キムチョヨプのレビュー一覧

  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    SFの中では読みやすく、フェミニズムな要素もあり、韓国文学って感じだった。けどやっぱりSFは得意じゃないなぁ。完全なる好みの問題。

    巡礼者たちはなぜ帰らない
    成年の儀式にまつわる謎について。
    話は分かったけど、別にわざわざ周りに迷惑かけて一人で先に旅立つ必要なくない…?みんなと一緒に行ったらダメなの…?と思ってしまった。情緒のなさ。

    スペクトラム
    言葉の通じない見えている世界も違う地球外知的生命体との交流の話。生命体に情が芽生えていく過程がすてきだった。

    共生仮説
    ニューロンパターンの解析により被験者が考えていることを解析する研究が進んでいる世界。大人やペットなどでは解析の精度が上がって

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    2026年03月09日
  • 惑星語書店

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    2026 03/06
    掌編小説。初めての韓国文学。『沼地の少年』『汚染区域』『最果ての向こうに』が好み。地球外植物に汚染されていく地球。人類なんて儚くて頼りない存在だな、としみじみ思う。植物の逞しさにはとうてい敵わない。なすすべもなく滅んでしまうのだろうか。
    『みんなのココ』は一見無害そうに見える地球外植物ココに人類が魅了される。全人類が愛してやまない伴侶種ココ。静かな侵略って感じで恐い。

    物悲しさと切なさに彩られた世界観に入り込みました。ノスタルジックな気持ちが湧き上がってくる話もあり、軽やかな文章とSFがとても相性が良いと思いました。
    この著者の他の作品も読んでみたくなりました。

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    2026年03月06日
  • 惑星語書店

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    地球外生物に侵されつつある地球が舞台。切なさもありながら、ふんわりと優しいSFショートショート。
    1話ずつが短いから最初のあたりはあまり入り込めなかったけど、終盤には世界観に没入できた。

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    2026年03月04日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    宇宙の話もあれば、今の人間の生活の延長線上の話もある読みやすいSF短編集だった。

    テクノロジーが進歩しても幸せへの距離は縮まらず、相変わらず人間は同じような悩みや葛藤を抱えてる。
    この物語はフィクションだけど、きっと現実もこうなるんだろうな。
    著者のデビューのきっかけになった『館内紛失』という一編が、未来を生きる母娘の確執の物語で、SFなんだけど情緒的で、でも結末は感傷的になり過ぎず締め括られていて美しかった。

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    2026年02月20日
  • 本と偶然

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    チョヨプさんのSFが好きなので、いつもどんなふうに物語を書いているのか、どういう過程で書くことになったのか、などを知れて面白かった。
    ただ難しい言葉が続いたりして読むのが大変な部分もあった。

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    2026年02月10日
  • この世界からは出ていくけれど

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    続いて韓国SFを。カバーがかわいい。どれも読みやすく、心の機微が繊細に描かれていたのが良かった!色んなテイストのSFがあるんですね。

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    2026年02月04日
  • 本と偶然

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    彼女が、どうして小説家になったのか。そしてどのように小説を書きつづけているか。色んな本との出会いにより自分自身に気づき、書くことを選ぶ姿が眩しい。SFというジャンルの中でも新鮮な手触りの彼女の作品の所以が垣間見えた。

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    2026年01月14日
  • 派遣者たち

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    なんだろな、面白いとはそんな思わなかったんだけど後半になるにつれて現在の世界を一緒に想像して考えちゃうあたりが著者らしい作品だったなあと。もうちょい狂気、いや違うな、歪な愛情かな、それを早く感じとってられたらもっとあの辺楽しめただろうなあっていう。まあこれは睡魔と何度も闘いながら私が読んでしまったせいなんだが。

    私だったら理解してる風を上辺だけ装ったり言い聞かせて本心は好きにすればって冷めた目で送り出すかもしれないなって思っちゃった・・自分には出来ない選択をした人たちを羨んで嫉妬して・・

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    2026年01月06日
  • 惑星語書店

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    色んなテイストのお話がたくさんで楽しかった!!

    後味・・ってなるのとかクレーム処理どうなったんって気になるのとか二度三度読み直しても何が言いたいのかよくわからないのもあったけど٩( 'ω' )و
    表題作、メロンとバイオリン、シモンを〜が好きかな。シモンの仮面はニアレプの仮面の街を思い浮かべながら読んじゃったw

    『派遣者たち』の元になった話も興味深かったのでもっかいこれと『地球の果ての温室で』を読みたい気にもなったねえ。

    はーーーしかしこの後ろ髪引かれる読後感、やっぱり佳い( *´艸`)

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    2026年01月06日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    何が言いたいのかよくわからない、的な作品もありつつ、全体的には技術と心の摩擦にクローズアップされていて、そこは面白かった。特に『共生仮説』の未知の生命体が赤ん坊に入り込むことによって人間の赤ん坊は他者性を獲得する、みたいなのはSFらしい斬新さがあって面白かった

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    2026年01月03日
  • この世界からは出ていくけれど

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    ネタバレ

    視覚の認知体系に異常をもつ人がなぜダンスに興味を示したのか?を描いた「マリのダンス」、空気中の「粒子」から意味を見出す人種と、それらを香りとしてしか認識できない人種の断絶と交流を描いた「ブレスシャドー」、短い寿命しか保てない星に生きる人たちの宗教観を描いた「古の協約」が特に印象的だった。キム・チョヨプの「障害」と「認知」「断絶」というものへの視線を強く感じる短編集。

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    2025年12月30日
  • 惑星語書店

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    本格SFとは一線を画し、未来や異世界の中でも日常的な時間が流れている点が特徴。
    惑星間戦争、政治、遺伝子操作、AI社会など、いわゆるザ・ SF的な設定は存在しない。
    その代わり、人とロボットの関わりや希少な出会いなど、心が温まる交流が描かれる。

    まるで14の世界を巡る短期滞在型の未来旅行のようだと感じる。
    全体を通せば、時空を飛び越えた永遠の旅をしているようで、どれもが新しい発見に満ちていた。

    また、言葉を削ぎ落とし洗練された美しい表現を用いて、読み手の想像力を膨らませる魅力もある。
    SF初心者におすすめの一冊。

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    2025年12月27日
  • 惑星語書店

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    タイトルに惹かれて手に取ったSFショートショート14篇
    限られた紙幅で世界観をしっかり掴ませつつも、決して語りすぎない絶妙な文量と端正な筆致が良い

    総じて、他者との繋がり方、関わり方についてのお話が多い気がした
    たとえ深宇宙にまで進出したとしても、誰かと触れ合いたい、誰かと語りたい、誰かを分かりたいという人間の願いは、ちっぽけな地球に押し込められていた頃からまるで変わっちゃいない
    ラストの『最果ての向こうに』を読みながら、そんなことを考えていた

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    2025年09月25日
  • 惑星語書店

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    SF掌編集の14作品。短いからこそ突飛なSF設定の中でメッセージが煌めくような強烈な光を感じる。
    痛みを与えないことが愛なのか、はたまた痛みに耐えることが愛なのか。
    特に前半の8作は触れあうことへの過信への警鐘でもあるように感じられた。

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    2025年08月31日
  • 派遣者たち

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    地上が正体不明の菌類 "氾濫体" に汚染され、地下都市のラブバワに住む少女テリンが、地上世界に憧れ、氾濫体の調査・研究を行う "派遣者" を目指そうとする話

    しかし、自身の脳内に氾濫体となる、自分とは異なる意識をもっていることに気づく

    脳内にいる氾濫体を呼びやすいよう "ソール" と名付け、コントロールしようとするができず、消すと脅したり、なだめたり、ほっといたりするがやがてソール自身が意思を持って主人公をコントロールしだす

    地上を再び人類のものとする目的のもと派遣者となるが、
    氾濫体と人間のあいだにたち
    葛藤に苦しみながら、心

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    2025年08月16日
  • 惑星語書店

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    初めての韓国小説。SF小説という枠で考えれば、そんなに奇をてらった話ではないのかな、と思う。あと10年とか20年もすれば、日常になりうる未来の形もありそうだし、宇宙開発の話は、規模を地球サイズに置き換えても、通用しそう。
    カタカナが、韓国の地名とか、そういう固有名詞なのか、それとも私の知らない一般名詞なのか、分からず、ちょっと読み下すのに、力が要ったな。

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    2025年07月13日
  • 惑星語書店

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    安定のキム・チョヨプ節が短編より簡潔な掌編で楽しめる。全体でも150頁ほどで2時間くらいで読み切ってしまった。若干物足りないというか、もう少し読みたい感もあるけど、終盤の何作かは世界線として繋がっていて、続きものとしても楽しめる。

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    2025年06月29日
  • 惑星語書店

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    大好きなキム・チョヨプさんの短編集。
    今作は14作収録されており、『サボテンを抱く』『惑星語書店』『シモンをあとにしながら』『外から来た居住者たち』が特にチョヨプさんらしさを感じる作品でした。
    『派遣者たち』の原型となった短編も収録されているため、『派遣者たち』が好きな私にとってはたまらなかった。
    カシワイさんの装画も、チョヨプさんの世界観にピッタリです。

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    2025年06月07日
  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて

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    以下、障害への違った視点を教わった。
    ・障害を治療矯正できなかったものとネガティブにとらえるのではない。
    ・健常者に近づかせるためのリハではなく、補聴器より表字サービスとか、自分で生きやすい方法を選べるといいんじゃない?
    ・でも高価な車椅子とか使ってたら、白い目で見られる。非障害者の価値観のなかで生きるジレンマ。
    ・非障害がつくるもの、思い描くユニバーサルデザインなどゴールを決められて、ユーザー側にいるだけでなく、自分で決めたい。
    ・障害をオープンにする方が生きやすいと思ってたけど、それが関係性や仕事上の支障になる可能性もある
    ・障害者は技術を使って、健常者に近づく努力をし、喜ぶ人でないとなら

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    2025年04月06日
  • 地球の果ての温室で

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    著者の短編集である「この世界からは出ていくけれど」、「わたしたちが光の速さで進めないなら」がとても面白くて、長編も読んでみたいと思い手に取った。

    私はキムチョヨプさんの描く文章や世界観、人の心の温かさや愛情深さがとても好きなので、この本も総じて好きだし、好きな作家さんだと思った。

    物語は3人の視点で描かれており、3つの物語が繋がって一つのストーリーになっている。それぞれ短編を読んでいるようでもあり、とても読みやすく一気に読める。

    ナオミとアマラ、ジスとレイチェルのお話は、特に面白くて引き込まれた。著者は温かくて切なくてどこか悲しい人の感情を書くのが上手だと思う。

    あと、著者あとがきの中

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    2024年11月26日