒ぎはやめ、患者の手を握り優しく微笑みかけ、質問に耳を貸したほうがいいのではないか。

    P119 一人でいたいこともありますから。孤独が怖いのではないのです。健康であれば人を必要とすることもありません。怖いのは拷問のような痛みなのです。【中略】(ある種の人間的尊厳を失わないためには)一人ではそれが不可能な時もあります。

    P129 あるがままの自分を受け入れてもらってもいいと思うんです。みんなにうるさく要求することになろうと、誰かが何かしてくれるのを待つことになろうと。どちらでも構いません。みんなは私に腹を立てていますが、自分で勝手に腹を立てているのです。私が怒らせたわけではありません。

    P132 人に頼むのは精神的に負担かもしれませんが、頼むことは乞うこととは違います。おわかりになりますよね、もっと勇気がいる。

    P195 家族やスタッフは(受容に到達しようとしない)患者を強いと思い込み、最後まで生きるために戦えと励まし、自らの最期を受け入れるのは臆病者のあきらめ、家族に対する裏切り、ひいては家族の拒絶だとほのめかすかもしれない。それでは、患者自身にわずかでも戦う意思があり、しかも医師たちの助力があれば延命の可能性があると思われる場合、どうすれば患者の諦めが「早すぎる」と判断できるのだろうか。医師たちが延命を望むのに対し、患者が安らかに死を迎えたいと望んでいる場合、諦めと需要の段階を見分けるにはどうしたらいいのだろうか。

    P240 患者には死について語りたいと思う日がある。【中略】同じ患者が翌日には、人生の楽しい側面についてだけ語りたいと思うかもしれないという事実を、私たちはつい軽視しがちである。しかしそういう患者の気持ちは尊重しなければならない。

    P293 家族の怒りが、直接私たちや個人や神に向けられても、広い心で受け入れてやれば、彼らは罪悪感を持たずに紙の需要へ大きな一歩を踏み出せる。彼らが社会的には許されないような考えを口にするのを責めれば、彼らの悲しみや羞恥心や、しばしば肉体的・精神的不調をもたらすこともある罪悪感を長引かせてしまうことになる。

    P334 (死とは)すばらしいものだと思います。家に帰るみたいなもの。神様の近くにあるもう一つの家にね。【中略】なんとなく思うのは、みんなに再会できる場所っていうか、とても居心地がよくて、誰か他の…なんていうか特別な人がいるところなんじゃないかしら。【中略】欲求もなくて、ただそこにいればいい。二度と一人ぼっちにならないし。【中略】(食べる必要も)ないと思います。力は自分の中に備わっているのだから。この世のものは何も必要ない。

    P403 (シセリー・ソーンダンス医師は)末期患者の大半は死期の近いことを自覚しており、それは告知されていたかどうかには関係ない、と断言する。だから患者と死について語り合っても、決して嫌な思いをすることはないという。

    P413 看護婦は私たちにとって生徒でもあり教師でもあり、セミナーのために大きく貢献してくれた。

    P425 関心のある人たちが自分を注目していることにはっと気づくのだ。この注目こそが、末期患者を力づけるのである。

    P448 「言葉を超える沈黙」の中で臨死患者を看取るだけの強さと愛情を持ったひとは、死の瞬間とは恐ろしいものでも苦痛に満ちたものでもなく、身体機能の穏やかな停止であることがわかるだろう。人間の穏やかな死は、流れ星を思わせる。

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    2026年07月08日
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    読むべき1冊だと思う。
    末期患者と病院という場の相性の悪さを感じた。
    この本の中では、看護婦や医師の態度の悪さが度々書かれている。末期患者側からしたら、怒りを感じるだろうが仕方ないのかもしれないと思いながら読んだ。
    治療して良くなることを目指す場であるから。だからホスピスという場が生まれたのかもしれない。
    末期患者の孤独、不安を汲み取り死をタブー視せずスタッフたちと向き合える病院があって欲しい。

    死は死に至る過程が終わる瞬間に過ぎない。患者にとって死そのものは問題ではなく、死ぬことを恐れるのは、それに伴う絶望感や無力感、孤独感のためである。

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    2026年03月05日
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    死を告知されてからの反応について、5段階に分けてインタビュー形式で解説されていた。自分もおそらく数十年後に死の際に、命の終わりを受容できるだろうか、等と考えさせられた。

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    2026年02月08日
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    年末に重たいテーマに臨んだ。誰もがやがて訪れる死。死に至る心の5段階のプロセスは言葉として学んでいたが、この本を読むまでは、200人以上の臨死患者のインタビューが基になっていることや、精神科医である著者がインタビューを行う際に、周りの医師から異端とも捉えられる困難な状況であったことは知らなかった。人が死を迎えるにあたり、決してこの5段階の順序は踏まなかったり、受容まで行き着かない場合もあるだろうとは思っていたが、著者はその点をかなり深堀して、患者に向き合い、死を恐れるのは患者だけでなく医療者側もそうなんだ、その恐れを患者に向かわせてはいけないといった警告も発せられている点はもっともだと思った。多くの臨死患者と向き合い、苦悩や痛みをしっかり受け止めるには、多くの患者と接する経験が必要なんだと改めて感じた。もう少し自分が死に対して距離が狭まってきたと感じた時に再読してみたい。

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    2025年12月30日
  • ライフ・レッスン

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    どのレッスンが刺さるかはあなた次第。
    人生に関わるテーマを◯◯のレッスンという形で、事例と共に紹介をしてくれる本。

    私は愛のレッスンがやたらと刺さり何度も読み返してしまった。
    愛を与えることができていないという自覚のためか、はたまた愛を欲しているのか、愛に気づいていないためか分からないがとにかく何度も立ち戻った。

    あなたにもきっと必要なレッスンが隠されているはず。
    人生を豊かに生きるためにご一読してみてはいかがだろうか?

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    2025年10月20日
  • ライフ・レッスン

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    2025/09/26
    p.170
     あるていど自責の念をもつことは必要である。それがなければ、社会は秩序を失ってしまうだろう。ただ、罪悪感には「そこまで」という赤信号がないことが問題なだ。わたしたちは、走っている車は自分の車だけだとおもいこんで、罪悪感という道をどんどん突っ走ってしまうのだ。

    2025/03/17
    第一章 「ほんものの自己」のレッスン での、冒頭のエピソードの凄まじさに驚きました。
    その後の一節にビビッときました。
    「わたしたちはみなこころの憶測に、自分がそうなるはずだった何者かが住んでいることを知っている。そして、自分がそのような人間になるだろうということを、感じとることができる。逆のいいかたをしてもいい。なにかがおかしくなっているとき、そうなるはずだった自分とはちがう自分になっていることを、わたしたちは知っているのだ。」
    そう、「人間は恐れや罪悪感と格闘している。意味を、愛を、力をもとめている。<中略>どうすれば真の幸福が手に入るかを模索している。」
    暗中捜索始末人ですね。

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    2025年03月17日
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    「死ぬ」ということを語ることによって、どこかで苦しみが理解される実感、孤独が和らぐ瞬間があるのだろうか。それは、「死ぬ」ことをタブーとしてきた私達にとって、驚くべきことだろう。もちろん人によって感じ方は様々だろうが、タブーを超えること、またはタブーを受容することによって、生身の私が浮き上がり、機械的ではない対話へ繋がっていくのかもしれない。「言葉をこえる沈黙」は、言葉を交わした後にしかこないのかもしれない。しかし、死の過程の諸段階は、どのような形であれ必ず私に訪れるものだ。それを忘れてはいけない。

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    2024年06月26日
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について

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    がん宣告されないことも多かった、宣告することが残酷とされていた時代の中、患者はそれでもある程度死期を悟っていたよう。直接的に触れてはいけないものとして扱われており、死に対する医師の考えも今とは全然違うみたいだ。死を目前にした人々にインタビューを行い、死に向かう過程を提唱したキューブラー・ロスのインタビュー記録や、考察を読める。内容の濃い一冊。

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    2024年06月04日
  • ライフ・レッスン

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    『あなたに明日は来ません。今日目を瞑って寝たら、もう生きていません。


    あなたは何を後悔しますか?



    誰かい言った一言がずっと心残りだったり、いつかやろうと思っていた事が一つぐらいあると思います。
    それがあなたの後悔です。


    大丈夫、あなたはまだ生きてる。
    人生最後のその時に、楽しかった思い出を考えて迎えられるように、今行動しましょう。』


    そう教えてくれた本でした。

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    2024年02月16日
  • ライフ・レッスン

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    勧められなかったら絶対に読まなかったであろうジャンル。どの章も深すぎる。
    今の私にすごく突き刺さる章があり泣けてくる。
    考えを改めさせられたなぁ。

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    2023年06月18日
  • ライフ・レッスン

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    ネタバレ

    ■自分を「明け渡す」って?■

    医師であり、死に関する研究の第一人者であるロスさんの長年の臨床と研究、そして人生の集大成とも言えるのではないか。叡智と慈愛に溢れた内容だ。

    他者を変えることはできない、自分を変えるしかない。人を裁いてはならない。コントロールできないことをコントロールしようとしてはならない…そういった理屈は頭ではわかっているつもりだ。

    しかし実践となるとどうだろう?僕の感情は賢明な反応を示してくれるだろうか、思考を理屈どおりに動かせるだろうか…そんなに簡単に実践に移せるなら聖人だ。この世の人生は必要じゃないかもしれない。

    著者は次のように述べる。人生において降りかかる苦悩や困難は僕たちに与えられた課題、レッスンであり、そこから何かを学ばなければならないと。
    そう考えると、すべての不幸や苦悩、理不尽な状況が冷酷なだけのものではなく、あたたかい色彩を帯びてくる気がする。(あくまで客観的に見ることができる場合だが…)

    “どんな時でも、人は自分を明け渡すことによって、限りない平和を見出すことができる”(第12章より)

    「自分を明け渡す」というのは、決して人生を投げ出すというスタンスではなく、何でもコントロールしたいという執着を手放す、流れに身を委ねるといった意味だろう。

    変えることのできない状況を変えようとすることは、嵐の海で荒波に逆らって小舟の舵取りをし、無駄に自分を消耗させているようなものだ。いずれにしろ漂流、転覆、座礁は避けられそうにない。なら無駄な抵抗はやめ、あるがままの現実を受け入れ、できることなら穏やかな心で流されるに任せる方が賢明ではないか。それが自分を明け渡すという態度ではないだろうか。

    僕はある人との関係に苦しみ続けている。
    つまり、今明け渡しのレッスンを受けているのだ。

    否定でも拒絶でもなく、闘争でも逃亡でもなく、受容(=明け渡し)

    長年かけて形成された川の流路のように、感情の反応や思考の癖は簡単に修正できるものではない。しかし、これがレッスンであるなら、いつまでもサボってるわけにもいかない。

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    2021年05月04日
  • 永遠の別れ―悲しみを癒す智恵の書

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    愛する人を無くしてあまりにも大きい喪失感に打ちのめされている人に、「暗い海に希望となぐさめの光を投じる灯台のあかりになる」(読者へのおぼえがきより引用)本です。

    喪失で悲嘆の中にいるたくさんの方々に読んでいただきたいと思います。
    翻訳を担当された上野圭一さんもよかった。
    彼が選んだことばによって心が救われた部分がたくさんあったと思います。

    この本を送り出してくださった関係者の方々に感謝します。

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    2019年09月22日
  • ライフ・レッスン

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    何年か前に読んだときにも興味深かったが、わたしは頭で理解して、自分の知識をほんの少し増やしただけだった。

    それから、自分の人生でも大きな波をかぶり、藁にもすがる思いで再び手にとった。言葉の一つ一つが、わたしの傷ついたこころに染み込んでいった。

    それは、わたしを慰めるだけでなく、きびしく問うものでもあった。「お前は、人生で何を後回しにしてきたのか?」

    ようやく自分のこと、として読めるようになった。

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    2018年01月11日
  • ライフ・レッスン

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    学生のとき,『死ぬ瞬間』を読んで何か感じるものがあったことだけは覚えている.これはその著者の晩年による,人生とは何ものかを綴った集大成ともよべるものだろう.人生とは学ぶためにある.愛をだ.と簡単に書けるがその真理は奥深い.しかし単純であるらしい.エリザベス女史は,老いて脳卒中を患い,車椅子の生活をしいられた.その体験を踏んで後に編まれた本書では,彼女の学びにおいて未熟な姿を自ら告白する態度に,だれもが同じ人間なのだなあと感じさせるものがある.語られる珠玉の言葉はエネルギーにあふれ,生きて死ぬことに力強いエールを贈ってくれる.

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    2014年06月20日
  • ライフ・レッスン

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    「死ぬ瞬間」など「死」についての研究で知られるキューブラー・ロス博士の「生」についての本。
    死を間近で見てきたからこそ、ここまで深く生きることを考えられるのでしょう。
    今まで何度も読んできてその度に発見がある本です。

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    2013年07月31日
  • ライフ・レッスン

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    幾多の死に向き合い、自身も幾度となく死の淵を覗いた終末期医療の先駆者が、人生の最後で遂に捉えた「生と死」の真の姿を通して学ぶ15のレッスン。死を知ることは生を知ること。ただ生存することと生きることとの違いを気づかせてくれる。リアルな生とは?死を宣告された人にこそわかる生の真の意味とは?自分を超えた何か大きな力の存在が確かにあることを想像したら何やら温かい癒しを感じる思いがする。日常という人工的な幻想にずぶずぶに浸かって忘れかけている大切なことに気づかせてくれる一冊。非常に良書。

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    2012年10月20日
  • 死後の真実

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    精神科医。末期患者を精神的に支える仕事をしている第一人者。
    長年臨死体験などの研究をされていて数千人もの人の死ぬ瞬間に立ち会い本書のなかで「死後のいのちは永遠である」と記しています。
    本の帯には”死ぬことをもう恐れることはない 愛とやすらぎを与える本”
    と書かれています。人生を考えさせられる興味深い一冊です。

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    2012年05月11日
  • 「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答

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    ネタバレ

     タイトルの通りの内容なのだが、著者の回答を読んでいると、死を目前にした患者に向き合うことは、自分の生に誠実であることなのか、と感じた。そしてそれは、相手が生きていることを尊重することでもあり、自分も同じように尊重されることである。
     「向き合う」という言葉の意味を考えるきっかっけになった。

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    2011年11月03日
  • 「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答

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    講演者の真価は、「質疑応答」での応答にあると私は思う。
    その意味では、本書は「死」という一番、共感が難しい人生の局面で寄り添うことの大切さを、質問を通して説いた希有な書である。

    自分も多くの講演を依頼されるが、毎回、新鮮な質問が寄せられることに、自分の問題意識を深めさせてもらっている。新たに産み出された応答が、また、次の講演に活かされていくのである。

    清掃係の女性のエピソードは、移動中の読書であったにもかかわらず、涙が止まらなくなってしまい、しばしページをめくる手を休めた。世の中には、深い悲しみを背負いながら、また、だからこそ、人に深い優しさを捧げることが出来る人がいる。

    自分も、誰かの最悪の危機に際して、静かな力になれる、心のこもった「人間」でありたいと思った。

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    2011年06月28日